晴耕雨読で住まいを造ろう

都会を離れ農的暮らしをしながら、日々住まいについて考え、家造りを家族と共にDIYで実現させた日記・・その後

遅ればせの新年会

2006年01月29日 | 雑記
 私は30代後半で自営の道を選択したが、それ以降当時の親しい仲間内で毎年一回年頭に新年会を開くことにしていて、それが昨日28日に大阪梅田であり、午後から淡路島を久しぶりに出ることになった。

年齢層はほぼ同じ、職業も何らかの形で建築に関わる仲間との飲み会だ。いわゆる気のおけない仲間との会合も数えてみると22回目になった。大勢ではなく6~7人(今年は6人)の集まりなので適当な大きさのテーブル一つを囲むことになり、話題が輻輳(ふくそう)することもない。大いに語り大いに飲み大いに食う楽しいひと時である。私は珍しくしゃべり過ぎたので今日は声が枯れている。声帯も鍛えなくてはいけないようだ。あ~ぁ~。

帰りに記念写真をデジカメで撮影。
(記念写真はプライベートなので公開しません)
それをEメールで皆に送信したのだが、あらためて写真をみると・・ふけたね>みんな

話題は建築の話以外に家族のことや健康に関することも出てくるし‥年金の話も‥。
皆それぞれ自営の道を歩んでおり、そう暗い話にはならないエネルギーを皆持っているのだが、やはり恒例の新年会も高齢になったことは確か。来年も欠員なく集まりたいものだ。


今夜はあまりにも私的な話でゴメンネ。



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もう少し改良を試みるが‥

2006年01月28日 |  住まいについて
 何かしらスッキリしないのは模型に窓を作らなかったからなのか?
大まかな形はつかめても家としてのイメージが膨らまないのかもしれないと思い、また平面を少しいじりつつ再度模型を作ってみた。



それが上の写真。少し勾配を急にした。2x4の屋根組にして小屋裏収納も作ろうという欲張ったプランだ(在来工法の和小屋では小屋裏が有効利用し難い)。東側には前回同様大きなデッキを設けてある。柱が多いのは南東面に壁が少なくなるため、壁量バランス(筋違の量)をとるためだ(というのが当座の理由)。開口部はスチレンボードをくり貫き、内部のイメージも判るようにしてみた。



説明的な模型なので、見ていても楽しいしイメージも膨らむ。計画を素人の妻に説明するには便利だが‥。
結論から言うと、これも廃案!


DIYで家を造るには、もっとシンプルに考える必要がある。難しい構法は採用しないほうがよいし、面積もコストの面でもっと切り詰める必要がある。つまり、
屋根付きのデッキも欲しいが、そのために大きな小屋組を増やすのはコストアップの要因になる。
さほど使い勝手もよくない小屋裏収納を作る必然性もない。むやみに面積が増えてコストが嵩む。
「将来孫達が遊びに来たら探検ゴッコができるじゃないか」
と私が言うと
「夏休みに昆虫採集で田舎にくるかもしれないけど、住むためには来ないわよ」
とあっさり却下されてしまった。ガクッ‥。

 私はどうやら、家を造る楽しみを、模型を作る楽しみにすり替えてしまったようだ。(深く反省)

もう一度仕切りなおしをしよう・・と考えていたのが昨年の寒くなるころだった。




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Qu/Qun指数が0.5以下の場合、震度 5 強で倒壊の恐れ?

2006年01月27日 | 社会ネタ
 私は建築設計に手をそめていても意匠屋なので、タイトルに書いた意味をはっきりとは理解できませんでした。もし指数1.0で正しく構造計算されていたら、どの程度大丈夫なのか? という疑問も残ります。

そんな疑問を解決してくれるコラムを見つけましたので興味のある方は訪問してください。

掲載しているサイトは『株式会社ストラクチャー』という構造計算プログラムを開発している会社です。

コラムへの直接リンクは ↓ から。
深度5強で倒壊の恐れあり?:http://www.structure.jp/column3/topic501.html

技術的は話なので面白くはありませんが判りやすく説明してくれてます。ただし長文なので時間に余裕のあるときに。
他のコラムも一読に値しますのでぜひ。


 こう言っては誤解を生むかもしれませんが、1.0を下回った値0.7とか8だからといって、あわてて解体することはなく補強工事で対応可能でしょうし、また逆に1.0以上でないと夜も寝られないという心配も無意味ではないでしょうか。



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木造平屋で考えなおす

2006年01月26日 |  住まいについて
 鉄骨造はあきらめ、もう一度初心に帰って木造平屋をプランしてみた。



上から見るとこんな具合だ。少しぎゅうぎゅう詰めの感じに見えるが。。写真のせいばかりとはいえないかもしれない。敷地に対する配置は前回と変わっていない。写真の左側が西になり、こちらが接道側(敷地が道に接する側)になり、屋根だけの車寄せを設けてある。玄関は南側(写真下側)の中央右寄りにあるので、そこまで屋根のあるスロープで導くようになっている。途中、部屋に光を取り入れるためにガラス屋根を一部設けてある(屋根に穴が開いている部分)。その下に印刷された車の形は軽自動車の大きさである。話が脱線するが淡路島は農業立国なので幹線道路から脇に入ると道幅が狭く軽自動車が多い。特に軽トラなど中古車市場では乗用よりも人気が高いことがある。私もいつかはクラウン‥ではなく、軽トラックが欲しいと思っている。



今回の模型は前回と同様に1/100だが、窓などの開口部は開けていない。形を検討する時には適当にはしょる‥というか省略することも必要なのでこのような作り方をしている。



上の写真は南東側を見ている。やはり東側に屋根のかかったデッキを設けてみた。屋根はごく普通に切妻(きりづま)。瓦屋根ではないので心持ち緩勾配(かんこうばい:ゆるい勾配)のランチスタイルである。


だが、まだスッキリしない‥。


(続く)



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形にしてみる

2006年01月25日 |  住まいについて
 昨年の春くらいからプランを練り始めていたのだが、その途中経過を少し書く事にする。

何度も書くようだが、頭の中のプランは揺れていて常に変動している。しかし図面にしたり言葉で書いたり、また次の画像のように模型にしたりして、漠然としたものをより具体化すると揺れは止まることが多い。もっとも、その止まった場所が正しいとは限らない・・それが難しくも楽しくもあるところなんだが‥。



 これは以前紹介した婿殿に、学校の夏休み中の課題として作ってもらった模型だ。スチレンボードと呼ばれる発泡スチロールを紙でサンドイッチした厚紙で作られた1/100の模型。スタディモデルNo.1と言うことだ。

 だいぶ前に書いた”自由な平面”のページを覚えているだろうか?
あの、ミースやフィリップジョンソンのガラスハウスが私の頭の中にどうしても残っていて、そこからヒントも得ている。もちろん気候風土も生活習慣も違うので形は似ても似つかないかもしれないけど・・。

 敷地は東西が長辺になる四辺形で、建物も長辺がほぼ南面する。写真は建物を南東から見ている状態になる。東側が田園風景をやや下方に見降ろせるので、大きな屋根がついたデッキを設けてある。室内とはガラスだけで区切られ、内外空間の融合を図っている。モダンな濡縁(ぬれえん)というところだろう。その濡縁は南側全面に回廊のように‥回廊というとあまりにもジャパニーズかな(笑)‥サンデッキが玄関まで廻り込んでいる。思い切って床も地面から高く設定してみた(老後はどうする?)。

 もともとDIYで家を建てるには木造が一番良い構法なのだが、開放的な平面にするといかんせん耐震性がまるっきり駄目になる。そこで(コストは別問題として)メインフレームを鉄骨で造り屋根をかけ、その中で自由に間仕切るようにした案だ。

しかし細かい納まりをいろいろスケッチしてみたが、どうしても鉄骨と木造の相性が良くない。これは最初から分っていたことなのだが私の能力の無さなのか、どうにも納得できるディティールが見つからないので、残念ながら・・廃案


 何かで読んだことがあるのだが(出典不明)

ル・コルビジュエは画家だ。あの芸術家は造りたいように造って住まい手のことなんかこれっぽっちも気にもしていない。

フランク・ロイド・ライトは大工の棟梁だ。ディティールを見ると良く分る。彼はこだわりの建物を造る。

ミース・ファンデル・ローエは神様だ。だからミースを真似した奴は失敗する。


‥‥なんだかなぁ。神罰かヨ。

だけど、ミースもフィリップも、あのガラスハウスの住まい手は独身者なんだよね。ミースは独身女性のために。フィリップは自分自身のために、あのガラスハウスを作ったわけだ。私は(老)夫婦二人のために参考にした・・これでは上手くいくわけがない・・ってことカナ? 天罰てきめん。




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誕生日

2006年01月24日 | 雑記
 24日は(公言せずともいいことだが)私の誕生日だった。
娘たちから祝福の電話とプレゼントが宅配便で届いた。赤いちゃんちゃんこではなく知的玩具?
う~ん。60の齢。長生きできることは喜ぶべきことなのだろうが・・複雑な心境。
(プレゼントの内容のことではない。念のため)

妻からは特になかったので私からリクエストした。。のが 名刺入れ
名刺以外に免許証、クレジットカードなどを入れるものだ。 
最近はとんと使わなくなったのだが、手持ちのものはかなり擦り切れてみすぼらしい。
たぶん私の人生のなかで、これが最後の名刺入れになるだろう。
名刺入れが擦り切れるか人間が擦り切れるか・・どちらも大事にしよう。



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800万の内訳のうちわけ(5)

2006年01月23日 |  住まいについて
 快適で文明的な生活を求めると設備工事は重要な工事項目だ。設備の進歩イコール文明の進歩かもしれない。・・が、求めすぎてはいけない。理由は説明せずとも分るだろう。だからといって禁欲者のような生活は正直言ってイヤだ。
要するにバランスなんだが、これが人によって、経済的か社会的な理由なのか、あるいは身体的な理由なのか、ずいぶん違うのもだと今までの仕事でも経験した。

これは私の場合である。お金は相変わらずないが門構えを立派にする必要はなく身体も不自由なわけではない。さらにさほど不精なわけでもなくいたってフットワークは軽快だ・・と思う。


電気設備工事:70万
機械設備工事:130万 あわせて200万


 電力の引込み工事は電力会社がやってくれるがメーター以降はこちらの工事範囲である。動力と呼ばれる200Vの電気は住宅には必要ない。単相200V(3線)で引き込んだ後に100V(2線)で使用する。もっとも今回はIHヒーターや深夜電力温水器などを設けるので200Vのままで使う機種もある。どこまで自分でできるかは..公言しないほうが良さそうだ。

照明器具を考えるのは楽しい仕事だが、あまり贅沢せず手持ちの物を使いまわそう。場合によっては自作しても良いだろう。スイッチやコンセントの位置、それと弱電設備である電話やTVなどの位置も贅沢をせず、よ~く位置を考えておこう。あの松下さんの商品みたいにユーザーが喜びそうなものは何でもありの過剰設備はいらない。だからと言って部屋の真ん中に一個電球がぶら下がり、そこから二股、三股で分岐するようなことは今の時代にはそぐわない。
でも、松下さんって、あの二股コンセントから始まったんだよねぇ。

2003年からシックハウス対策のために24時間換気が義務付けされたので、換気設備には少し予算を確保しておかなくてはならない。またパッシブソーラーシステムを考えているので空気循環のためにシロッコファンなども要るだろう。

エアコンが要るかどうか..すこし悩むところだ。基本的に欲しいとは思わないが湿気対策を考えると除湿機よりはエアコン・・という考えもありえるし、温水器と組んだエコキュートも想定される。結論がでないが、ともかく少しだけ予算確保しておこう。

機械設備は井戸用のポンプ、電気温水器、排水処理のための合併式浄化槽などが必要になる。友人から指摘を受けたのだが前述した浄化槽の予算はもう少し必要だという。もちろん市からの補助金を受けるつもりだが、もう少し要るらしい。
温水器もスタンダードからフルオートまでいろいろある。予算次第かもしれないが、いま仮住まいで使っている温水器はスタンダードだ。それで何の不便も感じないから予算はもう少し圧縮して浄化槽にまわすことができそうだ。

お風呂をどうするかは住まい手にとって楽しみの一つだろう。・・よくわかる。高みから景色を見渡せるような野天風呂。このような明るいお風呂がほしいが・・ちょっと無理。自分で施工することも考えるとユニットバスなどが安心だが、せっかくの自分の家だ。メーカー仕様のままでは遊び心がない。
その折衷案で現在考えているのはTOTOのハーフユニットがある。バスタブと洗い場が一体になっていて、バスタブより上が自由設計できる。つまりタイルであろうと石であろうと桧板であろうと、住み手の好む材料でしつらえることができる。大きさも1616(内法1600角)タイプがあるから充分と思える。

ついこの間までは洗面所がなく、洗濯機だって屋外に置くしかない家があった。若い人には理解できないだろうなぁ。トイレもそーだ。木のサンダルを突っかけて離れにある雪隠まで行く・・というほど古くは無いが、現代の家だってトイレや洗面は寒いままのところが多い。年寄りにはこの寒さが良くない。新しい住まいは洗面所で裸になっても寒くないような造りにしたい。


以上で合計が 金790万円也

おおよその夢を言葉で書いてみた。
この先は図面に描き、見積をとって・・まだまだ先は長~い。
"老後の住まい"・・難しいテーマだ。



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話題をそらすな!

2006年01月22日 | 社会ネタ
 また構造計算偽装事件にふれる。

 17日直前にライブドアのニュースが流れ、おまけに輸入牛肉に危険部位があったとのニュース。なんと騒がしい世の中だ。どれも重大なニュースだが、私の立場から見ると、こと構造計算偽造事件のニュース性が薄まっている感じがある。やはりライブドア事件は”目くらまし”だったのか?
次の記事はYahoo!ニュースからのコピーだが。


支援策の法的根拠を説明=耐震偽装で、国交省が自治体に

 国土交通省と関係地方自治体は19日、マンションなどの耐震強度偽装問題に関する対策連絡協議会を開いた。首都圏の4知事らから分譲マンション建て替えなどの公的支援策に対し、異論が出ていることを受けて、同省が、国と自治体が支援を実施する法的根拠を改めて説明した。
 同省は法的根拠に関して、居住者の速やかな転居と建物の早急な解体による周辺住民の安全確保は極めて緊急性、公益性が高いと指摘。その上で、「類似の財政措置との均衡に配慮して、法律に基づく既存の地域住宅交付金を活用する」内容であり、法的問題はないと強調した。今回の支援策は住宅行政という立場からのもので、建築確認制度をめぐる法的責任とは切り離して考えている点にも理解を求めた。 
(時事通信) - 1月19日19時1分更新1



念のために日本の有力紙を拾い読みしてみたが、この件に関する報道を見つけることができなかった。各紙ともライブドア一色だ。なぜ時事通信しか取り上げなかったのか? 日本のマスコミはこの問題を忘れたのか、それとも忘れるように意図しているのか?


 上の報道内容で気になるのは、法的根拠の説明だ。建築確認制度との関係は切り離しは理解するが、住宅行政の立場から救済することに法的問題は無いと判断したとある。・・これって、私にはまったく素直に聞くことができない。
何度も書くが、危険な建物を解体撤去と住民の引越し援助。ここまでは国も自治体も速やかに行動すべきだろうし、私も異論はない。だが、救済のためという

建て替えの理由説明には・・どう考えても、なり得ない!

もちろん国は今後、このような解釈で住宅行政を進めていく。自然であれ人災であれ災害にあった家、耐震基準を満たしていない古い家などの支援も、ぜ~んぶまとめて支援する。ただし住宅に限ることでホテルは駄目です。・・と言うのならいいだろう。しかし、日本中にどれだけ欠陥住宅があるか分っているのか? それらを全部支援するのか?

そんなに国の懐が暖かいとは・・到底思えない!

そもそも日本のマスコミはどーなってるんだ!

明日からは国会で野党質問が始まる。党派を問わず、ぜひともこの問題を追求してほしい。末尾になるが神戸新聞の社説にリンクを張るので一読されたい。

神戸新聞1月19日の社説:  耐震偽装問題/国会の威信かけて解明を


追記:以下のブログにあった書評も参照されたい。

HPO:個人的な意見 ココログ版 ”[書評] 倒壊-大震災で住宅ローンはどうなったか”





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800万の内訳のうちわけ(4)

2006年01月21日 |  住まいについて
断熱工事:50万


先に断熱工事について説明しよう。
建具工事のところで、高気密高断熱の家にすると書いた。開口部の気密性や断熱性能は最近の断熱アルミサッシュにペアガラスが一番であるが、壁や屋根などの部位がお粗末では意味がない。

この高気密高断熱住宅についてはいつか別のページで話をするつもりだが、今はとりあえず時流に乗った高気密高断熱住宅をめざすこととする。そのときに話題に必ず出てくるのが『外断熱』、『内断熱(充填断熱)』の話だ。たぶん私のブログを読んでくれている人はそれらの意味を理解されていると思うが、外断熱が絶対と唱える”「いい家」が欲しい”の著者:松井修三さんやハウスメーカーに、私は少し首を傾げる。それぞれの工法に一長一短があり、それを充分理解した上で丁寧に施工されれば内も外も関係ない。というのが建築家 西方里見氏 の考えであり私も同調するものである。

(なおここでは、これ以上の内外断熱論議に口を挟むつもりはないので、以下に西方氏の著書を紹介しておく。読んでいただくと断熱について正しい理解が得られるだろう。)

「外断熱」が危ない!
著者:西方里見
(西方設計)

エクスナレッジ

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断熱材の厚みは重要だが壁内部での結露を防ぐための気密層の確保。これが意外と難しい。例えば壁のコンセントの穴、天井埋込の照明器具の穴、上下階の間(2階桁まわり)など。充填断熱ではよく考えておかないと意外と落とし穴がある。だから『外断熱』という理論になってくるのかもしれない‥。

それぞれの利点、問題点を考えているときに、これらを解決する材料に出会った。それが

アイシネン  http://www.icynene.jp/

有害なガスを発生させない水発泡によるフォーム状充填断熱材だ。詳細は上のリンクで知ることができるので詳しくは書かないが、従来のいろいろな断熱材における(小さな)欠点も、工法上の欠点もクリアーしてくれる材料であり工法だと思う。しいて言うと 工事費が高い ! ことと歴史が浅いことだ。新しい物質というものは後々になって問題を起こすことがあるので注意が必要だ。もっとも古いものでもアスベストのように知らずに全世界で使われていた物もあるから・・ほんとうに材料選びは難しい。
でも今回はぜひ使ってみたいと思っているので特別に予算を計上した。


家具工事:20万
雑工事:70万


この二つは一緒に説明する。あわせて90万ほどの予算と理解してもらえばよい。
家を造ると若干の家具工事などが発生する。家具と言わないにしてもラックとかニッチ(壁を凹ませた飾り棚のようなもの)などもある。

それと薪ストーブも付けたい夢がある。もっとも鋳物の輸入品のような高級な物ではなく、昔北海道で使っていた鋼板製のたまご型ストーブのようなもので構わない。左欄のブックマークに記してある”VANILLAな哲ちゃんのひとり言”の管理人さんから「手入れや使い方を誤らなければ、一生物ですから・・」とコメントをいただいているが、少年期を北海道で過ごした私としては、ちょっとなつかしいものと出会いたい気分もある。だが、ただ単に薪ストーブを付けたいからという理由だけではなくトータル的な暖房&調理器具としても考えたいのでまだ結論はでていない。

以前”れすっ子”さんから指摘されたキッチンの予算がここに計上されている。私が考えているのは、いわゆるキッチン屋さんのキッチンではなく、ステンレスシンク、カウンターの一体物にIHヒーターを取り付ける、その台として家具を作るつもりだ。素人が家具のような立派なものを作るのは難しいのだが、工場で加工したパネルを現場へ持ち込んで簡単な工具で組み立てできる家具。そんなオーダーメイドができるメーカーを発見したのだ。それが

ケルン32  http://www3.ocn.ne.jp/~sada32/

まだ具体的な見積を依頼したわけではないので、計上した予算でまかなえるかどうかわからないが、かなり自分の思う・・というか妻の要求に応えられると思う。もしこれができれば、これこそ本当のシステムキッチンになるだろう。

今時はどこの家でも新築するときは「システムキッチンをつけてネ」って奥方にせがまれる時代。でも亭主の立場から見るとあれって・・高いよね~。もちろん良いものは良いと分るけど、あんなに仕掛けが要るの? そんなに鍋釜が要るの? そんな料理のレパートリー・・あったけ? なんて、文句の一つも言いたくなるくらいの見積が届く。かなり昔のことだったが、ある奥様とショールームでキッチン選びをしていたら「見積は主人に見せないでくださいネ」って頼まれたことがあった。「?・・」と私が首を傾げると「普通の値段を工事見積にいれておいて、差額は私のへそくりから払います」だって。ビックリ!
システムキッチンなどは請負工事から外して別途工事になることが多いので、そのときはそれなりに対応させていただきましたが・・あれいらいズーッとご主人をだまし続けているんだなぁ。あの奥様も・・私も・・。


以上で建築主体工事が 590万(75%)
あと 200万(25%) が設備工事である。

(続く)



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800万の内訳のうちわけ(3)

2006年01月20日 |  住まいについて
おおよそ構造体が出来上がれば棟上(むねあげ / じょうとう)だ。
建築系の式典では一大イベントである。昔はお餅を撒いたりしたものだが最近は地方に行かないと見かけない。このことを書くとまた脱線してしまうので‥おいといて。    《内訳一覧表》


屋根工事:50万

淡路島は燻瓦(いぶしかわら)の産地である。あの銀色の甍(いらか)が連なる風景は、懐古趣味ではないが、なぜか心休まる風景に思える。できるなら地産の瓦を使いたいが、問題はコスト高。今回は金属板を使うことにする。瓦棒葺きや折版など現在ではそのバリエーションは多数ある。概して雨音が室内で聞こえるのが嫌われるが最近では改良された工法もある。もっとも私はあまり気にしない。風が吹けば風の音、雨が降れば雨の音がする。それが当たり前で、聞こえても良いと思っている。

また、瓦になると必ず3.5寸以上の勾配が必要(一般的には4寸以上)だが金属板になると0.3寸も可能で陸屋根(ろくやね)に近いものも考えられる。デザインの好き嫌いは別として、この屋根が低い効果は筋違を検討する壁量計算において有利に働く。壁量計算というのは床面積から地震力を検討し、立面の見付け面積にから風圧力の検討をするわけだが、屋根部分が低いと風圧力はほとんど無視できるくらいでたいていは床面積からはじき出す地震力の検討で事足りることになる。屋根裏を収納などに使えないなどの意見もあるかもしれないが、収納部にするために屋根裏を作るわけではない。雨仕舞、小屋裏断熱をしっかり考えておけば屋根は必ずしも三角形にする必要はない‥と私は考えている。

話がまた脱線するが、昨年娘の結婚式でニュージーランド(南島)へ行く機会に恵まれた。イギリス風の町並みを形成するおしゃれな住宅の屋根は、けっこう波板(金属系ではなく石綿系)が使われている。10年ほど前アメリカへ行ったときもシカゴのオークパーク(フランク・ロイド・ライトの住宅が多数残っている街)、オレゴン州の田舎町などを見てきたが、高級といわれる屋根材を使っている住宅はさほどない。いわゆるシングル葺きやコロニアル(木の小割り薄板)が多数派だった。私を含め、瓦を葺いた家は立派な家というイメージが強いのは否定しないが、何もミエをはる必要はないではないか。


建具工事:木・金属あわせて100万

基本として高気密高断熱の住宅にしようと考えているので、この建具(主に外周りの建具)をアルミの規格サッシュにしようか木枠で作ろうか迷っている。ガラスはペアあるいは二重窓で考えたいが‥結論は先延ばしになっている。
室内建具など一部では無垢材の輸入扉など流行しているが、これも私はこだわらない。練付け合板のフラッシュでもいっこうに構わない。要するにトータルでデザインすれば良いと考えている。


内装工事:50万
塗装工事:20万

床材は木の無垢材にするつもり。無塗装で後から住まい手が磨くような床材にしようと考えている。こんなことって私が子供のころは当たり前だったのだが、いつのまにか塗装されたものが普通になってしまっている。考えたらアルミサッシュだってそーだ。昔は木製の小さな枠の間に半紙板のガラスをはめた窓が当たり前で、キャッチボールの逸れたボールがガラスを割っても半紙一枚分の入替え、しかもそれくらいのストックは家で常備していたし、もし無くても街の荒物屋か金物屋ですぐにカットしてくれたものだ。それがいまではどーだ。
(だからといって小さなガラスをはめるデザインになるわけではない)

壁にクロスは使わない。下地は石膏ボードでオール・ペイントか珪藻土塗りにするつもりだ。ここらあたりの工事がDIYで一番楽しいときかもしれない。なんてワクワクしながら想像している。(お気楽モード)

(続く)


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800万の内訳のうちわけ(2)

2006年01月19日 |  住まいについて
さて話を続けよう。  《内訳一覧表》


木工事:100万

 一番重要な木工事だが費用として計上しているのは大半が構造材の材料費。通常ならここに造作用(仕上がりとして見えるもの)の材料費と大工さんの手間賃がプラスされて数百万の工事費になる。ここをいかに押えるかが勝負だろう。

工法なども検討課題で、一般的に2x4は技能の熟練度は問わないが材料の石数(こくすう:立米数)が上がるといわれている。それに反して在来工法は腕の良し悪しが・・というより素人は道具も揃っていない状態では無理というものだろう。
また2x4は2x6、x8など、ホンの数種類の材料で使い回しが利くが、在来工法は太い物から細い物まで種類が多すぎる。と書くと軍配は2x4に傾きそうだが、現在では在来工法でも構造材の刻み(きざみ:柱や梁材を加工する行為)は”プレカット”といって機械化されてきている。コストも大工さんが仮小屋の屋根の下で梁にまたがり玄能(げんのう)やのみを振るう手間賃より安い時代になった。

欧米の木造住宅工法というと2x4とログハウスに代表されるが、実はもう一つある。ティンバーフレーム( Timber Frame )と呼ばれる、北欧や北米に多く見られる柱、梁の構造材がそのまま現れるインパクトの強い工法がある。考え方は日本の在来工法と似ているところもあるが、用いる部材の寸法はまるで違う。民族性の野太さと繊細さの違いかもしれない。

Timberframe: The Art and Craft of the Post-And-Beam Home

Taunton Pr

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デザイン面、材料費など、それぞれ捨てがたいところもあり、DIYで建てようとする我が家はたぶんこれらの混合になるだろう。

話が脱線するが(だれかさんならダップンと書くのだろうけど)、自ら家を建てようとすると参考になる図書は和書には少ない。ほとんどがインテリア系のビジュアル雑誌で、造るとなるとほとんどが本棚やデスクを作る、いわゆる日曜大工の本が多い。数少ないビルド系は2x4で、ほとんどが体験記ばかりで技術的な記述が少ない。もちろん2x4の専門書もあるが・・つまらない。

ところが洋書にはこの類の本は五万とあるようだ。私の手元にも

carpentry & building construction
Building a Multi-Use BARN
Timber Frame Construction
HOME Restoration Manual
Independent Builder
More Small Houses


などが(内容の深読みはできないが‥)本棚に並んでいる。しかも素人向けの本であり学者、建築家あるいは建築を学ぶ学生向けの本ではない。
一度 amazon.com で builder や construction のキーワードで検索してみるとビックリ(だれかさんならビックル一気飲み‥)するほど現れること間違いない!

この状況を考えると、マイホームはやはり自分で造るのが普通ではないかと(自分の職業を忘れて)思うのだ。
そー思いませんか? >all

日本人は欧米人に比べ一般的に器用といわれている。なのに我が家となると何故人任せなのだろう。自分ができないと思っているのなら何故設計事務所へ相談にいかないのだろう。
(ああぁ、こんな生意気を書いたら仕事の依頼が減ってしまいそう)

その原因は民族的なものなのか、社会・法律的なものなのか?
学者さんに一度研究してもらいたいものだ。もしかして今の日本人のマイホームに取り組む意識が変わったなら、今回のような偽造マンションのような事件も少しは防げたのかもしれない‥。

(続く)



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1月17日

2006年01月18日 | 社会ネタ
 やはりこの日のことについて書いておかねばならないだろう。
すでに多くの報道やブロガーが書いてあるので重複は避けるが、それにしても、なんと大きなニュースが目白押しの一日だったか。
結果として全てが霞んで見えてしまう。そんな一日だったが、個人的な感傷・感情を含めて・・。


 震災後の11年:

今こうして自宅建設のブログを書き続けているが、そのきっかけになったとも言える大震災。ただし私がもらったのは再生へのエネルギーというよりマイナス思考の少しイジケタ負のエネルギーかもしれないと自分では思っている。なぜなら、その後の仕事に関する意欲、他人の家を設計する意欲は少し萎えたのだ。
このことを説明すると永い話になりそうなので、ともかく私の気持ちは決して明るい未来を夢見ている少年ではないということ。(わけわかめだろうなぁ)


 ライブドア粉飾問題:

個人的には「おもろい奴」と見てました。燃えるようにガンガン突き進むことができるのは若いうち。でもいつか頭をぶつけるよ。って半分うらやましくも半分親心の広い気持ちで見ていましたが・・やりすぎたかなぁ。


 大型石油タンク炎上:

こちらは本当に火がついて、5名死亡という大事件なのに・・太陽石油さん、もしかして内心「ホッ」としてない?


 宮崎被告に死刑判決:

まぁ、当然という結果でしょうね。それにしてもなんでこんなに永い年数が必要なの? 裁判制度の問題? それとも何かというと精神鑑定を求める弁護士の問題?


 耐震偽造 小嶋氏証人喚問:

ああぁ..。何のための証人喚問なの>小嶋さん? あの補佐人と呼ばれる弁護士も、どうなの?
自民党から伊藤公介代議士の話がでるとは思わなかった。トカゲの尻尾切捨てではなく、先んずれば民主党も制すって作戦かもね。
その民主党の馬淵代議士は前回クリーンヒットを打ったけど、今回はちょっと当たりそこないか敬遠で押し出し1点かなぁ・・。
相手が証言拒否ではね~。国会に尊厳があったとは思えないけど、ちょっとバカにしてない?
安倍さんも灰をかぶってグレーに見えるし。
今回の国会は(←いちおうしゃれたつもり)どうも未消化の感じが受けたのは・・私だけ?

あの”きっこのブログ”には賛否両論あるけど、今朝はまだコメントなし・・と思いきや、夕べのうちに追記があった。
信じる信じないは別だけど、事件の全容を補佐するには格別のブログでしょうなぁ。


イーホームズ株式会社のサイトに

本日行なわれたヒューザー小嶋社長の証人喚問に対してのコメント
グランドステージ稲城について偽装の圧力をかけた者(アトラス設計渡辺社長の音声証言)

もあるので、こちらも読むと、より深く知ることができます。


と、野次馬みたいな書き込みになったけど。
耐震偽造問題だけはキッチリ真相を洗出し、先を見通した建築検査機関、基準法、建築士法、建設業法、損害保険、住宅融資、固定資産評価なども視野に入れた、国に頼らずとも自らの資産が守れる制度改革を追求してほしいと、建築設計に関わるものとして切望する。



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800万の内訳のうちわけ(1)

2006年01月17日 |  住まいについて
 前回のコメント欄に、れすっ子さんから二三質問があったが、続きではその内訳説明を書くつもりだったので質問にも答えられると思う。

上から順に説明するので疑問があれば質問あるいは助言してほしい。  《内訳一覧表》

仮設工事:10万
 これは工事足場とか工事用の電力、水、トイレなどの設備費のことだが、水、トイレなどは近場から通うこともあるので辛抱するとして電力は絶対必要だろう。すべて人力でまかなうことは無理だし、ある程度出来上がると照明も必要になってくる。でもこれは電力会社へ頼む事でこれは解決。投光器(照明器具)や延長コード(リール式)は手持ちがある。あとは月々の仮設電力代金の支払いだけだ。

足場は畑で使っている丸太を借りることもできるかもしれないが、基本的に平屋を考えているので脚立と歩み板でぼちぼち工事を進めるつもり。内部の天井張りなどにはこれらの資材が数多く必要になるが、そのときは地元の懇意にしている工務店に、ちょっと拝借にいくつもり。

撤去工事:30万
 これは前回話したとおり。外構工事の資材と後日の燃料に使いまわすつもりだ。ただし屋根瓦を降ろしたり屋根組みの解体は危険が伴うので、ここはやはり無理をせず懇意な工務店にお願いしよう。もちろん片付けなどの手伝いは私もすることで費用は安くしてもらう交渉も、忘れずに。。 Do you know me?

土工事:10万
 次の基礎工事と関連するが、平屋であればむやみに深い基礎は要らない(地中の凍結深度が大きい寒冷地ではないので)。震災以降よく耳にするであろうベタ基礎にするつもりだが、今回は構造的な見地だけではなくエコ住宅としての目的もあるので土間コンは蓄熱の目的も兼ねる構造になる。ともかく掘り返す土の量はしれたものだから費用もたいして大きくはならない。ただし、地下の室(むろ)は農産物の保存目的で造りたいが、これも小さなものだから想定内の範囲・・って言っていたあの人は今・・?

基礎の一番下に入れる栗石は、砕石転圧に置き換える。材料は地元にはたくさんあるから心配ない。なんせ淡路島の土は関西空港や神戸空港、そして私達が住んでいた芦屋浜の大地も作った源だ。そもそも淡路島は邦生みの話までさかのぼる話がある。そう考えると不思議な因縁・・と言うのは考えすぎかな。
だが、転圧には業者の機械力が必要だ。あのエンジン付きのタンタンタンと地面を叩きつける機械。貸してくれるなら自分でもできるものだが、なんでもかんでも借りるのはズーズーシイので・・ちょっと考えよう。お金は大事だよ~

基礎工事:80万
 コンクリート工事や鉄筋工事も含めたもの。地元は小型ミキサー車が標準なので現場搬送に心配はない。ごく普通にミキサー車からの直取りあるいはシュートで事足りるだろう。使用する鉄筋量は知れたもので偽造するまでもない。検査官がしっかり配筋するつもりだから。型枠は打放しにする必要もないので使いまわした古い型枠材でOK。型枠にはいろいろ持具が必要なのでやはり工務店に頼むのがベストと考えている。もちろん私も応援(邪魔かも?)するつもり。

都会での一定規模以上の工事では、型枠、鉄筋、コンクリート各工事の職種は別々の人によって行われるが、田舎での工事は全部同じ人が施工する。つまり大工さんと思っていた人が墨出しして鉄筋を組み、型枠を組んで最後にコンクリートを流し込む。ここまでは一気通貫じゃないですか!・・って叫ぶあの人は午後からのTVで。
だから一緒に仕事を楽しませていただくつもり。

とか、時事話題もはさみながら・・

(続く)



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工事費の目安(3):800万の内訳

2006年01月16日 |  住まいについて
 もう少し具体的に(でもないかな?)説明するために以下のような表にまとめてみた。大づかみな金額だが、一応バックデータからの推測だからまったくのでたらめではない。・・と言いつつも希望的観測というものに近いだろうなぁ。



Aが建築主体工事
Bが付帯設備工事の電気設備工事
Cが同じく給排水衛生設備工事

以前書いたように、総合仮設工事や諸経費は無い。通常ならこの項目に全工事費の15~20%が計上されるのだが、それが無い分だけでも金額は小さく押えることができる。

都会で行う工事と違うところは、公共の上下水道設備が無いためにホームポンプを設置したり浄化槽を埋設しなくてはならないのが辛いところ。水は保険所の検査で水質を確認する必要があるが、お隣も井戸水なので多分大丈夫と思っている。下水(汚水)は汲み取りという方法もあるのだが、現在の仮住まいの実情を考えると、ぜひとも水洗化したいと考えている。なぜなら、汲み取り費用がバカにならないのだ。特に2000年に移住してきたときは相場を知らなかったものだから足元を見られたのか、2ケ月くらいに1回の汲み取りに1万2千も請求された。少ない時でも1万円。あとで分ったのだが相場は約半分6000円くらい。これなら月3000円くらいだから「しゃ~ないな」と思えるが、これを何年も支払うのなら浄化槽を設置しようと思うのが人情。ましてや私は自慢じゃないが”痔主”だ。お尻もきれいになりた~い。

それと周囲は畑や田圃だから問題になるのは汚水より雑排水である。洗濯や洗面、台所の排水を浄化するために合併式浄化槽を設置する必要がある。書類上は地元水利組合の同意が要るが、たぶん頂けるだろう。もちろん後々のメインテナンス費用も必要だが気にするほどの金額にはならないだろう。

解体費用も余計にかかる。しかしこれも以前書いたように再利用するから、見方を変えれば資材だ。ものは考えようである。


と、少しばかり余分な費用も見込むのだが、そのかわり全体的にはローカル単価、つまり安い工賃で(材料費はあまり関係なさそう)お願いできると踏んでいる。もちろん頼む工事の話である。基本は自力! DIY




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工事費の目安(2)

2006年01月15日 |  住まいについて
 私のブログのアクセス解析で、検索ワードに比較的多く出てくる言葉に(構造偽造マンション系以外で)DIYやセルフビルドがある。と言うことは、やはり自力で何かを造りたい素人の方も訪問していると思われる。DIYの場合は必ずしも家ではなく椅子やテーブルかもしれないが・・。

そんな訳でなるべく分りやすく書くように心がけようと思うのだが、専門用語はどうしても素人さんには分り難いかもしれない。特に漢字の読み方が独特で送り仮名は省略することが多い。例えば”母屋(もや)”は屋根に使われる構造材で”おもや”とは読まない。その場合は”主屋(おもや)”と書く。漢字変換は専門的に単語登録してある言葉も多数あるので読まれる方には多少違和感が残るかもしれないが辛抱してほしい。
また寸法の表現も(基本的にメートル法だが時には尺貫法も使う)1.8メートルとは言わず1800という。単位はミリである。ブログは文字だから私が心がければどちらでも可能だが、つい話し言葉のまま1800と数字だけを書くこともあるだろうし、時には尺貫法で1間などと書くこともあるかもしれない。その場合は1.8メートルのことだと理解してほしい。

まぁ、分らないときは 教えて!goo より直接コメント欄に書いてもらえばお返事します。プロの方は「それ!おかしい」と突っ込んでくれれば、過ちは訂正します。

さて、前置きが長くなったが

800万で家が建つか?

はっきり言って自信はないが「不可能ではない」と自分に言い聞かせている。・・だけでは駄目だと思われる人もいるので下記の本を紹介しておく。

500万で家をつくろうと思った。

アートン
鈴木 隆之 (著), 藤井 誠二 (著)
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最終的には600万ほどかかったのだが、そのプロセスは参考に値する。その手法を細かくここでは取り上げないが、やはりクライアント(藤井誠二)建築家(鈴木隆之氏)が一緒に考え、さらに学生などのボランティアでコストダウンを図っているのは今回の私の挑戦と同じようなものだ。私にも、ありがたいことに「そのときは応援に行くから」と言ってくれる仲間がいる。さらに昨年から建築の道に進みたいと学校へ通い始めた婿殿がいる。(この話はあまりにもプライベートなので彼のことはサラリと紹介しておく


(続く)


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