晴耕雨読で住まいを造ろう

都会を離れ農的暮らしをしながら、日々住まいについて考え、家造りを家族と共にDIYで実現させた日記・・その後

敷地境界線の確認

2006年04月30日 | 敷地について
 もともと畑だったところへ家を建てる。これは農業者には認められている行為であっても、非農家の私たちにはできない。なぜなら食料を供給する農地であるがために農耕地をつぶすような目的に地目を変更することが法律で制限されている。では農業者に認められているのは何故かというと、

生産のために必要な小屋、納屋、そしてその拠点となる家だから、というのが理由。

これは農地法での制限で、むかし市街化調整区域内での宅地分譲があり家が建てられないと社会問題になっていたのは都市計画法によるもの。

 入手した土地は、都市計画法の指定はまったくない。用途地域はもとより防火地域、また基準法22条(屋根の火災防止)の指定地域でもない。つまり萱葺き屋根でもOKなのだ。当該敷地は農地法の制限が及ばない”宅地”になっているので住宅の建設は認められる。しかし、その昔の畑に建てた家なので敷地境界が曖昧なまま現在に至っている。たぶん一族が周りで農業を営み、建てた家の脇を農耕用の牛が通っても他人ではない一族の者、境界をはっきりさせる必要もなかったのだろう。・・大昔ならば。

しかし現代になれば土地は個人の所有に替わり、資産税、相続の問題などいろいろあって「この田圃は誰それに譲るが家屋敷はやらぬ」などと権利が入り乱れてきたり、「生きているときお爺さんが譲ると言っていた」、「そんなことは聞いたことがない」とか、田舎での土地争いは噂話で耳にすることがある。私からすると
「大きな土地を持っていて、あんな小さな棚田一枚でどうして親戚同士でいがみ合いするのだろう」
と思うくらい醜い話もあるのが田舎。土地(農地)の相続はいろいろあるようだ。


 たぶんこの敷地もそうなのだろう(と推測していた)。市役所の固定資産税課で地権者を調べ、挨拶を兼ねて訪問したのが今週始め。なかなか一発でお会いできないが、おおよその権利関係は理解できた。
4人の地権者のうち3人は接する境界が少なかったりU字側溝などで明確になっているので問題なさそうだ。残り1人が東から南にかけての境界に一番多く接している。この方との話が一番重要課題だ。

二度目の訪問でお会いでき、いろいろ話をさせてもらったが、旧地主と同じ姓からしてやはり例え話にしたような事が話題にあがる。つまり当該敷地の二方向周辺は農業に使う道として了解されていた。だから今度もその約束は継続してもらわなければ困るということだった。これは私も現況を見た限り理解していたし想定の範囲内なのだが、資産税課で調べた限りは里道(農業に必要な道で水路などとともに共用部分とされている)は無かった。とはいえ、現実にはトラクターが季節には出入していたし、ここからしか田圃にはアプローチできない。一般的に里道と呼ばれるものはさほど広くはない。昔なら4尺(1.2m)くらい、現代でもトラクター、軽トラが通れる程度の6尺から8尺(1.8~2.4m)程度・・だろうと私は思っていたのだが、

これがビックリ!

「4m空けてほしい」

というのだ。

................................続く




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今日は肌寒い日

2006年04月29日 | 野良仕事や日々の生活
 昨日とうって変わり今日は風も少し吹く肌寒い日だ。
で、話は昨日の続きをもうちょっと。。


 苗の植え付けにしても種蒔きにしても私のような家庭菜園に毛が生えた程度の者には大量に栽培することはなく少量多品種が基本。上の写真はトマトの苗を植えつける前の状態で、畝に90cmほど間を空けて二本だけ植えようとしている。たったの二本だけ? と思われるだろうが、トマトは大きくなるにしたがって脇目が育ち、この脇目を採らないと立派な実が付かない。葉っぱの野菜でもそうだが、間引きは必要な行為で果菜のトマトも同じ。ただしトマトは採った脇目を植えつけても育つ生命力あふれる野菜なので、最初からたくさんの苗を植えると脇目を捨てる羽目になりもったいない。また脇目を植えるとその苗は収穫時期が遅くなるので永い間トマトを楽しめるという、本当に美味しい話なのだ。

 穴の底に埋めているのは、冬に食べたミカンの皮(乾燥させたもの)。なぜかこれをトマトの苗の下に埋めておくと上手くできる。と言うことを最近愛読書になった「現代農業」で知り、昨年試して見ると確かに上手く出来ることが実証されたので今年もセッセとミカンの皮を保存しておいたのだ。理由は解らないが、今年は茄子の苗の下にも埋めてみた。トマトもナスもナス科の植物だから効果があるのではないかと考えている。


 上の写真は、そのナスの苗を植えつけた様子。肥料の袋を二つに切って風除けのように竹で内側から支えてある。だが実際は、これは風除けではなく”虫避け”。これも理由は解らないが、こうして覆うと被害が少ない。

 植え付けの初期は虫が新芽を食べてしまうことがあり、そうなっては苗は育たない。ある程度まで大きくなると虫は、野菜の味が変わってくるのか食べることも少なくなる。それまでの辛抱。この方法は胡瓜、南瓜、スカイなどの苗にも効果的で、これも農家の知恵なんだろう。

 ナスもタッタの4本。苗間は90cmくらい空けてあり、当然その間には完熟鶏糞をたっぷり埋め込んである。ただここの畑は夏場になると水分が不足するので水遣りは欠かせない。隣に茂っている葉っぱは昨年植えた大蒜(ニンニク)で、もう少し暖かくなればニンニクの芽が伸びる。これも我が家では年一回の食材。ありがたく頂いている。

 メロンも昨年同様2苗だけ植えつけた。イチゴのように黒マルチ(黒いビニールで畝を覆うこと)で昨年成功したので今年も挑戦している。もともとメロンは気温の低い地域が適地らしく、過去には実が付くまでは成功するのだが、熟する前に苗が枯れてしまう。多分気温が上がりすぎるのだと思い、地温が上がらぬように黒マルチを施してみたのが成功したのだ。スイカも同じ黒マルチで栽培すると、水分の足りない畑でも地面の蒸発が押えられるので成功率が高いし、何より草取りに悩まされることが無いのが良い。昨日は畑の準備が整わないので植えていないが、次回にでもお見せしよう。


 こちらは実エンドウ。ようやく実が付き始めた。もっともこのエンドウは実もサヤも一緒に頂くタイプなので、もっとサヤが膨らまないと採り頃とはいえない。もう少しの辛抱・・しんぼう。それにしても今年はエンドウの支えを何度やり直したことか。来年は”つるなしタイプ”の品種でも探してみようか。


 今我が家で一番の旬はアスパラガス。定番のアスパラマヨネーズはもちろん炒めにもサラダにも使える。でもアスパラの畑はさみしい。普通野菜が育つと緑みどりして心もワクワクするものだが、アスパラは緑みどりする前に採ってしまうものだから畑は荒れ野原のような状態で、高級食材のイメージとは異なるのだ。

 あと、蕪(かぶ)、モロヘイヤ(昨年栽培したものから採取した種)、赤紫蘇の種を撒いた。前回撒いたホウレン草、小松菜は小さな芽が出始めたので不織布で覆った。だがインゲン、オクラ、サラダ菜が・・どうやら失敗したのかも知れない。もっともサラダ菜以外は去年の残った種なので、やっぱりケチるとダメなのね。

 それと後で知ったのだが、トマトはジャガイモと隣接させると病気にかかりやすくなるそうだ。あらら・・ジャガイモの隣に植えてしまったよ。ジャガイモもナス科の植物。どうもナス科の植物は育てるのに苦労する。連作障害もけっこうあるようだし根付く前に移植を考えよう。



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今日は良い天気

2006年04月28日 | 野良仕事や日々の生活
 今日は朝から苗の植え付けと種蒔き草刈と三つもこなしてしまいました。お昼は1時過ぎ・・ちょっと汗をかいたので水分補給に昼間っから缶ビール。プワ~ッ
満腹になったその後は40分ほど昼寝。起きてからブログを読み歩き・・幸せな一日でした。


 ブログネタにしようと考えていたので作業服(ようするに古着)の胸のポケットにデジカメを仕舞い込ん、面白そうなものを数枚スナップした。上の写真はネギ坊主に止まったモンシロチョウ。

 蝶の来て一夜寝にけり葱のぎぼ   半残(はんざん)

(4月28日 読売新聞 四季の欄から引用)


 この写真は柿の若葉。先ほどのモンシロチョウと共に春の農作業の目安となるもので、平均気温が20度くらいにあがった証拠。柿の葉が二枚開いたら○○の種を撒けとか言われている。もっともモンシロチョウは野菜に卵を産み付け、その幼虫(青虫)が葉っぱを食い荒らすので、正直言ってうれしくない。昨年植え付けが遅くなったキャベツはまだ収穫の段階ではないので・・こまったゾ!
やはり種蒔きや苗の植え付けは時期というものがあるのだなぁ。


 イチゴはすでにビニールの覆いを取り払ってある。見ると少し色付いたイチゴがあった。ゴールデンウィークには娘夫婦も久々に遊びに来るという。幾つかは口にしてもらえるだろう。もともとこのイチゴは一昨年に彼らが育てた一株だけの苗。それを毎年枝採りして数を増やしたもので成長も昨年より上手くいったようだ。



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計画の途中経過

2006年04月27日 |  住まいについて
 春になって畑仕事も忙しくなり、なんやかんやあって自宅の計画が亀状態でした。それと、遠のいてまた考えると別な思いも浮かんできます。やはり熱いうちに打たないといけないのかな・・と思いながらも新しいアイデアが出れば得した気持ちにもなりで・・なんとも。

 大きなところでは、平面をもう少し 小さく しようと思っています。

YUKI-archさんに指摘を受けたから・・ではありませんが、内心少し太りすぎじゃないかと感じてまして、やはり分相応のコンパクトなプランにしようと思いなおしている最中です。


 周辺事情では(何分とも境界線もはっきりしない田舎の土地ですから)

 市役所の固定資産税課で隣接する土地の所有者を調べました。このような調査は登記所でも行えますが、どちらか言うと市役所・役場の固定資産税課のほうが良さそうに思えます。話が多方面に広がった場合、ほとんど庁内で調査が済むからです。

 隣接する土地所有者は4名ほど居られます。内3名は近隣に在住。お一人も市域にお住まいなのでなんとかなりそう。その3名さんに最近訪問して挨拶を兼ね、不確定条件をクリアーして行くよう動きはじめました。

問題点1
 敷地境界の確認
問題点2
 浄化槽排水接続
問題点3
 井戸水利用について

以上、計画を進める上ではっきりさせる必要がありますので、この話をおいおいに。




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旬の筍

2006年04月25日 | 野良仕事や日々の生活
 という漢字の意味がよく理解できるの文字です。



 竹やぶに一番近い畑の草刈をしなくちゃ・・と思い、草むらをよく見るともうすでに筍が成長しはじめていました。竹やぶに近い畑はお日様が良く当たるので藪の中より早く芽がでます。今年の春は少し寒かったので例年より少し遅い感じですが、油断していると畑からは筍がニョキニョキ。NHKの番組でもやってましたが竹は「破竹の勢い」と表現されるくらい生命力があり、特にこの時期は毎朝見ておかないと畑は竹やぶになってしまいます。もっとも今の旬は孟宗竹の筍。一般的な筍のことです。これが終わると少し細振りの”破竹”。これはあまり市場には出回っていないでしょうね。私もこちらへ引っ越してきてから初めて食べました。

写真の筍は少し先っぽに葉っぱが出始めています。本当はこの葉が出る前に採るとエグミも少なく美味しいのですが、笹の葉が積もった竹薮の中ではありませんので探すもが難しい。多少のエグミも味のうちと思うし、なにより朝採りしてお昼には茹で上がるのですがから流通に依存している都会とはぜんぜん味が違います。

右脇の小さなものはサランラップに包んで電子レンジで数分加熱すると、筍の蒸し焼きが出来ます。ポン酢醤油でいただくのですが、もしエグミがあれば鰹節をかけるとエグミを感じなくなります。これも酒の肴の一品。先日は筍ご飯や若筍煮(ワカメと筍の煮物)、アスパラ、豚肉などと一緒に炒め味噌味の一品など、筍尽くしの食卓でした。

美味しかった。




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ちりぬるを

2006年04月24日 | 野良仕事や日々の生活
 もう桜も終わりになりましたが、撮り置きしたのがあったので・・



お隣の裏庭にある大きな桜を見上げた青空が美しい(まぁ ありがちな写真ではあるが)。それが突然の風で花びらがチラチラチラ・・「シャッターチャンス!」とばかりにボタンを押したのだけれども(下の写真)・・デジカメって反応が鈍いのですね。花びらの舞は終わった状態でした。(腕の悪いのをカメラのせいにする)

下の写真は縮小されているので解り難いですが、左下にある赤い点は椿の花。木陰の黒さと日の当たって輝く銀色の甍、その空中を舞う桜の花びら。
というイメージの写真だったのですが、次の風を待ってもなかなか吹かないので諦めました。秋の風と同様に春の風も気まぐれです。他にも気まぐれが・・でも、言わぬが花とも。



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春キャベツって

2006年04月22日 | 野良仕事や日々の生活
 私たち夫婦は買い物のほとんどを洲本の街にあるジャスコで済ませる。駐車場は大きく売り場も2フロアーあって、本屋もあればマック(関西ではマクドって呼ぶけど)もあり眼鏡屋もうどん屋もある大きなお店だ。

1階エスカレータ脇の小さなホールが待合コーナーになっていて、二人が別々に買い物をするときの待ち合わせ場所にしているのだが、そこに旬歳時記という数ページの季節に応じた料理のレシピと食や健康についての一口知識などが書かれた機関紙が置いてある。最近少しづつ料理をするようになった私は月1回の発行を楽しみにしている。(うそ)

男が料理なんて・・と言ってると熟年離婚の原因にもなる時代。捨てられるのを待つ粗大ゴミにはなりたくないので・・なんてことではなく、それなりに料理は楽しいものだ。特に自分が作った野菜を使うのだから、おかずに限らず漬物や酒の肴になるようなものから始めるとうまく馴染めるようだ。もし料理をされたことの無いご貴兄にゼヒお勧めする。まづ、そのためにはレシピ集めから、どうぞ。

という書き出しはまったく関係のないことなんだが。

その今月のレシピで取り上げた”旬”は春キャベツ
春キャベツは冬のキャベツに比べて巻きがゆるく、葉も中まで緑色がかっています。・・と書いてある。
私が今育てているキャベツも、確かにそーなんだが、春キャベツって

雪国で去年の晩秋に収穫したキャベツを雪の下で貯蔵し、春に出荷する、あの

中まで真っ白なキャベツじゃなかったけ?
あの焼肉の口直しについてくる、柔らかくサクサクした、むしろ野菜臭さのないもの。
これって北海道の話かな?

まぁ、こんなことってどうでもいいことなんだけどネ。ただ名前は所によって変わるし、場合によっては詐欺・・というほど大げさではないが、正しく使いたいと思っているのだ。間違い例は巷にたくさんある。例えば私の経験だが、

その昔、出張帰りの姫路駅の近くにある居酒屋で一杯飲んだときの肴。文字通り魚を頼んでチビリチビリやっていると
「は~い、おまちど~、メバルの塩焼き~」
角皿に乗って出てきた魚を見ると・・これってガシラ(一般名:カサゴ)じゃないの!

また芦屋の街中にある天麩羅屋での話。 混んでいたのでカウンター席に座って「お任せ」を注文。カウンター越しに天麩羅のネタが見える。白身の小魚も見えるが・・皮に少し縞模様が見える。やがてそれが天麩羅となって私の膳に盛られたのだが
「ねぇ、この白身の魚、なんて名?」
と、わざと聞くと
「キスです」
「・・・・」
あのね、客を馬鹿にするんじゃないよ! これはキスはキスでも”トラギス”といって白キスよりワン・ランク落ちる魚なんだよ。・・って言いたかったけど、お昼のサービスランチメニューだから・・しゃ~ないか。

だいたい安いものを注文するとこんなことになるんだなぁ。。。。



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台所の給湯給水金物

2006年04月21日 |  設計の仕事

4月20日”給湯設備”の続きです。


 さて、台所の水栓金具はどのようなものが良いでしょう。デザインも機能もたくさんありますが、濡れた手あるいは片手だけで操作する事が多いので、摘みを回すタイプよりレバータイプが便利でしょう。湯温の調整も簡単できる混合栓、シングルレバーハンドルがお勧めです。もちろんメーカーは台所用として数種類ラインナップさせているのでその中から選ぶと間違いないでしょう。特に、水が周りに飛び散らない泡沫吐水型がお勧めです。シャワーが付いたものなどもありますが特別に必要な物とは私には思えません。広い範囲を濯ぐとかシンクの側面を流すなど水を当てる方向を変えられるのは便利かもしれませんが、ホースが付いて回るので清潔を保つために余計な掃除も増えます。ホースを収納した部分からの漏水(シャンプードレッサーのように)も心配です。


今でこそシングルレバーの混合栓は当たり前の時代ですが、私が20数年前、当時の住宅公団の分譲マンションに移り住んだとき、そこの台所に給湯設備はありましたが、シングルカランのダブル(赤と青のマークが付いたもの)。つまりぬるま湯で茶碗を濯ぐなんて行為は考えに入ってないような、とんでもないお粗末な設備でした。浴室はというとフルユニットバスですが今のような低床タイプなんてありません。カランはシャワーユニットがついた浴槽吐水兼用で(しかも)2バルブの混合栓でした。そこで私は、浴室をミキシングタイプの混合栓に取替え、外した2バルブタイプを台所用に付け替えました。もちろんシャワーのホースはシンクの上で邪魔にならぬよう短く切り落として使いました。まぁ、それはそれで便利でしたが、シャワーの水がけっこう飛び散るのと、ホースの汚れが気になったものです。やはり使用する場所に応じた商品から選ぶのが正しい選択です。また使用するアイテムの機能も時代と共に変化します。だんだんに使いやすく便利な良い方向に進んではいますが、あれも欲しいこれも欲しいと欲張ってはいけません。例えば、湯温の調整にサーモスタットという便利なものがありますが、金物は高価ですし、体にかけるシャワーならいざ知らず、台所ではあまり必要ありません。 


それとシングルレバーの操作方法が10年程前から変わったのをご存知ですか? 温度の調整は右寄りが水で左に寄るとお湯になるのは同じですが、水を出すのは、以前はレバーを押し下げ、持ち上げると水が止まりました。それが今は押し下げると止まり、持ち上げると水が出ます。少し古い家や宿泊施設に行ったとき戸惑うのはこのシステムが変化したためです。これは聞くところによると、阪神大震災で台所の棚上の物が落ちてレバーを押し下げ、水が出たままになって二次災害を引き起こした例が多くあったために逆の動作にメーカが揃って切り替えたと言います。機能は時代と共に変化する一つの例です。もしかするとあなたのアイデアから新しい機能を備えた商品が登場するかもしれませんね。


あと、金物の取り付け高さ、吐水口からシンクの底までの寸法を、出来るなら少し余裕を持たせると、大きな鍋を洗う時に便利とか、食器を濯ぐときにカランにぶつけて壊してしまうことが少なくなります。特に壁付けではないデッキタイプと呼ぶ天板に採り付けるタイプの金物を選ぶときには注意しましょう。




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給湯設備

2006年04月20日 |  設計の仕事
 4月14日”水栓金具”の続きになります。

 台所でお湯がいつでも使えるようになったのはいつごろからでしょう?
3丁目のお家に冷蔵庫が届いた‥たぶんその時代くらいからではないかと思うのですが、あっても小型のガス瞬間湯沸器が流し台の真ん前に取り付けられているタイプ。たいてい正面に窓があって、湯沸し器を取り付けるために縦に板が打ち付けられ、そこにガスや給水配管が引き回され、ガチャン、ボッと言う音と共にフレキシブルなパイプからお湯が出てくる。たぶんそんな給湯設備だったでしょう。もちろん今でも現役で活躍している家庭はたくさんあります。

 このような局所給湯以外にセントラル方式も多く普及しています。むしろ給湯設備と言うとこちらを示すのが普通です。給湯源はガスであれ深夜電力であれ、お湯を使う場所(お風呂、台所、洗面など)へ給湯配管があらかじめ壁内あるいは床下に仕組まれていてメカが見えないのがモダンハウスというものでしょうね。技術的には片道配管で先止めになっている一般的なタイプと往復配管になってお湯が循環する高級タイプがあります。でもこちらはあまり一般家庭向けではありません。

 台所で水やお湯を使う場合を考えてみましょう。野菜を洗うのにお湯は使いませんが食器を洗う、濯ぐという作業にはすぐにお湯が出るほうが快適です。それと比較して、浴槽などは短時間で大量供給の必要はありますが、即お湯がでないと困ることはありません。給湯器の位置が遠くにあるとどうしても配管内のさめたお湯を捨てることになりますし使い終わったときも配管内には熱いお湯が残ったままになり、結果としてエネルギーの無駄使いです。これは一般的な先止め方式のセントラル給湯に付きまとう問題です。こういったことからも”配管まわりはまとめるようにプランしましょう”と言われています。

 台所ですぐにお湯が出る。このことはかなり重要な条件です。特に家事をあずかる主婦にとっては男の我々には計り知れないくらい重大な要望で、私も実は実務上で失敗をしたことがあります。技術屋の悪い癖で、理屈でプランを処理したのでした。それは給湯配管内のお湯の量なんてわずかです。1リットルにもなりません、ほんの数秒待てばお湯が出るという計算結果で台所の給湯設備を考えたのですが、クライアントの奥様は・・

「やはり待てません」

仕方なく小型の瞬間湯沸し器を付ける事になりました。最近のものはデザインもよくなってきてますが、やはり私の失敗は失敗。大いに反省したものでした。

 ですが、あえて言わせていただくなら、快適さとか便利さは求めすぎては果てしなくキリがありません。その時代の技術レベルやコスト、生活習慣など総合的に判断して折り合いをつける。。。ミスった私が言うと妙ですし適切な引用ではありませんが、”足ることを知る”ということも重要かと‥。また使い方を工夫することも大切です。例えば、最初から温度設定をぬるま湯にすると、なかなかお湯になりませんが、最初はgoo‥じゃなく、熱いお湯を出すようにして給湯配管内のさめた水を早く捨て(もちろん水として使う)、お湯に変わり始めたらすぐに湯温設定をぬるま湯に変えるような使い方をすれば、先止め式セントラル方式の欠点は辛抱できる範囲だと‥私は思うのですが‥いかが?




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60歳からの青春

2006年04月19日 | 野良仕事や日々の生活
 今後団塊の世代が60歳定年をむかえる。どんどん膨れ上がる老世代は、かって新しい若者の世代を作ったように、新しい60代の大人の世界を作り上げていくだろう。という趣旨の番組をNHKの”クローズアップ現代 60歳からの青春”が今夜放映されていた。

 地元では今日、例の老人会の集まりがあった。名簿によると入会している男性19名に対して女性は38名、1:2の比率だ。実際に集まったのは29名で、男は私を含め4人だけ。圧倒的に女性パワーの炸裂‥ではないが、多勢に有勢の様子は間違いない。名簿の年齢を見ると90歳を超えた方も居られる(出席はされていないが)。満年齢61歳の私は大勢のお袋さんに取り囲まれたようなもので、なんとも、どう対応してよいのやら。。

一応今回の集まりは総会ということではあるが、実際のところは温泉と食事やカラオケを楽しんで明日も元気に生きましょうというようなもの。正直なところ私はこう言う集まりが苦手ではあるが、酒も入れば歌の一つも歌わないと「付き合いの悪い奴」と思われそうで‥歌ってきました。三橋美智也になったつもりで‥。

で、最初の話に戻るのだけど。その番組を見ていて(見た人いますか?)、なぜか複雑な気持ちになってしまいました。60歳からの青春も、

 老け込んでたまるか!
 若い時に出来なかったことをこれからやるんだ!

とフォークギターを持ち出し歌を歌うのは理解できるけど、やはりそれってズーット昔に親の意見を無視したり反体制に傾いたのと同じ様に私には見えたのだ。私は親孝行ではないが、自分の親と同じ世代の80代90代の人々がみじかに居れば、多少なりとも遠慮、配慮が必要でしょう。もちろん我が人生、我が道を行くのは誰にでもどの世代にも大事だけど。自分が楽しけりゃ良いでは済まされないのではないかなぁ。

偉そうに言う私も、もし私が今日老人会に出席せずにNHKの番組を見ていたら

「そうだ、再び俺たちの青春だ!」

なんて受け止めたのではないかと、終戦直後に生まれ、戦中派でもなく団塊の世代とも呼ばれ(たく)ない私の気持ちは複雑なのだ。




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今年初の草刈

2006年04月18日 | 野良仕事や日々の生活
 今日は花粉以外に黄砂も飛び交っていたらしい。
その中、今年初めての草刈をした。世間では新緑の項とか言ってうれしがるが畑仕事をする者にとっては、これからが大変なのだ。

今はカラスのエンドウ(子供たちがピーピー豆とか呼ぶもの)などがひょろひょろ伸び放題。これは刈り取って土にすきこめば緑肥として利用できるから構わないのだが、けっこう草刈のチップソーに絡まる。・・もちろん私が草を刈るのは鎌ではなくエンジン付きの草払い機なのだ。都会なら公園とか河川敷で草刈をしている人を見たことがあるだろう。肩あるいは首にベルトを掛け、そこへ機械がぶら下がって、右から左へ1/3から1/2円を描くように草を刈る、あの機械を使っている。近所の農家はエンジンを背中に背負うタイプの、もっとパワーのあるものを使っているが私のはパワーが足りないので、少し草丈が長くなったり蔓などはチップソーに絡まって回転が止まってしまう。時々回転を止めて絡まった草を外さなくてはならない。このときには草刈り機そのものを外さないとチップソーに手が届かない。ソーなんだ(つまらないギャグ)。

久々に今年初の草刈をして、ちょっと感じたこと。
3時間以上は草刈をしていたと思うのだが、機械を左右に振る腰つきが良くなったというか、疲労感があまり無い。
やはりこれは、スポーツジムのおかげか・・な?

夕方仕事を切り上げ、シャワーを浴び、ビールでも・・と思ったら冷蔵庫に無かったので自作梅酒の水割りで一杯。ウメ~(これも親父ギャグか)
肴は前のページにあるワラビの煮物。これを関西弁では
「ワラビのタイタン」と言う。


 でも、ほんとこれからが大変なんだよ。今日の作業でもまだ半分くらいしか片付いていない。この先は草も伸びるのが早くなるし、まさに草との戦いなんだ。



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花粉症

2006年04月18日 | 野良仕事や日々の生活

 杉の話で思い出しました。

 スギ花粉の時期も終わりヒノキ花粉もソロソロ終わりになりそうですが、私は花粉症と世間で呼ばれる前から春先になると鼻がグシュグシュしてました(自慢にもなんにもならないのですけど)。当時は都会の排気ガスなどが原因で公害という言葉も定着した時代でして、排気ガスが空中に多いと鼻毛が自己防衛のために伸びるなんて説も耳にしたことがあります。たしかに鼻毛は伸びました。ムズムズするものだから三船敏郎の椿三十郎よろしく「クン」(どう表現したらよいのか)と親指と人差し指で鼻毛をつまんで引っ張り抜いたりしました。そんなことはどうでもいいのですが、当時はその鼻毛を抜くことで鼻の穴に傷がつくとか内部の皮膚が敏感になるのでグシュグシュするものと思ってました。ティッシュを大量消費し、集中力の持続ができないのがつらいのですが時期を過ぎれば「はい、それま~で~よ~」ですから特に薬を飲むこともありませんでした。当時は。


花粉が原因だと発表され、その薬も発売されるようになると私の症状もドンドンひどくなり、しまいには秋のセイカタアワダチソウでもグシュグシュするようになりました。さすがにそのときは薬を飲みました。そんな私が田舎暮らしを始めようというのですから、「花粉症はつらい」と言う割には・・懲りない人だったのかも。


何かを育てるときには、保護し大事に育てる方法と、その反対のいわゆるスパルタ方式があるのですが、私の花粉症にかぎれば、このスパルタ方式に近い強制的に環境に順応させる、つまり体に免疫力をつける道を選びました。このことが幸いしたのかどうかわかりませんが、都会にいたときより花粉症の症状は軽くなりました。この季節にかなり耐えられなくなった日だけ薬を飲む程度で、年間10錠もあれば事足りるようになりましたが、実際のところ薬は効いても、喉や鼻が乾く感じと目元がボ~ッとなって眠たくなるのは、また別な辛さがあります。


これに関して興味深い情報を


 なんでも、蕗(ふき)を食べると花粉に対する免疫力が増すそうです。これは蕗の産地の人には花粉症の人が一人もいないことから、蕗には何らかの免疫性があるのだろうという説です。これから蕗も道端で手に入る季節です。こちらへ来てからは季節になると蕨(わらび)や蕗(ふき)を少しだけ山菜としていただきましたが、今年はもう少したくさん食べることにします。もしかして最近症状が軽くなったのは、この年に一回食べる蕗が幸いしていたのかもしれませんネ。


家の脇で育つ蕗。三つ葉も傍にたくさんある庭先で採取したワラビ

それと、もうひとつ”花粉症の薬で「眠くなる」のは誤り?「目が覚めなくなる」が正しかった”という学説も発見しました。この記事を書いているブログは


Orbium -そらのたま- http://sasapanda.net/


カーリングのストーンが回転によって何故ボールなどと反対の方向へ曲がるかなんて、なかなか面白い知識が得られますので、ぜひ訪問してみてください。





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床材

2006年04月17日 |  住まいについて

 私は床材にコルクタイルを使うことが多いと言う話を以前したが、最近の個性的な住まいを見ると杉や桧の無垢材を使う家も多くなってきているようだ。


参考ブログ:
 家づくりから始めるスローライフ  http://pian-piano.info/2006/03/20060321.html
 デザインのある暮らし        http://designl.exblog.jp/m2006-02-01/#2625253
 建築って何だろう?   http://plaza.rakuten.co.jp/home1921/diary/200604150000/


 桧を床材に使うことはあるが、杉は柔らかく床材に不向きと私の記憶に刷り込まれていて、今まであまり興味を覚えなかったのだが、よ~く考えて見ると、コルクタイルも柔らかい材料。杉の床材にも歩行時の適度なクッション性と断熱性、足裏に伝わる温かみがあるらしい

確かに主流のフローリング合板は冷たい。今私たちが棲んでいる家もフローリングで改装されているが、家の作りもあって夏場でも床は冷たい。私はもともとスリッパは履かない生活スタイルで、トイレにもスリッパは置かない主義。(そうリッパな主義ではないけど。←親父ギャグ)でも、さすがにこちらへ来てからは室内履きを使っている。あのイボイボのある健康サンダルである(笑)。もっとも冬場は寒いので娘がプレゼントしてくれたオーバーシューズのような上履きを履いている。さらに飼っている猫が出たり入ったりして床が汚れるせいもある。だから雨の日などは雑巾を持って猫を追い回している。あの児は足を洗って出直してはくれないコマッタチャンなのだ。でも猫の肉球ってプニュプニュしていて、触ると気持ちいいのよね~(笑)。


娘がプレゼントしてくれた室内履き長靴を履かない猫

てな話はおいといて。 柔らかい杉板の凹みなどはスチームアイロンである程度戻るらしい。それと自らが住む家ならば多少の傷は辛抱できる。ついでに猫の爪とぎも許してあげる。決して節も無く木目も通った数奇屋造りのように、高級材料を要求するわけではない。ナチュラルでかつコストアップにならないのなら、素足(靴下も含め)の生活を望む私たちにはぴったりの材料かもしれない。



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獣医さんとの縁

2006年04月15日 | ペット
 前回の続きです。

 午後に予定された巡回地へシロを連れて行く時間が来た。新聞紙を座席に敷いて、書類も出かけるときは忘れずに。

 でも、シロがいない!

家のシロは放し飼いなんです。たぶん近所を午後の紅茶ならぬ散歩としゃれているのだろうと、私は車に乗って坂道を下る・・こと300mほど。

 前方にシロ発見!

車を止めて後部座席のドアを開けたら・・シロはびびっちゃてその場に伏せてしまう。かわいそうにトラウマなんだね。でも注射は受けないといけないから、私は伏せているシロをそのまま抱っこして座席へ。お利口さんだからおとなしくはしているが、車が動き出すと・・・・
あぁ、今日は体調が良いらしい。あまりハーハー言わない。おかげで順調に神社の前庭に到着。シロを車に閉じ込めたまま保険所の係員に書類を渡し一応問診を受ける。シロの代わりに私がですよ。

「最近元気がないようなことはありませんか?」
「えぇ、おかげさまで元気です」(なにがおかげさまなんだ?)
「え~っとシロ君はメス犬ですね。妊娠してませんか?」
「してません・・(と思います)」(ちょっと自信ないんだよねぇ)

など数項目の問診後、先生が注射器を隠し持って近寄ってくる。私は思わず後ずさり・・・・
うそです。車の中のシロにはわかりません。

「では、車のなかでも構いませんから、ちょっとご主人押えていてください」
「はい」と言って、私は前部の座席からシロの首輪と頭を押えると、先生は背中の首より下のほうへ注射器を持った手を伸ばし、
「は~ぃ、痛くないですよ~」

チクリ

こんなときも、ほんとうにシロはお利口さんなんです。ワンともキャンとも言わないし、もちろんウーッなんて威嚇もしません。
と言うことで予防接種はすぐに済みました。帰り道はさすがのシロも少しだけ怪しくなってきましたが無事我が家に到着。ドアを開けるとすぐに飛び出しました。

 ごめんね。ジロ~・・いや、シロ。(奥村チヨって歌手がいましたネ)


 と言うのが昨日の予防接種の様子でした。実は注射をしてくれるのは街の獣医さんで保険所の職員ではありません。その獣医さんとは私たちが2000年に引越しして間なしにシロが迷い込み、即お世話になった獣医さんです。淡路は農業が(もちろん漁業も)盛んですので獣医師さんはほとんどが家畜医師。ペット医師は少ないのです。その中で洲本、もしかすると島中で有名な先生で、そこへシロを初めて連れていきました。ドライブスルー形式になった受付がある建物で内部もおしゃれです。シロの診察を受ける間、私の職業意識がムラムラと

「素敵な病院ですが、どなたかの設計ですか?」とつい尋ねてしまいました。
地元では有名な建築家だそうですが(あいにく失念してしまいました)、ドライブスルー形式などは先生自身が外国のペット病院を参考に提案されたそうです。短い時間でしたがちょっとした建築談義に花が咲き、そのせいでしょうか先生は私のことを覚えてくれていたのですね。

それが、また縁とは不思議なもので、2003年ころに娘夫婦が転勤で淡路に引っ越してきました。専業主婦だった娘は「ちょっとパートにでも」という気持ちから面接試験を受けたのが、この動物クリニック。当時娘は車を所有していなかったので面接時間(業務が忙しいので面接は夜になりました)に間に合うように私が車で送り、試験の終わるのを駐車場で待っていると、やがて娘と先生が現われ、
「ご無沙汰してました」
「その節はお世話になりました」
と、なにやら良さそうな雰囲気。おかげで娘の勤めも決まったのですが、問題は足。とりあえず50ccの原付(車の免許は持っています)を手に入れてペット病院のアシスタント(受付ですけどネ)。次には軽自動車が欲しいと、けっきょくパートの目的は何だったのよ。

2005年には娘夫婦も阪神間へ再度の引越し。都会では二台も車を持つ必要もなく駐車場だけでも経費が高くつく。軽自動車は妻が(妻もこちらへ来てから免許を取得)ただ同然で譲り受け今に至っているというわけだから、まぁ、なんでも縁なんですね。

縁続きの 杉村動物クリニック さんのサイトは 
http://www.sugimura-animal-clinic.com/




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シロは引越しができるか

2006年04月15日 | ペット
 誰かさんのブログと同じようなタイトルをつけたが、我が家の愛犬は純粋な雑種です。社会欄ではチワワが話題にあがってます‥けどネ。

 昨日は朝の10時から30分間だけ村の公民館に狂犬病予防注射の巡回車が来ることになっていた。前の晩から書類やお金を用意してあったのだが、妻が留守の、ちょうどその時間に仕事の電話が珍しく2本ほど続き、気が付いたら10時半を回ってしまった。今更駆けつけても間に合わないので次の近場の巡回地まで車で行くことにする。

 だけど‥シロは車に弱いんだよねぇ。

 下の写真はダウンして横になっているのではなく「お腹をなでて」と横になったときの写真だ。けっこうシャイなメス犬なので私とのアイ・コンタクトはしてもカメラ目線はしない。たまに機嫌を損ねるとす~っと横を向く。まるで○○みたいだ。誰とは言わないが‥。



次の巡回地は車で6~7分くらいの神社前だ。後ろの座席に新聞紙を敷いて、ゆっくり走ってあげないとゲロ吐きそうだし、シロを飼った始めてのとき街の獣医さんへ連れて行くのに大変だった事を思い出す。後ろの席で「はーはー‥はーはー」息苦しそう。帰り道ではついに「ゲロッ」。。。んもー、掃除が大変だったんだよ。

こんなことで将来の我が家の引越しには‥ど~しよう。

はたして シロは引越しができるか?




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