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jazz and freedom and avenger

JAZZを聴きながら勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

まるで別の音源のよう ・・・・・・・ BE LOOSE(ON THE SAXOPHONE)/ AL COHN

2018-09-16 | ジャズ・ts

 

ネットをぶらぶらしていたら、これが引っ掛かった。

1979年にBIOGRAPH RECORDSからリイシューされたあの渦巻コーンの別カヴァです。何のひねりもないけれど時代(1956年)の雰囲気はこちらの方が良く表れている。

センター・ラベルもいい味を醸し出している。

 

 

好きな一枚でオリちゃんをずっと待っているけれど、一度、取り逃してからなかなか縁がありません。国内盤ですが「音」が結構いいです。

 

 

で、気になるBIOGRAPH盤(MONO)の音はどうか、と言うと低域に厚みを持たせているので、もともと太くて逞しいコーンのtsが冒頭のバラードを知らずに聴くとbsではと錯覚するかもしれません。dsのシンバルはやや奥へ引っ込みますが、全体に音の圧力が増し別の音源のように聴こえ、これはこれでGoo。”Singing The Blues”でのコーンとハンク(p)のフォア・バースからエンディングのもって行き方、何度聴いても飽きません。

オリちゃんは物凄い音との評判ですね。ただ「風邪ひき盤」が多いのが玉に瑕ですか。

 

久しぶりに”THE BROTHERS!”(RCA)を、

全12曲、3分台(1曲は2分台)短編作ですが、三本のtsのアンサンブルはほんと見事です!

半分も各人のソロを聴き分けられない自分の耳が恨めしいけれど、逆に集中できます。ま、名手達のアンサンブルの妙を聴くための作品ですね。でも短い各ソロも素晴らしいものばかり。

あまり表に出ない作品ですが、いい意味で完成度は高いです。国内盤ですが「音」はいい方です。

 

 

A・コーンの良さを知っている人は 「知っている」。