jazz and freedom and avenger

勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

VISTA / MARION BROWN ・・・・・ 9年間の変遷

2016-11-29 | ジャズ・as

 

 

美しい、いや、美し過ぎる。

無理に「ジャズ」というカテゴリーに入れない方がいい。強いて言えば「ヒーリング・ジャズ」か、否、ちょっと違うなぁ ・・・・・・・・ リリース当時、割と評判になり、一部から「フュージョン」とも言われたけれど。

話題の主因は、やはりフリー畑出身の二人、リーダーのM・ブラウンとS・カウエルの変わり様。録音は1975年2月。

弾力ある伸びやかなR・Workmanのbに導かれ、まるで飛行船に乗って大空を浮遊するかのような気分に誘うカウエルの名作‘Maimoun’から始まるこのアルバムは確かに時代の「変遷」を映し出している。 

S・ワンダーのカヴァ曲‘Visions’、飛行船からの美しい眺望を思い浮かべるし、ブラウンのオリジナル‘Vista’、飛行船から降り立った「未知の楽園」を連想する。

聴く人、それぞれがカヴァからイメージする世界でいいかもしれない。

 

愛聴盤の一枚、‘WHY NOT’(ESP)、 録音は1966年。

BROWNのESP、2作目、また、カウエルの存在を世に知らしめた彼のレコード・デヴュー作。

 

 

 どちらが表で裏でも構わないインパクトあるカヴァ、カヴァを利用したセンター・ラベルもESPらしくハンド・メイドぽい。

 

 

 フリーの抒情詩人、或いは牧歌風前衛と異名が付くブラウンだが、1964年の「ジャズ10月革命」、コルトレーンの「アセンション」等にも参加している歴とした筋金入りアヴァンギャルド派だ。


ALL STARS / CHARLES TOLLIVER ・・・ これが初リーダー・セッション

2016-11-20 | ジャズ・tp

 

 

2009年1月25日、名古屋の覚王山にあるライブ・ハウス「STAR EYES」でトリバーが率いるBIG BANDを聴いた。総勢16人、その中にS・カウエルやB・ハーパーも居た。決して広くない店内でそれこそ目と鼻の先で彼らの演奏を、また、休憩タイムでは肩が触れ合い、集まったファンとの間にやけどしそうな熱い一体感が充満していた。

トリヴァーは勿論、M・ブラウンの「WHY NOT」を聴いてぞっこん惚れ込んだカウエルを間近で見、聴けるなんて夢にも思わなかった。

マスターの話では、近くに熱心なカウエル・ファンがいて、時々、カウエルを呼んで「STAR EYES」でライブを行っていたそうです。知りませんでした、そんな凄いファンがいたとは。

そうした経緯があって、このBIG BANDのライブが実現したのでしょう。

 

トリヴァーとカウエルと言えば、多様性と流動性に満ちた70年代初頭、一途なアコースティク・ジャズで瞬く間に当時のジャズ・シーンを席巻した「MUSIC INC」の主宰者で、リアル・タイムでその人気を体験したファンには忘れられないグループですね。

時には刹那的に、時には切々と情感を乗せて歌うトリヴァーに「tp一本、さらしに巻いて・・・・・」の浪花節イメージが強いです。

 

トリヴァーのレコード・デヴューはマクリーンの‘IT'S TIME’(BN)、‘ACTION’にも参加し、その後、M・ローチのグループを経て独立している。

本作は1968年7月2日、初リーダー・セッションとしてレコーディングされたにも拘らず、翌1969年に録音された‘THE RINGER’が先にリリースされ、3年後の1971年になって日の目を見た。

メンバーが凄いですよ! A面はハンコック、カーター、チェンバースのカルテット、B面にデビューして間もないG・バーツが参加。内容は‘THE RINGER’には及ばないものの初リーダー・セッションに懸けるトリヴァーの一本気なtpを中心に好演が続きます。この時点で、「MUSIC INC」の構想はもう出来上っていたのではないか。

全6曲、トリヴァーのオリジナルで占められ、なかなかチャーミングな曲ばかり。昔から「オリジナルが好まれる時は機運が高まり、スタンダードが好まれる時代は停滞期」とよく言われるが、その諺通りですね。

ただ残念な事に、録音が高域にシフトしやや紙っぽく、特にハンコックのpは細く甲高く聴こえ、知らずに聴いたらハンコックとは思わないだろう。ここが、リリースが遅くなった主因と思います。アンプのTREBLEを絞ると少し改善されます。

 

以前、紹介しました‘THE RINGER’

「不滅の名演盤」と公言して憚りません。既に「MUSIC INC」のクレジットが見えます。

 

 

 

人気絶頂の1973年の日本公演盤。こちらも良いです。

 

 

いずれもアコースティク・ジャズの「鑑」ですね。

 


秋の蓼科高原ゴルフ・ツァー

2016-11-13 | ゴルフ

7日(月)~8日(火)にかけて恒例になった秋の蓼科高原へ。

一日目は初めての鹿島南蓼科G・C、二日目は昨年と同じフォレストカントリークラブ三井の森。

朝6時半に名古屋を出発して10:00スタートの丁度、30分前に鹿島南蓼科に到着です。秋も深まり、ここの紅葉は終わり近く、快晴でしたがもう寒いです。

スコアカードを見ると6,233Yとそこそこあり、唐松が真っすぐ伸び、いかにも林間コースという良い雰囲気がしますが、両サイドが唐松林の壁になっていてフェア・ウェイが狭く感じます。

 

 

1番492Yロング、手探り状態で、まず5Wで。当りは良くフェア・ウェイ右サイド200Y、そこから7Iを。しかし、注意したにもかかわらずやや右に押し出したボールは枝に当り、林の中へ。運悪く唐松の後ろに。いきなりダボです。三日前に83の好スコアを出していた一人もこの危険ゾーンに打ち込み、強引にグリーン方向を狙ったため、トリプル。

その後もゴルフをしに来たのか、ビリヤードをしに来たのか分からないほど唐松に悩まされ49、46の95でした。

 

二日目、フォレスト三井の森は今回で3度目、どこそこコースを覚えており、しかも、こちらは低い白樺林なので見通しが良いですね。でも、標高が一番高い所で1,500m近くあり、昨日より寒く、以前のイメージほどボールが飛びません。

OUTは良いペースで進みましたが、残り3ホールで3パット・ダボを二つ叩き44でした。

INに入り10番537Yロング、ティ・ショットはテンプラ気味でわずか150Yほどでしたが、残りを続けて4UTのナイスショットでパー・オンのパー、その後もパーが続きましたが、途中から雲が広がり、急に気温がグッと下がり、寒くて体が冷えてしまいダボの連続、終わってみると45、結局89。

クラブ・ハウスを出る頃には雨が降り出し、ラッキーでした。

 

当初の予定は先月後半でしたが都合で伸び、ここは、やはり10月後半が良いですね。


舞鶴 ・・・・・絶景 & 赤レンガ倉庫、そして自衛艦

2016-11-10 | ドライブ

 

五老スカイタワーから舞鶴湾の絶景を一望でき、近畿100景の人気№1に選ばれています。

午後4時頃で気温も高く、方角によりややもやっていますが、空気が澄んでいたら遠くまで見渡せるでしょう。

 

 

旧四軍港、横須賀・呉・佐世保と共に「日本遺産」に認定され、国の重要文化財に指定されている「赤れんが倉庫」。

現在は、博物館、展示スペース・資料館、イベントホールとして活用されています。それにしても見事な眺めです。

 

 

 

 

何やら、W・ヤングの‘FOR LADY’のカヴァを連想させますね。

 

 

こちらはあまり手を入れず、ほぼ当時の原型を保っており、ノスタルジー感をいっぱい放出しています。

 

 

久し振りにAVENGERをパシャと

 

 

すぐ横に自衛隊桟橋があり、自衛艦「ひうち」(多用途支援艦)の姿がありました。

海軍ゆかりの港めぐり遊覧船も出ていて、舞鶴所属の主力艦艇をすぐ近くで見る事ができ、迫力満点だそうです。

 

 

午後5時になり、「ひうち」に灯りが ・・・・・・・

さぁ、帰路に。

 

 

ここ舞鶴、他にも見所が沢山あり、一日掛けて廻りたい魅力ある街です。

いつの日か、また ・・・・・・


ぶらっと ・・・・・ 丹後 宮津天橋立

2016-11-09 | ドライブ

先週末、日本海を見に天橋立と舞鶴へ。

快晴で気温も高く絶好のドライブ日和、敦賀からの舞鶴若狭自動車が開通したお陰で随分、時間短縮できました。

東名~名神~北陸~舞鶴若狭~京都縦貫と五つを走り継ぎ、約240km。

 

まず、日本三景の一つで知られる、お馴染み「天橋立」です。

 

 

展望場所へはリフト、又はモノレールで上がります。駐車は運良く乗り場、すぐ前に。

 

 

時間に余裕があれば、約3.6㎞の湾口砂州をレンタ・サイクルで渡ってみたいのですが、レノンを連れて行ったので入口辺りをぶらぶらと。

観光船で湾内を周遊もできます。

 

 

宮津から舞鶴へは下道を。途中、海岸線からの景色はもう抜群ですね。

偶然、造酒屋の看板を見つけました。「白嶺(はくれい)」、創業は天保三年(1832年)という歴史ある蔵元です。

 

 

 

初めは自分一人でしたが、その後、続々と訪れる人達で店内は一杯に。レジ担当はおおわらわ。

地酒ファンが多いですね。

一本、購入しました。後日にでも。