jazz and freedom and avenger

勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

“日本酒” 旅に出かけよう ・・・ 飛騨古川

2024-06-28 | 日本酒・洋酒

 

朝、散歩やチャリ・ブラに出掛けた際、コンビニでカップ・コーヒーを飲む癖が付いた。先日、書籍コーナーでこの雑誌が眼に留まり上の部分、酒蔵の写真に記憶が蘇った。ページを開くと、やはり、飛騨古川の渡辺酒造店でした。飛騨古川はもう40年近く前に訪れ、10年前にも訪ねている。

高山の少し北に位置し「古川祭」で知られますが、初めて訪れた時は、まだそれほど観光化されていなく、昼の食事をしたくても、開いている店を探すのにマジ焦りましたよ(笑)。

 

 

さぁ、10年前の写真を呼び起こし、散策してみましょう。午後の遅い時間だったせいか、人影は殆どなく街中、静寂に覆われていた。

 

ここが渡辺酒造店です。「縦と横」が織りなす格子が凛然とした佇まいを魅せている。

 

こちらは近くの「白真弓」「やんちゃ酒」で知られる蒲酒造所です。厳かささえ感じます。

 

見所の一つが「瀬戸川と白壁土蔵群」ですね。趣がありますよ。

 

 

 

疏水のような川に約1,000匹の見事な鯉が泳いでおり、情緒満点。白壁と鯉、津和野(山口県)を思い出します。

 

 

「三嶋屋 和ろうそく店」です。

40年近く前、既に、この店と店主さんはその筋では著名で、TV、新聞、雑誌でかなり取り上げられていました。軒先から中を見ていると。奥からその方が出て来て、飾りっ気のない語り口でお話を聴せて頂きました。店先に30分以上も座り込んでしまい、写真までご一緒に。

10年前は軒を飾るヘチマが何とも言えぬ風情を醸していた。日本っていいなぁ~。

 

古川の街角にはこうした店が、ずっと健在です。

 

偶然と言うか、必然と言うのか、少し前から渡辺酒造店の「蓬莱(ほうらい)」を飲み始めていた。

 

確か、2023・世界酒蔵世界ランキング 5年連続五つ星のタスキが掛けてありました。「美味い!」。いつか、また、訪れたい街です。


煩わしいAUTOワイパー ・・・・・ Impressions of Audi A3 Signature Edition(3)

2024-06-24 | 

 

フロントガラスとボンネットの境がスッキリしている。ワイパーが殆ど正面から見えない。コンシールド・ワイパーと呼ばれ欧州車やレクサスなどで見受けられる格納タイプで、デザイン優先、風切り音防止、高速時のアームのバタつき回避等々で採用されているそうです。ただ、直ぐアームが立てられず洗車時等々、立てる際、余分にツー・オペが要り、知らずに無理するとガリガリと・・・・・洗車回数が少なくてもめんどくさいです。

 

 

それからAUTOワイパー。乗り始めて間もないころ、交差点を右折しようとしたら、突然、ワイパーが動いた。間違えてレバーを操作したわけではなく、犯人はAUTOワイパーだった。作動感度が早くセットされていたためか、自分の感覚ではまだワイパー不要の段階だった。調整してもタイミング、スピードがしっくりしない。鬱陶しいので取説を見ながら作動感度モードから間欠モードに切り替えた。更に作動モード時、シフト・レバーをリアにすると、勝手に(笑)リア・ワイパーも回り出す。これは連動にしなくてもいいのではないか。しかも、ビビリ音が大きく何かにぶつかったのでは?と思うほど。フロントも結構、大きいのでディラーで手直してもらったけれど、納得がいくレベルではない。ま、だんだんブレードが劣化し圧力も緩むと少しマシになるかもしれないけれど、そう言う問題ではない。また、スピード・モードがLOWとHIGHの二つだけは不便、何をケチっているのだろう。MIDDLEを入れ三段階にした方がよほどドライバー寄りの考え方です。それにレバーの上下ではOFF時のレバー・ポジションが分かりにくく、AUTOを優先するなら、トータルでシステムの完成度を上げないと「こんなもの要らない機能」になります。いえ、もうなってますよ。

 

 

気分転換しましょう。川沿いの遊歩道で咲いていた花々です。

紫陽花(アジサイ)ですね。   

これは何でしょう、分かりません。背丈が結構、高いです。

        

 

梔子(クチナシ)です。自宅の梔子はまだ蕾です。

   

 


㊙愛聴盤 ・・・・・LIVE AT DONTE'S Vol.1 / ART PEPPER

2024-06-18 | ジャズ・as

 

 

本作はレコード上、リーダー作として60年の‘INTENSITY’から75年の劇的なカムバック作‘LIVING REGEND’までの15年間に及ぶ空白を埋める貴重な音源(64年の‘IN SAN FRANCUSICOとともに)。録音エンジニア、ジョージ・ジャーマンによってプライベート録音されたテープをフレッシュ・サウンドが買取り、1987年、オリジナル・リリースしたもの。Vol.1、2がある。ライナー・ノーツは社長のジョルディ・プジョル氏自ら、ペッパー及び本作への思いの深さをリア・カヴァ一面、文字サイズを小さくしてびっしり書き綴っている。

世界で一番、ペッパー・ファンが多いのではないか、と思われるわが国での反応はどうかといえば、これが実に冷淡である。例えば、あるものの本に「良好とは言えない録音状態のCDで聴くのは辛い。ペッパーもロマーノも決して好調とはいえない。」と軽くあしらわれ、それが原因なのか、寂しいことに誰も寄り付かない空白の一枚になっている。70年代後期、突如沸き上がったあの論争(前期 VS.後期)は一体、なんだったのだろう。論争が一段落し、ペッパーの死後に発表されたとはいえ、前期派、後期派、双方にとって、まるで「ジ・アンタッチャブル」物のようだ。
自分はCDを聴いていないので、その「音」について解らないが、このアナログ盤を聴く限り、調律がやや狂っている?ピアノを除けば、少なくともペッパーのas、ロマノのtsの「音」に関して何ら不満はなく、プライベート録音によるライヴものとしては上々ではないでしょうか。CDの音が悪いからと言って一方的に演奏まで悪いと決め付けるのは軽率ではないかなぁ。多分、前期派に多い先入観に基づき、碌に聴かないでレヴューしたのだろう。


さぁ、内容ですが、驚く勿れ!偏った寸評に惑わされず、梅雨空の下、窓を開け放し隣近所の迷惑を省みず、vol.1のB面、‘Lover Come Back To Me’を大音量で聴け!
たとえ怒鳴り込まれても気にすることなど無い、いつの日か、「あの曲は?」ときっと尋ねてくるだろう。

ロマノのtsが一本調子ながら、B・アーヴィン顔負けにアナーキー2、3歩前までぶちかまし、これ以上はOBというぎりぎりのラインまで完璧にコントロールされ、止まることを知らぬ直向きなペッパーのアルトに理性がどこまで耐えられるでしょうか。ふにゃけた脳天をものの見事にぶち抜いてくれる。廃人同然、死の淵から這い上がってきた男しか表せない「凄味」を憶える。

未聴の方は、明日にでも、円盤屋、或いはジャズ喫茶で大音量で掛けてもらうとイイ。心配しなくても大丈夫、誰一人、途中で店を出る人はいない。当時の健康状態、環境状況からすれば、これはまさに奇跡の21分48秒だ。
この”Lover Come Back To Me”を聴かずして、ペッパーを語ることは許されない。

 

 

78年の来日ステージで甘さを排した鋭いトーンでまるでasの鬼神に化したようにソロを吹くペッパーに、スタジオ録音のレコードだけでは彼の本質を聴き誤る危険性を感じた。だから、自分には「前期」も「後期」も存在しない。ま、その論争も風化し、今では死語だろう。


㊙愛聴盤 ・・・・・FRANK STROZIER / HERE’S FRANK STROZIER & REMEMBER ME

2024-06-10 | ジャズ・as

 

Vee-Jayレーベルに”FANTASTIC”に続く第二作目を吹き込みながら(1960年)、お蔵入りし、1977年に日本でのみリリースされた作品。その後、LPの再発も限りなく無かったと思います。蔦とレンガ、そしてランプとノスタルジックさを醸すカヴァが聴く前から中身の良さを暗示している。as+リズム・セクションと言うオーソドックスながらその実力を問われる編成で、メンバーは”FANTASTIC”に見劣りするもStrozierのアルトは断然、こちらの方が鳴っている。まず、「連日連夜、君を想い、君に逢いたい・・・」という熱烈なラブ・ソング”Day In Day Out”をテーマはラテン・リズムに乗せ、アドリブはフォー・ビートで一気に吹き切り、続く、シナトラの名唱でも知られる”Nice & Easy”ではシナトラに負けず劣らず堂々と歌っている。まだ題名が決まっていないオリジナル曲”Blues”も「ブラック・コーヒー」風にややハスキーなトーンで素晴らしいブルース・フィーリングを聴かせている。

Strozierのasは、少し軽く、線が細いけれど、このレコードはリーダーとして、グループをひっぱり、実に朗々と吹いている所が立派ですね。カートリッジをM44Gで音に厚みを持たせるとイイ感じになります。

なお、ストロジャーは60年代初頭、asの逸材と期待され、Vee-Jayにモーガン、ショーターと共にフロント・ラインを張った”THE YOUNG LIONS”を吹き込み、二人に位負けしないパフォーマンスを残している。また、一時期、録音の記録はないけれどマイルスのグループに在団していた。

 

 

もう一枚は14年ぶりにSteepleChaseに吹き込んだそのタイトルも、何と”REMEMBER ME”、泣けますね。1962年に録音した‘March Of The Siamese Children ’(JAZZLAND 70)以来です。デビュー当時は、やや童顔であったストロジャーも、それなりに男ぽっく写っている。作曲の才もあり、ここでも7曲中、5曲を提供し、asとflを吹き分けています。

 

では、早速、タイトルとなった‘Remember Me’を聴いて参りましょう。いきなり無伴奏でストロジャーのasでスタート、14年間の不遇を吐露するシビアな演奏と思いきや軽いボサ・ロックのリズムに乗った軽快な演奏が始まり、良い意味でいなされた感じがする。だが、2曲目、‘Kram Samba’は一転してモーダルでアップ・テンポ、スリリングな力演に変わり、このプログラミング、なかなか上手いですね。ストロジャーのasが実にエモーショナルだ。

50年代後半に、シカゴからMJT+3でデビューしたスロトジャーのasは、多くのas奏者同様、パーカーをベースにしながら、早くからコルトレーンの影響を受け、その透明感ある音色と共に異色のスタイルとしてかなり注目を浴びたが、やや線の細さにより次第に、第一線から遠ざかってしまい、その後は、ロイ・ヘインズ・グループ等のレコードで健在を知る位であった。でも、この‘Kram Samba’の熱さで14年の間のジャズとの関わり方が窺われます。
 
それを更に証明する演奏がB-1のオリジナル‘For Our Elders’。カルテットによる演奏。これは僕だけが感ずることかもしれませんが、ストロジャーのアドリブ構成は独特で、前半と後半ではかなり趣が変わり、ここでも後半、ギアを一段シフト・ダウンして、細かな音をググッと押し込みながら、徐々にテンションを高めていく展開、スピリチュアルで聴き応えあります。

続く、C・ポーターの‘Get Out Of Town’はもともとスタンダードをうまく料理する力量を持ち合わせているので、76年に相応しい解釈で聴き手を楽しませてくれます。よくある懐古趣味に陥っていない所が良く、以前より音色が太く逞しくなっている。

         

「14年ぶり」のこの新録は見逃しがちですが、なかなかどうして、上等と思います。


新緑のブラ・ドライブ ・・・・・Impressions of Audi A3 Signature Edition(2)AUTOライト &デイタイムランニングライト

2024-06-04 | 

 

納車後、暫くするとナビ画面がフリーズする症状が現れた。ディラーに連絡すると↓の画面の電源マークを長押しして再起動してください、との事。2、3日はそれで凌ぐ事ができたが、それも効かなくなった。ディラーに出掛けプログラムの書き換えで治ったけれど、不信感が ・・・・・。一応、プレミアム・カーとしてそれなりに認知されているAudiにしては、お粗末だなぁ、と。ひょっとして下位グレード(A3)だからなのか?

また、最近の車の特性に慣れるより仕方がないけれど、例えば、AUTOライトとデイタイムランニングライト・システムの不可解な作動に戸惑った。2020年の保安基準の改訂でどちらも自動で強制的に点灯され、ドライバーによる手動解除が出来なくなっている。意図しない時、想定外に点灯したり、消灯もままならないとなると誰だって頭が混乱します。未だにヘッドライト、デイタイムランニングライト、スモールランプ等々の相互関連性がしっかり整理できていない。だってデイタイムランニングライトはヘッドライトが点灯したら消えると思ったら夜もずっと点いているよ(笑)。また、エンジンを切っていてもスタート釦がONの場合、AUTOライトとデイタイムランニングライトのシステムは作動するので、夕方など点灯に気付かないリスク(バッテリー放電)がある。各車メーカー、それぞれアプローチが異なるので、強制の自動は結構、めんどくさいです。

 

さぁ、明るい話に移りましょう。新緑の季節になりました。ぶらっと、猿投グリーン・ロードを枝下インターで降りて矢作川上流へ。

廃線になった名鉄三河線の三河広瀬駅です。まだ、現役の様に小綺麗に整備されたプラット・ホームが残っており、まるで列車がもう直ぐ到着しそうですね。そのワケはこのプラットホームが国指定文化財に指定されているからなんですよ。鉄道マニアだけではなく四季折々の趣きが楽しめ、写真愛好家にも人気があるそうです。うん、分かります。特に冬、雪化粧したこの廃線駅の寂寥感など想像しただけでもゾクッとします。駅前に味のある旅館まで用意万端、整い、駅舎も現役バリバリの感じですね。時々、売店が開かれているようです。

 

 

 

上流に向かい、足助への案内表示が出たのでそちらへ橋を渡ります。新緑が眩しいです。水量はそこそこありますね。中央、やや左に釣り人の姿が小さく見えます。

足助に着きました。秋の紅葉シーズンの香嵐渓(直ぐ左手)とは対照的に、今日の旧街道沿いの元宿場町は動くもの、音がするもの、何一つない「沈黙の町」でした。でも、そこが頗る良い。

 

 

 

郊外、自動車道を約100キロ走り、燃費計は14.7㎞でした。もう少し良い数値を期待したのですが ・・・・・