jazz and freedom and avenger

勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

小雨上りの新緑 ・・・・・星のや軽井沢

2022-05-31 | 日記・エッセイ・コラム

 

身内の祝い事で軽井沢へ。2010年以来、久し振りです。

お宿は評判の「星のや軽井沢」に、いゃ~、特に水辺の部屋は良い感じですね。

 

 

 

夜半の小雨でデッキがちょっと濡れていますが、その代わり鮮やかな新緑が眩しいです。

 

 

 

若ければ、二人で・・・・、絵になるのでしょうが(笑)・・・・・

 

 

薄暮になると、部屋と水面に明かりが灯り、幽玄の世界が広がります。雑誌等で良く紹介されるスポットですね。

 

 

お泊りの感想を、

「非日常」を一つのコンセプトにされているけれど、必ずしも「日常」をブラッシュ・アップし、超えたものではなく、わざと無用な「非日常」を作っている点も見受けられ、かえって不便さを感じた。また、お粗末な対応にも笑えた。良くて当たり前なので辛口に(笑)。

 

それはともかく、石の教会での式、南軽井沢のパーティ・ハウスでの宴、今までで最高に感動、そして楽しく、記憶に残るものでした。

 

 


単なる異色作に非ず ・・・・・ WITH SYMPHONY ORCHESTRA / BILL EVANS

2022-05-25 |  Artistry of Bill Evans

 

この所、エヴァンスのレコードを聴く頻度が増えている。特に理由はなく、何故かエヴァンスのpが耳に心地よく響く。ただ、70年代以降のエヴァンスに自分はやや冷ややかなので、自然とそれ以前の作品ばかりである。その中で、本作は今までは殆ど聴いた記憶がなく、多くの方?と同様、クラッシックとの融合、オケ付き、そして気色の悪いイラストが原因です。巷では賛否両論に分れ、しかも、存在自体が話題に登ることもまずない。

バイアス抜きで聴いたところ、これが実に良いんだなぁ。甘からず辛からず絶妙なバランスをキープするオガーマンの編曲、テイラーのツボを押さえたアルバム作りの巧さ、二つのレールに乗り、1ミリたりとも脱線しないリリカルなエヴァンスのp、誤解を恐れず言えば、語弊が有るやもしれませんが、最上級のイージー・リスニング・ジャズの一枚、一遍に愛聴盤の軒下に移りました。

エヴァンスの名盤として「泣く子も黙る名盤群」の一員に加わる事はないけれど、異色作として距離を置いたままでは勿体無い。

なお、「音」に関しては、所有盤は3rdプレスなので割引しなければいけないが、1stプレス盤ならエヴァンスのRVG録音(1965年)を危惧する必要はないと思います。オガーマンが描くフレームの中でエヴァンスのp(トリオ)がくっきりと浮かび上がっている。

エヴァンスを聴くなら、一年の中でこの新緑の時期がピッタリかもしれませんね。

 


サイドが凄い ・・・・・ EVOLUTION & SOME OTHER STUFF / GRACHAN MONCUR Ⅲ

2022-05-11 | ジャズ・tb

 

60年代半ば、BLUE NOTEの若手ミュージャン達を中心に興った新主流派ジャズのtb奏者と言えば、GRACHAN MONCUR Ⅲ。

BLUE NOTEリーダー作2枚、兎に角、サイドが凄いです。

初リーダー作の”EVOLUTION”は半年前の”ONE STEP BEYOND / J・McLEAN”にモーガン(tp)を加え、2作目の”SOME OTHER STUFF”に至ってはマイルスのサイドですね。どちらもbの違いがあるもののキャリアの割に破格のセッティングです。収録曲はそれぞれ4曲、すべてモンカーのオリジナルで占められ、A・ヒル同様、いかにライオンがモンカーに期待していたか、を物語っている。

”EVOLUTION”はモーガンの復帰後、初めてのセッションで、果たして脱ハード・バップ路線への適合性はどうなのか、ライオンのもう一つの狙いも含んでいる。以前はモーガンへの同情を強く感じていましたが、改めて聴き直すとやはり孤立感を否定できず、この後、この分野へ深入りはしなかった。

やや消化不良を感じたのか?ライオンは翌年(1964.7.6)、これでもか、とばかり、ショーター、ハンコック、マクビー、ウイリアムスの最強サイドを用意したのが”SOME OTHER STUFF”。全員、体制内革新派なのでフリー・イディオムを積極的に取り入れているもののOBラインを深く越えてはいない。

問題はモンカーがこの格上サイドを率いて確りとリーダー・シップを取れたかどうか?答はラスト・ナンバー”NOMADIC”でウィリアムスのdsソロを大きくフューチュアーした点かな。

ま、あまりクリティカルな聴き方をせず、60年代のモダン・ジャズを語る上で最重要な「新主流派ジャズ」の1ページとして捉えている。

 

GW中、小鈴のような可憐な花をびっしり付けていたエゴノキ、

 

 

GWが終わると、今度はヤマボウシが咲き始めた。

 

 

多少の早い、遅いはあるけれど庭の花暦は例年通り恙なく進んでいる。