■■■Take the 'R' Bike■■■

『R自転車で行こう!』・・・R(ラバネロ)号に相応しいローディになるべくR(ロード)の「道」を修行中の40半ば♂。

「軽」ターボ車は現代の特攻隊!

2008年11月10日 | 

曜日「i」の試乗車を持ってきたとの連絡があったので午前中の早い時間に三菱のディーラーに出かけてきました。
到着すると担当の方が冷たい雨の中傘を持って出てきてくれた。
早速、試乗・・・
私「ん?これターボ車なのでは」
担当「えっ?Rさんにコレに乗ってもらおうと思って・・・」
私「・・・私が買いたいってのはNAですよと前回の時に確か言って見積もりもそれで作ってもらいましたよね。それにターボは違うディーラー(同じ系列の本社)の近くに用事があったので既に試乗しちゃったのですよ。」
担当「・・・・」
私「いや、折角ですから試乗しましょう。今日は子供もいるから子供が喜ぶかどうか見てみたいし。」
時間もたっぷりあり、子供の反応がどんなかも見てみたいので「i」のターボ車に試乗してみた。
大人3人乗車、エアコンつけて走行したが全然違和感なく運転できた。運転席に限ってはエンジン音も少ないので快適である。全く力不足は感じない。子供もエンジン音が心地良いのか大人しい。はっきり言って母ちゃんの前の車の「Vitz」と変わらないと思った。

ィーラーに帰ってから「i」の代わりに「トッポ」の「NA」車の試乗をする事になった。

今度は若干踏み込みが必要であったが、60キロの速度域までの到達には問題がない。考えてみても高速道以外の道路はよくて60キロ制限。60キロまでの実用域での加速等に問題がなければNAで充分である。念の為に勾配のきつい坂に行って60キロまでの加速の登坂を何度か繰り返す。多少「頑張っている感」があるが「限界」ではない。
私「昔の軽からしたら、全然問題ないですね。」
担当「昔は『550』だったからですねぇ。」
私「ん?いや、私らの大学生の頃はまだ『360』もまだまだ沢山あったんですよ。」

360を運転した事があるが、激坂ではアクセルベタ踏みしてもなお「青色吐息」、ホントに「ウンウン」いいながらやっとのこさ登った記憶がある。それからしたら全く軽のイメージが違う。エンジン、車体の軽量化の賜物です。よっぽど山岳地帯でない限りNAで充分だと思いました。
や、むしろ「NAである程度のエンジンの限界を感じる様に(とばせない様に)しておきたい」ってのがあります。
それは「車体」「タイヤ」が「高スピード」に耐えれるのか疑問な点もあるのです。
の軽自動車には「トルク」が不足していた、車体の軽量化とエンジンの出力アップが必要だった。エンジンのターボ化で当初解決していたが、現在はNAでも充分なトルクが出るようになっている。
しかし、言葉が悪いかもしれないが「所詮は軽」である。ここは絶対に勘違いしてはいけないと思う。馬力の更なる向上は可能だと思う。が、もしそれを行うならもはや今の「軽」の「車体」「タイヤ」は限界のような気がする。
決して「軽」を軽んじているわけではありません。身分相応って言葉があるように「車体とタイヤ相応」のスピードがあるって事です。
高速道路を走行中に「軽自動車」がおそらく120キロ以上で走っているのを見る事がある。(下手したら140キロくらい出ているような気もする)。急いでいる車が来たら素直に道を譲って先にいかせるのだが、走り去る車体の下に見える頼りない「細ーいタイヤ」を見る度に「大丈夫かなぁ、、、」と心配になる。
(広い室内空間の為に車高が高いのも不安材料)
頭の中に浮かぶのは「知覧の特攻平和会館」で見た戦時中の飛行機。
必要最低限の装備、機体で絞れる限りの性能が引き出してあったと思われる。しかし当然「安全」という言葉は絶対にない。むしろ「死」。
(この飛行機を見た時にあまりの作りの貧相さに本当に驚きました。この「知覧記念平和会館」は何度か足を運びましたが是非一度は行かれる事をオススメします。何度行っても涙が出ます。)

私は軽ならば「限界のあるNAエンジン」である程度の「限界を感じ」ながら、ちょろちょろと走れればそれでいいと思っている。決して無理をする事なく、軽の領分をわきまえたいと思う。
日も「ターボエンジン」で身の丈以上のスピードで走る特攻隊があちらこちらにいるかもしれない。自爆だけならまだいいのだが、、、人を傷つけない為にも「己(軽の限界)を知り己(とばしたい気持ち)に克て」。
私は今年、車に見事にはねられて大怪我をしたのでよーくわかってます。
軽は所詮「軽」って言ったけど、人からしたら決して軽くはないぞ!


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