チョコレート菓子に、「たけのこの里」というお菓子が有ります。箱の中には、たけのこの形をした小さなチョコレートだけが入っています。可愛くて美味しいです。
今回の題材は、5チャンネルで仮置き問題とされた問題で、次の図がそれです。
私はこの問題に、「じしゃくの里」という名を付けました。前振りをお読みになると、お分りかと思いますが、この問題は「U字型磁石の原則(KITAMURA)だけを使用して解きます。もちろん基本手筋の芋づる式は使いますが・・。まず、解き易くします。
突破口を探します。
上段ユニットで、☐には4または8が必ず入ります。そして同居しないので、4と8は同種です。これは確定しています。
1は☐で2と一回同居なので1と2は異種です。また、☐で1は8と同居していますが、4と同居していませんので、1と8は三回同居となり1-8の磁石候補です。しかしこれはどちらかは誤りです。どちらが誤りとしても2と8は同種になります。同種は同居しないので、8は削除されます。
進めて、
さらに進めて、
なおも進めて、
右側ユニットで、☐には6と8が決まっています。3は☐☐☐で9と同居しないので、3と9は同種です。また、☐☐☐で3は2と一回同居で、3と2は異種です。しかしこれはどちらかは誤りです。どちらが誤りとしても9と2は同種になります。同種は同居しませんので、9は削除されます。
進めて、
下段ユニットで、2と4は同居しないので同種です。これは確定しています。2は☐に、4は☐に入ります。2と4の別の同種は☐に入り、その候補数字は1と3と5と7と8と9です。すると6は2と4の異種または2と4のどちらかの磁石相手候補となります。
6は☐で5と同居しないので6と5は同種です。また、☐で6は4と三回同居で6-4の磁石候補です。しかしこれはどちらかは誤りです。どちらが誤りとしても5と4は異種になります。異種は一回同居しますので、5が入ります。
7で進めて、
4で進めて、
5で進めて、
8で進めて、
3で進めて、
7で進めて、
6で進めて、
9で進めて、
1で進めて、
3で進めて、
7で進めて、終りです。
正解です。
質問箱の質問図は、理詰めで解けると謳われている問題集などからの質問ですので、仮置きが必要と回答されたものでも既存のロジックで解くようにしていますが、その他の問題には「KITAMURA」を併用しています。でも、「KITAMURA」だけというのは初めてです。
次回は、仕上げ寸前に止まったという質問図でのXY-Chainの見つけ方を記事にします。A図・B図とも仮置きが必要と回答されたものです。
A図
B図
この二つが解けるようになると、ナンプレの面白さが倍増すると思います。
ご覧頂きまして有り難うございました。