俺もお前も人生の敗北者

とりあえず否定から入るネガティブ思考で常にB級嗜好なATOPのブログ

甘ったれるな

2009-10-31 11:24:06 | ATOP
先日、『青い鳥』という映画を見ました。
原作は重松清で、主人公のモデルもおそらく本人なんでしょう。
ある中学のクラスでいじめが原因で自殺未遂を起こす騒ぎが起きたんですよ。
その子は幸いにも一命をとりとめたんですが、居づらさで転校してしまいました。
そこにやってきたのが主人公の先生。その先生はどもるくせ(詰音)をもっていて、
赴任してきた最初に言います。「せ、せ、せ、先生は、どど、どもります」。
「で、でも本気で話します。だ、だから、み、みんなも本気で聞いてください」って。

とある生徒が訊きます。
「どうしたらいじめになるのか?人を嫌いになってはいけないんですか?」。
先生は答えます。
「違う。人を嫌うからいじめになるんじゃなくて、
人の本気の話を無視するからいじめになるんだ」。

そういうことを静かにやりとりする映画でした。重松清らしい作品です。


さて、あまり気にもとめていなかったのですが、本当に終わりなのかもしれません。
あの人がついに指導者の立場から退く…正しくは去るのが現実味を帯びてるようです。

こう言ってはなんですが、私としては
『どうせ寂しがって元サヤにもどるんだろ?』とか勝手に考えていましたが、
案外…案外というか普通にやめる気でいるのかもしれないと昨日思いました。

ただ結果どうなるにせよ、大人げないなぁ~と思うんですがね(何。
できの悪いのを知ってて、勝手に怒ってるだけじゃない…って感じるし、
そういうの含めてどうにかするというか、責任もつのが指導者なんでは?と思う。
だって元はといえば、どなたの助言で代交代早めたんですかっていうことで。
早めたのは私らかもしれませんが、まったく責任がないというわけでもないでしょうに。
もちろん彼らがダメダメな理由が、早期の代交代が原因だとはいわないけど、
彼らが経験的にも技術的にも幼いことは承知な訳だからねぇ。

みなどの代のOBも知らずにことは悪化しているわけですが、
少なくともこの状況に感づいている一個下の代も静観決め込むなら、
取りなすことは難しいのかなぁと勝手に思いました。
もちろん無理矢理巻き込まれている人がいるのも知っていますが(笑。
だって、もう現役の子だけじゃ無理だもの。自分達で自分達に向き合えないから。

あの人の気持ちもわからないでもないです。言ったってなにも伝わらないし、
なんの反応もしないし、自分達から言ってくることもないし、何より気持ちが欠けてる。
彼ら自身、何がしたいかわかっていなくて、正直わからなくていいんだろうけど、
見つけ出そうとしたり、答えを探したりしない。見事に放棄する。
そういう姿を指摘されても居直る…つもりはないのだろうけど、外部からみると居直ってるように見える。
そういう不完全な自分を恥ずかしいと感じてないように、私からは見えます。
あれじゃあ、「ゆとり」といわれても仕方がないと思います。
少なくとも今、自分自身がどういう状態であるか客観的に感知できていれば、
どうしないといけないか、どうかわらなくちゃいけないか考えるだろうし、
少なからず行動するだろうけど、彼らはそんなことしないし、感じてない。
まったくとはいわないけど、危機感のない感じ方だと私は思う。
裏を返せば責任感というものを感じ取れない人達なのかもしれません。
前にもいったように自尊心がないからかもね。

そんな人たちは誰からも相手してもらえないのは世の中当然なんだろうけど、
誰の心にもある老婆心を申し訳なさ程度に発揮してあげて、
なんとか相手してやらないといけないんだろうとは思います。

でもまぁ彼らは本気にならないんだと思う。
それは彼らだけじゃないから。
あそこの部の関係者全員が本気じゃないんだ。
本気なのかもしれないけど、伝わらないんだね。
誰の声も届かない、誰も声を届けようとしない。

ただ最後に思うのは、周りはどうであれ当事者の問題なんだろう。

いつあなたは本気になるんですか?

と突っ込まずにはいられません。
別にならないでも構わないんですけど、
単純にもったいないと思うし、
さっきも書いたけど誰も相手してくれなくなるよ。
まぁこの就職氷河期に路頭に迷って気づけばいいのかもしれないけど。
それでも気づかなそうだなぁ(汗。

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