俺もお前も人生の敗北者

とりあえず否定から入るネガティブ思考で常にB級嗜好なATOPのブログ

モロッコにいった話13(サンライズ・ラリー・ノマド・グナワ・モロッコ6日目前半)

2013-11-01 21:40:02 | モロッコ旅行2013
前回までのあらすじ

ラクダにのってキャンプに一泊した『東京砂漠』しか砂漠を見たことなかった僕。星を見るのを楽しみに来たのに、特別サービスですといわんばかりの月明りをいただいてしまい悔し涙を流し迎えた旅行6日目。




9月22日 06:00

ハエ。

ハエ。

ハエ。

「トラ、トラ、トラ」ならぬ「ハエ、ハエ、ハエ」。砂漠の朝はハエの襲来とともに始まります。モテ期襲来です。こんなに多くのものから詰め寄られるのは生まれて初めてですってくらいハエが飛んでます。おそらく気温の低い時間帯に彼らは活動し、陽射しと気温の厳しい日中はどこかに隠れていると思われる。

そんなハエからの熱烈なラブコールをかいくぐり朝日を見に行きます。



砂丘を登り始めましたが、挫折。無理です。そんなことで必死になって砂山登っているよりも、じっと座ってハエたちと朝日を迎えた方が幸せです。こうやって自然の中に溶け込んでどうかしているときが一番幸せです。聞こえるのは「ぶーん」「ぶーん」というハエの羽音と、ときどき響くラクダたちのうめき声。だまってそこに溶け込む。「生きてるんだなぁ」と性懲りもなく思う。こんな上質も朝もない。



そして朝食「パンのフルコース」(写真はありません)をいただきホテルへ、ラクダに乗って帰ります(笑。


現地時間 12:00 「Auberge du Sud」

ホテルに帰ってきた我々…疲れた。
でもまだまだ一日は始まったばかり。約1日ぶりに再会したハサンは今日もパソコン片手に元気そうだ(笑。
(ハサンはここが地元なのでラクダツアーなんかについてくるわけもなく、昨晩はご両親・家族に会っていたそうです)

「よぉし、車に乗ってラリーしようぜ!」

と砂漠を走りに行くことに。そのパワプロで野球しようぜ!みたいなノリでラリーに出かけるあたりがさすが砂漠の民である。
もはやおなじみとなったハサン選曲のBGMを乗せて車は道なき道をひたすら走るのです→。




途中、岩場のところで停車。岩場に立ち「この岩の中に化石が入っているんだ」と説明してくれました。





そしていよいよ砂漠を「アドベンチャー!」(ハサン曰く)。



またしばらくいくと「ノマドのベルベル人(友達)がいるから、見に行こう」ということでお邪魔することに。



ノマド(遊牧)生活をしているベルベル人親子の家に上がらせてもらった。なんだろう…生きるってなんなのか考えさせられる。そもそも遊牧生活って捨てようと思えば捨てられて、ある意味資本主義に頼って街に出て働いた方が楽な部分も多分にあるだろうに遊牧生活を続ける意味。家と言えば聞こえはいいけども、移動ができるように木を重ね合わせて立てている小屋と呼べるかもわからない程度のものである。そこで一日何があるわけでもなく生きるために生きている…僕には想像ができないです。



彼らの生活に欠かせないのは水である。世界史だったか地理だったか覚えていませんが、砂漠の地域には優秀な井戸システムがあるのは皆さんご存知でしょう(何。僕もついつい何て名前だったか忘れてしまう(日本史・政経専門ですし)のですが「カナート」ですね。モロッコでは「レッタラ」と呼ぶそうですが。



ひたすら井戸を掘りまくってさらに井戸同士を横穴つないで地下水の水路を作る。そうすると地上には一切草も生えない砂漠地帯であっても、一定の間隔で井戸の穴が並んでいくことで水を確保できると。もともとは中央アジア(ペルシャ)の技術らしいですな。モロッコでも砂漠地帯の舗装されている道の横にはぼこぼこ井戸があるのを見かけます。

さてそれからまたしばらく突っ走り、黒人たちが住む地区があるというので見に行くことにしました。




彼らは奴隷で連れてこられてきた黒人たちの子孫だそうだ。彼らが演奏するのがグナワ。ただここら辺の説明をちゃんと聞いていなくて、僕は今でも理解していないのだけど、このグナワというものが彼ら自身を指すのか、その音楽自体を指しているのか、はたまたどちらも指しているのかいまいちわかっていない…もちろん、彼らが継承している文化そのものがグナワである可能性もあります。

少し調べてみるともともと宗教的儀式から端を発しているのはわかったんですが、どうやら歴史が定かでないそうです。ある情報によるとグナワは口承文化だったために記録がないらしい。加えて彼らの先祖がもっていた宗教観は多神道信仰らしく、その土着的な神への信仰に外からイスラム文化とくにスーフィズム(神秘主義)が上手に加わり、神への信仰方法に踊り、音楽をもって挑むという手法が導入されたことが今のグナワにつながっているらしい(個人的解釈でありますが)。

しかもこのグナワ音楽はもともと精神的なトランスを導くものであり、スーフィズムは一心不乱に回転してふわぁっと浮いてくる感じを体験することで神との対話というか一体化とまでいわないまでも高みにいたろうとする行為だけども、グナワ音楽は憂鬱な気分を吹き飛ばすためにあるそうだ。




実際それを見てみると観光用の演奏とはいえ楽ではない。なかなかのしんどさだ(汗。一心不乱に歌い、楽器を慣らし、踊る。それに圧倒されるのである。



そして昼ご飯を食べにホテルに帰るのでした。



<モロッコ旅行はHikali Safariで>

10月31日(木)のつぶやき その2

2013-11-01 04:08:59 | twitter

やっかいなことにひとを巻き込むのは共感ではなく道連れですな。


今日も総武線混むんだろうなぁ。歩くかなぁ。


とてもいまさらですが、先生がヒントとしていってくださることが余計に僕に処理できなくなるだけなので困ります…と正直にいったら教室が凍りつくのがわかりました。


まったく利用されていない同期Lineに無駄な投稿をしてみたが…予想では誰も反応しないに3000点。


伝説の最終章を書き記す…これは主語が間違ってる…伝説を演じているのは彼自身で、それを書くわけじゃなくて伝説の最終章を飾るとか締めくくるのが彼なんだな。でももし彼自身がシナリオを考えていま演じているならありなのかもしれない。深いなぁ、深い。


楽天優勝したら甲子園の優勝旗より先に日本シリーズのペナントが白河関渡っちゃうんじゃね!?と思ったら宮城時代のロッテが優勝してたでござる。

ATOPさんがリツイート | 1 RT

あ、ぼく仮装じゃないんですよ。普段からトロルみたいなんですよ、ええ。


「金具を入れたらイカがついてきた」名言だろこれ



10月31日(木)のつぶやき その1

2013-11-01 04:08:58 | twitter

全力坂が猿楽町の「女坂」だった。坂っていうか階段だからなぁ…


僕が最近思ったことをまた呟きます。深い意味はないです。なんとなーく感じたことです。


この1ヶ月痛感したのが、外国人の「好き」の次元と我々日本人の「好き」の次元が違って、認知心理学的に興味深いけどちょっとめんどくさい。


我々日本人はいくら初対面の異性がカッコいい、可愛いとあってもそれは『なんとなくいいなぁ』とせいぜい思う程度で…たしかにそれもlikeなんだけど、それで初対面の相手に「好きなんです。どうですか」とは言わないマインドですよね。


僕の勉強不足なのかもしれないけども英語圏の好意を伝える言葉の種類が少ないのかもしれない。我々が25を過ぎてFallinLoveというマインドにはならないし、じゃお近づきを意識したときにどう表現するか、そこを考えるとlikeしかないかという残念な気持ちになります。


まぁ考えてみると例えば日本の合コンでも、相手の連絡先聞き出す=「好きです」という意思表示だし、その好きという気持ちは初対面の相手の見てくれ8割、話した雰囲気2割からわいた「好意」である。しかし、日本人はそれを直接的に「好き」と表現はしないというか避ける傾向は強いですね。


そこで疑問に思ったのは男ならまだしも、女は初対面の相手から「I like you」と言われたらたぶん嬉しいというより「うわ、まじ…」と思う人が多いんではないかと僕は予想するんだが、25過ぎた人間としてありなんだろうか、それ。


なんだろう。しかし、手っ取り早いといえば手っ取り早い手段方法ですわなぁ。察する文化ではない国にとってはあたりまえなんだけど、それって逆にいろいろ考えなくて済むのは楽なのかもしれない…。


でも仮に男からそれをやった時に受ける側の女って何もできないんだろうなぁ。ダイレクト文化から察する文化へのアプローチは察する文化側は脅威で、きっと察する文化側の人間はダイレクトに返す準備・手段がないから返し方がわからないのは致し方ないだろうなぁとは思う。


しかしだよ、普段ダイレクトに表現しろとかのたまうようなひとがだよ、急にそんなことされたら逃げ出してしまう…なんてことは許されないだろって思うんです。


なんてことをこの一カ月も考えさせられてたわけです


日本男子の草食化草食化ってありますけど、女子が肉食化した男子の準備ができているかというとそうでもないから、別に今の風潮で女の子がめしうまな雰囲気を味わえるならそれでいいんじゃないですか?と僕はなんとなく感じました。


みんな、とりあえず深呼吸して落ち着こう。


恋のだうんろ~ど♪


なんかムカついてきたなぁ、いかんなぁ


いやいや…みんな押し合いへし合い(誤用)お互いもたれかかって生きていますから誰が悪いとかじゃないんですよ、ええ。


もう誰彼構わず酒に誘って大懺悔したい気分だね


でもそれ先週やったばっかだな


久しぶりに柏駅の改札まえで土下座したいよ、大懺悔


ひとのこと構ってる場合じゃない\(^o^)/


げ、今日が31日か。ぬかった。



外国語上達法

2013-11-01 00:13:24 | レビュー
外国語上達法 (岩波新書 黄版 329)
クリエーター情報なし
岩波書店


内容紹介
外国語コンプレックスに悩む一学生は、どのようにして英・独・仏・チェコ語をはじめとする数々のことばをモノにしていったか。辞書・学習書の選び方、発音・語彙・会話の身につけ方、文法の面白さなど、習得のためのコツを、著者の体験と達人たちの知恵をちりばめて語る。言語学の最新の成果に裏づけられた外国語入門書の決定版。

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この本が書かれたのは1986年。驚いたことに私と同い年である。

タイトル通り外国語の上達法について書かれていますが、これは学習者の立場で読むよりも学習者の立場で読むほうが書かれていることを楽しんで読める。

これを学習者の立場で読むと少し絶望する(笑。

語学学習において最も必要なのは「目的意識」であると本書の最初の項目に書いてある。その言語を習得する動機付けが弱いと身に付かないとしっかり書いてある。
加えて語学の習得に必要なものとして「お金」と「時間」が絶対的に必要と書かれており、ぐぅの音もでない。

だがしかし、それはそうとしても学習する「コツ」はあるよね?と説明してくれてます。これは語学学習者でなくても、読み物としてもすごく興味深いことが書いてあるので一般読者におすすめしたい。