新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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ドラマ「十万分の一の偶然」をみて

2012-12-16 17:08:24 | 芸術鑑賞
昨夜のテレビ朝日の「十万分の一の偶然」を見て色々感じることがありました。松本清張のドラマは安心して見ることができますから。

この松本清張の作品は30年以上前に、週刊文春?で連載されたのをオンタイムで読んでおりました。中央道の現場付近も山歩きでウロウロしておりまして、現場の土地勘、臨場感のある作品として毎週楽しんでいたのです。
さて、

後半の主人公が犯人を追いつめる設定が、原作では港のガントリークレーンを使っていた記憶があります。今回のどこか場末の建物の空き部屋での追及はちょっと物足りなかったです。予算の制限でもあったのでしょう。


余談ですが、中谷美紀、内山理名、松下由樹、若村麻由美と女優がそろえばストーリーと外れますが、多少色っぽいことを期待してしまったのはイケない事でしょうか。


伊東四郎は悪役をやらせるとうまいです。ちょっとの出番でしたが、本当に嫌な男になりきります。本職は悪役でしょう。


犯人の高島政伸はそれこそ悪役そのものの顔になりましたね。中途半端に顔がむくんで生理的に嫌な男になっています。あの事件があったわけではないですが、どうも近づきたくない人間のオーラが出ています。
悪役はあくまでも役の上でのことですから、現在のような雰囲気を出してしまうと、これからの役者稼業は大変ではと思ってしまいます。
もう爽やかなホテルマンなんて言う役は無理な感じがしてしまいました。




コメント
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