新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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小朝プレゼンツ「六代桂文枝襲名記念落語会」

2012-12-21 18:02:22 | 芸術鑑賞
春風亭小朝プレゼンツ「六代桂文枝襲名記念落語会」に行ってきました。シークレットライブですが、日比谷公会堂が満席でした。
S席でしたがそれでも2階のB列9番の比較的いい席でした。寒い日でしたから、着ているものの関係でしょうか、平均年齢の高いお客さんでいっぱいでした。

プログラムは次の通りです。

①春風亭昇太  「ストレスの海」
内容をよく覚えていません。と最初に書きましたが、枕から大笑いで忘れてしまったのです。昇太の落語を聞くのは初めてです。で、調べてみると「ストレスの海」は昇太の持ちネタの一つで、有名でした。

②春風亭好楽  「親子酒」
有名な噺です。この二人は各々15分でした。

③春風亭小朝  「死神」
これも有名な噺です。枕からどんな話が始まるかと思っていましたら、なんと「死神」でした。小朝は聴く機会が多いのですが、久しぶりに堪能しました。2階席でしたので、1階のもっと前で聴きたかったです。

〇仲入り

口上    襲名ご挨拶

向かって右から
春風亭昇太 (落語芸術協会 理事)
三遊亭好楽 (円楽一門会 事務?)
桂 文枝  (上方落語協会会長 吉本興業)
笑福亭鶴瓶 (上方落語協会副会長 松竹芸能)
春風亭小朝 (落語協会元理事)

小朝が紹介していましたが、全く立ち場(カッコの中)の異なる五人が一堂に会したのは、やはり小朝の企画の賜物でしょぷか。
TVなどで紹介されている公式の襲名口上と違いますので、全く各自が勝手なことを言い合う楽しい口上でした。締めは三本締めでした。

④笑福亭鶴瓶  「かんしゃく」
小朝が鶴瓶にこの「かんしゃく」をリクエストしたらしいです。枕でちらりと話していました。元々は大金持ちの旦那の話ですが、鶴瓶は師匠の笑福亭松鶴と弟子のような話にしていました。「かんしゃく」を初めて聞いたので、先ほどチェックするまでそのように思っていました。

⑤桂文枝    「仲直り」
先日のフランス公演で噺した演目です。彼の新作をちゃんと聞いたことがなかったのですが、なかなかよく出来ています。時代設定がそれほど気にならないので古典と言ってもいいでしょうか。もちろん主人公がゴルフ場で心臓発作で死亡するなど、現代の話ですが。
テーマは新しさが気になりません。普遍的な問題をテーマにしているからでしょう。

5000円のA席でしたが、十分満足の一日でした。

この日はもう一ついいことがありましたがそれはまた後日報告します。 
コメント
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