新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

本物のプリズム

2011-07-31 17:50:42 | 万華鏡
五~六年前だったでしょうか、年に一度の近所のフリマで、1眼レフカメラを購入しました。勿論壊れたカメラです。近所の写真同好会が開いた店で、一掴み100円の単三電池と一緒に、壊れた1眼レフが1000円で売っていた記憶があります。

カメラとしては使えませんが、レンズとか上部のペンタプリズムが手に入ると思ったので1000円は高いと思いましたが購入しました。なにせ日本を代表するカメラのプリズムですから。

レンズは交換レンズとしてではなく、単体のレンズが入手できると考えました。今日レンズを探してみたのですが見付かりません。たぶんレンズの周りの筒の分解がうまくいかず、失敗したのではないかと思います。

ペンタプリズムは旨く取り外せました。しかし上部が黒く焼き付けられ、ガラスのむき出しにはなりません。高級光学ガラスの塊にならなかったのが残念です。

それから気をつけてそのようなものを探していたら、別のフリマでそこそこの双眼鏡を安く購入できました。元々良い双眼鏡を保有していましたので、これも分解する事にしました。屈折双眼鏡でしたので左右の書く2個のプリズムが組み込まれており、こちらはむくの光学プリズムを手に入れることが出来ました。

手に入れるとそれで安心してしまうのか、しまったままです。
友人に、こんな珍品の価値がわかる人がいて、彼の家に持参して自慢できたのが成果といえば成果でしょうか。
天気が悪く遠出もままならず、こんなお話で失礼しました。

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シリーズ働く乗り物「ヘリコプター」つづき

2011-07-30 17:29:18 | 航空機
画像をチェックしていましたら、昨日のその前にもヘリコプターがありましたので追加で紹介します。

JA6740 エアロスパシアルAS365N2
横浜市航空隊  消防ヘリ(はまちどり)

JA9457 ベル206B 日本フライトセーフティー社

JA21NF ロビンソンR22Beta 日本フライトセフティー社
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シリーズ働く乗り物「ヘリコプター」

2011-07-29 18:02:22 | 航空機
ウロウロ野山を歩いておりますと、働く乗り物によく出会います。折にふれ紹介させていただいておりますが、本日は最近見あげたヘリコプター2機を紹介いたします。

JA427A 新日本ヘリコプター㈱所有 ベル427 東電、中電の送電線検査飛行を仕事としているそうです。
丹沢山中を歩いておりましたら、頭上に飛来しました。途中で急に向きを変えましたので、送電線チェックと気が付いたのです。頂を結ぶ送電線の曲がりに沿って飛行です。

JA6061 ヘリサービス社  ベル206B
機体下部の形状から、薬品散布などの目的だと思います。葛西臨海公園にて。
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澤田ふじ子「祇園社神灯事件簿」

2011-07-28 20:54:52 | 読書
知人から今日もブログお休みですかと電話がありました。またやってしまいました。
作成中は草稿モードにしているのですが、完成後投稿モードに変えずに投稿したつもりでした。遅くなりましたが。以下。


私の時代小説遍歴は、池波正太郎に始まって藤沢周平、平岩弓枝、山本一力と続いています。
その流れと別に、時代小説を楽しむ作家として澤田ふじ子があります。
一寸したお出かけのときに電車の中で読んだり、ドライブ途中で休憩時に木陰で読んだりしています。
この作家はほとんどが京都を舞台にした時代小説です。徳川幕府の侍とそれに対抗する公家の世界、京都の独特の職人の世界とそれを生業とする商人たち、そして多くの神社仏閣、それらが渾然となっての京都の文化が大変面白いです。江戸文化は紹介されることが多いですが、京都の世界は知らない事が多く勉強になります。

澤田ふじ子の時代小説にはシリーズ化されたものが多く、その主人公の個性がどれも魅力があります。

○公事宿事件書留帳
 訴訟を庶民に代わって代行する公事宿を舞台に、公事宿の居候田村菊太郎が弟の京都東町奉行所同心組頭の鉄蔵を助けて事件を解決していく。
江戸の奉行所を主人公とする小説と違って、庶民側からの訴訟事情が語られている。

○禁裏御付武士事件簿
 京都御所・寺町御門の警護にあたる御付武士久隅平八が、非番の日には行商人などに身をやつし市中の諜報活動に当たる。朝廷を監視する御付武士と朝廷を密かに応援する京都の庶民との間で事件を解決していく。
天皇家や公家とが身近にある京都で、幕府側の締め付けや監視の下で彼らがどう明治時代を迎えたか大変面白いです。

○土御門家・陰陽事件簿
 陰陽頭・土御門家の京都触頭・笠松平九郎が陰陽師としての仕事の傍ら、京都の町に起こる事件を奉行所同心たちと解決していく。
江戸時代に土御門家から職札を給された陰陽師たちが、庶民の悩みを相談受ける事から世の中の犯罪の発生を減らすように造られた仕組みに感心します。奉行所同心の少ない人数を影から助けていた事や、陰陽道の実態が勉強になります。

○足引き寺閻魔帳
 京の地蔵時の住職黒田宗徳と奉行所同心蓮根左仲と手先与惣次、境内に画室を持つ女絵師お琳そして宗徳の愛犬で人の言葉を解す豪の四人と1匹が、京の町に潜む悪人達を依頼によって密かに誅伐を下していく。

ここまでは庶民の舞台にした話で、全部読んでおりますし新刊も次いで発刊されています。
さて、「祇園社神灯事件簿」は京都祇園社を舞台に祇園社を警護する侍3人の話で、不思議な世界の話として、手つかずにしていました。
最近、上記の作品が途切れたのでふと読んでみましたら、これがまた面白いのです。

京都祇園社(今の八坂神社)と京都市内の祇園社にかかわる御旅所等の灯明を消さないように市中の警護をかねて、各社を見回る仕事をしているのです。
京都の神社仏閣の仕来りや京都の祭り、そして京都の影の仕事をしている四座雑色の話など大変面白いです。

最近本「祇園社神灯事件簿」に夢中になっています。今第4巻を読み始めています。各シリーズが長いのが特色ですが、このシリーズは第5巻で終了になっているそうです。なぜなのか第5巻の結末が気になっています。

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「カラーテスター」手に入れる

2011-07-26 18:02:22 | ショッピング
三ヶ月に一度の歯科検診に、先週行ってきました。プラークコントロールと言うのですか、歯垢のチェックや虫歯のチェックをしていただいています。
88年からですから、担当の歯科衛生士の女性は現在4代目です。

歯垢のチェックや時々歯石除去のガリガリ作業が、本来の目的とは違いますがなかなか快感です。
先日も、これから予定がありますかと言われ、なぜ?と尋ねますと、赤く染めてみますかと言われました。すぐには取れないからでしょうか。

チェックと除去が一段落したときに、「テスターを少しさし上げましょうか?」と言われました。液体の方かと思いましたら、錠剤でした。錠剤ですと小分けできるからのようです。
使い方は、歯を磨いたあとで1錠をよく噛み砕いてから、口をすすぐと赤くなるそうです。そのあとは何時もの通り小さな手鏡で歯をチェックするのです。ブラッシングの結果がすぐに判るわけです。
まだ使っていませんが、10日くらい経ったら挑戦してみようと思っています。出かける用事の無いときにするつもりです。

ネットショップでも同品が200錠1900円くらいで販売されているようです。薬局には売っているのか今度調べてみようと思っています。


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順礼峠のお地蔵様

2011-07-25 18:02:22 | ウオーキング
ヤマヒルに注意しながら尾根道を歩いていると、大きなお地蔵様に出会いました。お地蔵様の前に案内碑があり、休憩をかねてお参りをしました。
昔からウオーキング途中で出会う古いお地蔵様には、ご挨拶するようにしているのです。

案内の石碑によりますと、江戸時代中期信州から来た父娘の順礼がここで盗賊に殺されたそうです。二人の死を悼み村人がここにお地蔵様を建てたそうです。
なんとなく惹かれるものがあり、また二人の気持ちを考えると、お参りをさせていただく事にしました。
墓石の横には享保6年(1721年)とありました。300年弱経っており、もう穏やかになっておられると思い、わたしは東北の皆さんの平穏をお願いしたのです。
帰宅後気になって、色々調べてみますと、このお地蔵さんの頭巾などを作られている地元の方が、墓碑銘などを頼りに子孫の方を探し、長野県におられる事が判明されたそうです。子孫の方もこのお地蔵様に花を手向けられたそうです。
言い伝えに、先祖に順礼になって行方不明になった人がいると伝わっていたそうです。





子孫の方がお参りされてから、このお地蔵様のお顔がとても穏やかになったと言われているそうです。願い事も良く叶えてくれる様になったとの事です。
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東丹沢のヤマヒルの対策

2011-07-24 17:29:59 | ウオーキング
台風一過の朝、肌寒いのですが快晴になり遠出のウオーキングに出かけたことは先日お話しました。

丹沢山塊の東南端にある県立七沢森林公園に出かけたのです。管理事務所によってマップなどを入手していましたら、中央のテーブルに大きな手動のスプレーが置いてありました。ラベルには「ヤマヒル対策」と書いてあります。
丁度出てきた女性職員に聞きますと、ヤマヒルの忌避剤で成分は食用酢だということです。シューズからズボンの裾にたっぷり吹きかけて、ヒルを寄せ付けないようにするのだそうです。

そのスプレーの横に小さな容器がおいてあって、そちらも持っていってくださいとのことでした。ヒルに食いつかれたら袋をやぶって中身を降りかけて使うのだそうです。
袋の中身は塩で、ヤマヒルはナメクジと同じなので振りかけて肌から離すのだそうです。ヒルを無理に手で離すと、喰い付いた口だけが肌に残りますから。

そんな話をしているところへ植物の手入れをしている職員が入ってきて、長靴からズボンにたっぷりと食用酢をかけているではありませんか。「今日は出ていますか?」と尋ねると、「昨日雨だったから、今日はとても多いよ」と言う返事でした。

女性職員から「気をつけて」と送られて、「乾いたところを選んで歩きます」と山へ入ったのです。

500mくらい置きにポストがありまして、スプレーと塩の入った小箱が置いてあります。

こんな感じの小箱です。

これが塩の小袋です。

尾根道の途中で何回か、足に食用酢をかけましたので、帰途の車中は酢のにおいが充満していました。お陰でヤマヒルのは食われませんでした。
皆様も気をつけてください。
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DVD「レッド・テント」

2011-07-23 18:11:34 | 芸術鑑賞
涼しさも今日までということで、500円シリーズの買い込みの最後の1枚を見ました。やはり00円だけに、紹介できたレベルは4巻のうち2巻だけでした。残りはまったく駄作です。紹介しません。

さて本巻は、まずショーン・コネリー主演である事。駄作には出演しないだろうと思いましので。次いで懐かしい俳優が二人。ハーディー・クリュガー(シベールの日曜日、ハタリ)、クラウディア・カルディナーレ(伊の美人女優、可愛くて肉体派、北極が舞台なので本巻ではラインが見られない)の二人が出演。
さらにどうも実話らしいので。

物語
2年前に北極横断に成功したイタリアのノビレ将軍が、また飛行船イタリア号で再度北極に挑戦するも、失敗不時着する。無線通信もままならない1928年当時、生存者はテントにマーカーの赤い染料を塗って救助を待つ。ロシアの砕氷船が救助に向かうがスクリューの羽根が折れて立ち往生する。
現地のパイロットが遭難地点を見つけ、隊長のノビレ将軍だけ一人を救助してくる。各国の救助隊が動く中、引退していたあのアムンゼンが救助に向かい行方不明になってしまう。

そんな史実を映画化していて、そんな事実があったのかと勉強になったのですが。
納得できない点がいくつかあります。
①製作がソ連、イタリア作品なので、全編ロシア語です。コネリーがロシア語を話すのです。「レッドオクトーバーを探せ」で最初にショーン・コネリーがチョコッといい声でロシア語をしゃべりますが、本巻ではどうもロシア語の吹き替えになっているようです。がっかりです。
②巻頭で不思議な感じを持ちます。関係者が綺麗な制服姿で将軍の自宅に集まって会話を始めます。台詞は聞こえるのですが、それ以外の衣擦れとかコップの当たる音とか一切雑音がありません。変な感じを覚えます。
これが、事件後数十年たって死亡した関係者が霊となって、将軍宅で事件の真相を追究する一種の裁判形式になっているのです。たぶん、北極での遭難事件で多くの関係者が死亡しており、最初に救助された人間がノビレ隊長であった事とが、色々憶測を呼んだのでしょう。その謎解きをするといった筋立てです。

1970年製作ですからCGも無く、北極での撮影は大変だったと思われます。その辺もソ連製作の映画になった理由かもしれません。
数名の生存者が救助もされていて、最初に救助されたノビレ将軍のその後は大変だったようです。
ショーン・コネリーは主役ではなく、ノビレ将軍が主役でした。

しかし、クラウディア・カルディナーレは綺麗でした。

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「昭和の名人完結編 五代目古今亭志ん生」

2011-07-22 18:02:22 | 芸術鑑賞
風邪を引きそうな未明から、朝から爽やかな一日が始まりました。久し振りにたっぷりウオーキングをしようと車で出かけました。

道中で先日発売になった「古今亭志ん生」を聞くことにしたのです。

演目
①稽古屋
女にもてるには芸の一つも身につけろと隠居に言われた男が、町内の稽古屋に唄を習いに行く。先に来ていた鳶頭の清元節の「権上」を、かなり長い間志ん生が唄います。
木遣り風になるのを注意されながら唄うのですが、清元がいつ木遣り風になるのか気になるのですが、清元をよく知らないの私は、志ん生の唄に聞きほれてしまいます。

②道灌
有名な大田道灌の逸話。山吹の一枝と「みのひとつだになきぞあやしき」の古歌の噺です。例の通り、八五郎がその噺を、自分も真似しようとして失敗するのです。12分の短い噺です。

③風呂敷
長屋の女房が町内の兄さんのところへ駆け込んできます。亭主の留守の間に若い衆にお茶を入れていたところ、亭主が帰ってきた。男を押入れに隠したら、亭主がその前で酒を飲み始めた。やましい事は無いがとにかく男を帰したいと。

ばたばたする二組の夫婦の話です。

志ん生が脳出血で倒れ、そのご高座にまた復帰した話は知っていましたが、本巻の解説書によりますと、その病後の高座については、評価が分かれているとあります。何でそんなことを言うのかなと思います。
名人の芸として前後で評価をするのは判らないでもありますが、病後のゆっくりとした芸も「五代目古今亭志ん生」名人の芸として楽しめないのかなと思ってしまいます。
③風呂敷は、病後の口演ですが解説書を読まなければ、気が付かないほどよく出来ていました。

不勉強による芸の低下なら仕方ないですが、大病後の復帰した芸を楽しんであげればと、つい思ってしまいました。
たのしい66分のドライブでした。


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「コアジサシ」のヒナ

2011-07-21 18:02:22 | 水辺の鳥
昨日の続いて、臨海公園での写真です。
西なぎさの草原に「コアジサシ」が、以前から営巣しているのが話題になっています。事務所でその一帯を三角コーンとテープで囲って保護しています。そしてその外側からカメラマン達が沢山集まって写真を撮っているのです。

広い範囲が囲ってあるので、私そのグループから少しはなれた場所から撮影する事にしました。斜めに離れた地面の小さい目標を撮影するのは、オートAFではなかなか難しいとのです。いつもうまくいきません。

かなり離れているために、画像はトリミングしました。

草地の手前の砂地ですので、この画像はノートリミングです。
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