新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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「雪割納豆」を買ってみた

2012-12-06 18:02:22 | グルメ
納豆大好き人間として、売り場のある納豆は一応チェックしています。交通会館にある合同の物産コーナーには各地の納豆が並んでおり時々購入しております。
さて最寄りのターミナルの会館の1階に山形県の物産を並べたところがあります。ここは向かいが沖縄県の物産、となりは新潟県燕市の金物製品のコーナーがあるのです。時間があれば覗いています。

以前から気になっていたのがこの「雪割納豆」。今日は同じく懐かしい「紫蘇ぱん」も買ってしまいました。

さて帰宅後パッケージをよく読んでみてびっくり、納豆ではなく納豆を加工した別の食べ物でした。ご飯の友です。調べてみました。

この食べ物は山形県米沢に昔から伝わる食べ物で、江戸時代にはすでにあったらしいです。別の呼び名は「納豆づけ」ともいうそうです。
昔は正月になると豆を煎り二つに割って藁つとに入れ、練炭の熱で発酵させ、それに糀や食塩を入れて瓶に詰め、春になって程よく発酵して美味しくなるそうです。その美味しくなる4,5月頃が農繁期と重なり忙しい農家の栄養源となったそうです。

パケージから瓶に移す時ちょっとなめてみました。辛いです。でも生の辛さでなく時間をかけたじっくりとした辛さです。ですから名前にある納豆のように、ご飯の山盛りにする食べ方ではなく、箸でつまんでご飯に載せる、そんな食べ方がいいでしょうか。
パッケージにはその他①大根おろしや刻みネギやワサビなどの香辛料と混ぜる、②卵の黄身と混ぜて酒の肴にする、とか美味しいことが書いてありました。やはりご飯の友の食べ方です。

あ、お茶漬けもいけるような情報もあります。今晩の温かいご飯が楽しみです。




追記
先ほど夕食に食べてみました。素朴な味です。確かにご飯が進みますが、辛いですから食べ過ぎには注意。農繁期の重労働の季節ならこの塩分も納得ですが、都会の普通の生活では食べ過ぎないように。
今はやりのご飯の友と比べて派手な味ではありません。でも江戸時代の昔、山形の人たちはこれを食べていたのかと思うと考えてしまいます。温かい白いご飯にと言いますが、当時の農民が果たしてどれだけ白いご飯食べられたか、昔の民話を読めば想像できます。

色々なことを考えさせられた素朴な味でした。
コメント
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