新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

「謀議」

2007-11-04 17:53:53 | 芸術鑑賞
小沢代表が辞任の会見をしていましたが、真実は何所にあるのでしょうか、混沌とした世界情勢と経済情勢が、ある日突然私たちの生活を、ひょっとしたら地球の破滅を招く事にはならないでしょうか。

そんな事を考えていますと、DVDラックでこの作品が目に留まりました。「謀議」なんというつまらない邦題でしょうか。ドイツナチ政党が世界史に残る悪行を決定した会議を再現したTVドラマですのに。

1942年大ヴァンゼー湖畔の国家保安本部にて行われたヴァンゼー会議の様子を再現した海外長編ドラマです。実在の高級官僚や警察長官、SS官僚や学者等その辺の知識魔まったくありませんが、人間の奥底にいる悪魔の心が、国家の組織を使って「大虐殺」をシスティマチックにそして効率的に行われることを決定した瞬間です。

なぜどうしてあんなことを始めたのだろうか不思議に思っていました。ドラマ制作の背景をこれまたよく知りませんので、脚色や嘘もあるでしょうが、全体の様子はある程度理解できました。
大変勤勉な民族性を持った民族が、方向を誤るとその勤勉さが恐ろしいことになってしまう気がします。

レンタルショップの片隅に、目立たないように置かれています。観る映画が無くなったら、一度探してみてください。

蛇足ですが、旧ドイツ軍の高級将校の制服って、いつ見てもかっこいいですね。これは陸軍だけでなく、空軍も海軍も同じです。将校と兵隊の差がありすぎます。
「スターリングラード」でドイツ軍が送り込んだスナイパー、エド・ハリス演じるケーニッヒ少佐が専用の客車からドイツに送り返される傷病兵たちと、窓越しに顔を合わせるシーンも印象的でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする