昨日のサバイバルマニュアルは、今起こっている現代社会の中でわれわれが如何生き残るかを、解説した本である。
本日紹介する本は、軍隊において、極限状態に置かれた兵が、その環境をいかに行動していくかを解説した教則本である。
本書に書かれている技術は、一般の陸軍兵士のみならず、特殊部隊やNASAの宇宙飛行士たちも使っている基本技術である。その特徴は次のようである。
①世界各地で通用する。②四季を通じて使える。③陸、海、空あらゆる状況を想定している。
本書は合理的行動を第一とする思想で貫かれている。サバイバル技術は、結局、人間が一個の動物としての行動する技術で、動物としての人間を認識し、「生きようとする意志」を持ち続けることが繰り返し説かれている。
この本のもう一つの特徴は、軍の教本であるだけに素気ないくらいに命令調である。なぜそうしなければならないか、詳しく説明されていない。その理由を考えるだけで、知識の習得と訓練になるのである。また別の解説書を読むとき、改めて腑に落ちるのである。
最近のアウトドア解説書に比べ、かなり基礎的で日本では遭遇しないような環境もあるが、生きようとする意思を読み取れればよいのである。
「アメリカ陸軍・サバイバルマニュアル」訳・編 鄭 仁和 朝日ソノラマ刊 昭和57年11月発行 950円
本日紹介する本は、軍隊において、極限状態に置かれた兵が、その環境をいかに行動していくかを解説した教則本である。
本書に書かれている技術は、一般の陸軍兵士のみならず、特殊部隊やNASAの宇宙飛行士たちも使っている基本技術である。その特徴は次のようである。
①世界各地で通用する。②四季を通じて使える。③陸、海、空あらゆる状況を想定している。
本書は合理的行動を第一とする思想で貫かれている。サバイバル技術は、結局、人間が一個の動物としての行動する技術で、動物としての人間を認識し、「生きようとする意志」を持ち続けることが繰り返し説かれている。
この本のもう一つの特徴は、軍の教本であるだけに素気ないくらいに命令調である。なぜそうしなければならないか、詳しく説明されていない。その理由を考えるだけで、知識の習得と訓練になるのである。また別の解説書を読むとき、改めて腑に落ちるのである。
最近のアウトドア解説書に比べ、かなり基礎的で日本では遭遇しないような環境もあるが、生きようとする意思を読み取れればよいのである。
「アメリカ陸軍・サバイバルマニュアル」訳・編 鄭 仁和 朝日ソノラマ刊 昭和57年11月発行 950円