新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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「タイガーランド」

2007-11-30 17:34:50 | 芸術鑑賞
最近コンビニで廉価なDVDが売られています。たまにそのDVDを在庫一掃でさらに安く売ることがあります。490円でしたので買いました。

この「タイガーランド」もその一つです。公開当時から関心はありましたが、手に取るとこまでいかなかったのは、訓練物だと言うことです。サドな教官の新兵いじめの映画はよくあります。

さてこの映画は、ベトナム戦争末期の陸軍基地で訓練中の新兵が、最後の1週間忠実にベトナムを再現した「タイガーランド」と呼ばれる基地で地獄の訓練を受けるまでの話です。
作家志望の副主人公が話しを進めていくといった、米国戦争映画にはよくある手法が取られています。これは作者の権利関係が関係しているのでしょうか。

サディスティックな教官の軍曹達や自己中心な若者、白人と黒人の対立やパターンもありきたり。疲弊した上官と荒廃した若者の対立も単調。
納得できたのは、タイガーランドのベトナム帰りの教官の、死の世界を覗いてきた兵隊のある種の優しさでした。

問題児が最後仲間のヒーローになって、そして戦場に出発するそんな話です。

むしろ面白かったのは、特典映像にある、
①主人公コリン・ファレルのオーディション風景4種  ハリウッド映画の厳しさをよく説明していると思いました。渡辺健や工藤夕貴もこんなオーディションを受けたのでしょう。見ごたえがあります。

②監督ジョエル・シューマーカーの音声解説  むしろこちらの方だ映画より面白そうです。

コメント
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