あすきなまこブログ

七宝焼を焼いています。

こころのありか

2009-01-21 18:21:58 | Weblog
手塚治虫「火の鳥」の未来編で、ロボットに恋してしまう青年が出てきました。ロボットの名前はチヒロだったよね…。それに感銘を受けて、現在ロボット工学の第1人者になったひとが、こんなことを言っていらしたそうです。
「心とは、脳と脳のあいだに生じる現象なのではないだろうか。」

…って、この話をテレビで観て、わたしに教えてくれたのはにどまりさんなのですが、目から鱗が落ちたそうな!あたしも!あたしもぼろぼろ落ちた!!でも、すとんと納得した。
心は、この胸の中にあるような気がしてたけど、…いや、脳の中にあるような気もしてて…でも、そうじゃなくて、ふたつの脳のあいだに…!?

そうして、わたしは、若いときに失恋した時のことを思い出しました。まあ、小娘にとっては、けっこう悲しい出来事だったと思います。
でも、わたしは、その出来事を友人に話しまくりました。怒り出す友人もいたし、泣いてくれる友人もいました。
「悲しみ」という、この出来事は、話す人によって、こんなにも反応が違うんだ…と思って、とても新鮮な気持ちになりました。そして、悲しみはずいぶん薄れたし、何よりも分かち合える友達の存在がうれしかったのです。
あの時の、わたしとそれぞれの友達のあいだに「こころ」が生まれていたのか…と思いました。

…なんて話を、にどまりさんとしながら、今、ここにも心があるんだなあ…と思うとうれしくなったりしてました。