F先生の個展に行ってきた。
…先生のHPにリンクを張って、詳しくご紹介してしまいたいが、ちょっと差し障りのあることをこれから書こうと思っているので…。
個展会場に着いた。受け付けのお姉さん方に一礼して、中を見ると、F先生のお姿が。
いきなりうれしくて、声をあげそうになってしまったが、そこはおさえる。お客様が何人もいらしていて、その方たちとお話されていた。
まず、作品を見て回った。すべて新作とのこと。
わたしは、F先生の絵は、デカい、裸婦の群像をおもに見てきたので、小さな風景画や薔薇の花などがかかれた静物画にちょっと戸惑った。良いかんじだし、やさしい色合いではある。
いつもの群像のエスキースもあって、うん、これこれ、でもちっちゃいな…なんて思ったり。
一通り見て、少し待って、先生とお話する事が出来た。
「わたし、いつも、群像を見ていて、学校でも先生からそれを習っていたので、先生の風景画や静物ってはじめて見たかもしれないです…。」と、まあどうにでも取れるように言ったら、F先生ったら
「やっぱりデパートなどの展覧会だと、裸婦なんかは少し差し障りがあるのでね、
まあ、妥協の産物と言うか。」
「やっぱり!?」
わたしは、すっかりうれしくなってしまって、声が高くなってしまった。やっぱりF先生だ!変わっていない!!「よかった、あたし、先生がすっかり丸くなってしまわれたのだったら、どうしようかと思いました!」
なんだか、なんだか失礼なこと言っちゃってるけど、でも、あたしの大好きだった、ゲージツ家のF先生だわ…なんて思ったり。ぺろんと言っちゃうところがスキですせんせいっ。
学生時代、F先生って、学生のこと「ははは、ばーか。」ってよく言われてましたよね。親しみを込めて。あたし、そう言われるのイヤじゃなかった。それから、そうとういい絵を描いても「悪くない。」としか言われないんだ。
でも、それは、わたしら若造のことを、ライバルだと思ってくださっていたからなの。卒業パーティーの時、そう聞いて、胸が熱くなりました。わたし、同人まんがばっかりに情熱を燃やしていた不肖の生徒だけど、あの言葉はすごい、勇気になりました。
「でも、とんがってる物ばかりが偉いわけではありませんものね。デパートにいらっしゃる方が見て、素敵だと思って、家に飾りたい、傍に置きたい…って思われる事も大事ですものね。」なんて言ったり。うなづかれる先生。
「あなたも、(妥協とか)そう言うのを感じることがありますか。」と言われたので、ほんとうに少しだけした仕事のことを聞いていただいたり。興味のないジャンルを描かなければいけないことがあったけれど、仕上げてみたら、また違った世界が開けたり…なんて。
あと、少し奥様ともお話した。いつか遊びに行かせていただいた時のドライカレーがおいしかったことをお伝えした。
学生時代、先生のおうちに遊びに行ったとき、厳しい目をした、青年の自画像が壁にかけられていた。印象派以前みたいな、暗い色使いの。
でも、わたしは、あの、若い時の先生の、瞳と魂が、今もちゃんと、77歳の先生の中にあることを確信しながら、その画廊を去ったのでした。
「また、ゆっくりお話しましょう。」と言ってくださった。ほんとにそうなったらいいな…と思った。実現するかはわからないんだけど…、そして、わたし、ほんとに口ばっかりアレだし、熱い魂だけはあるんだけど、内実が伴っていないので、なにか先生にお見せできるものを創ってから会いにいきたいの…。お絵かき教室のことも、お話したかった…。
…先生のHPにリンクを張って、詳しくご紹介してしまいたいが、ちょっと差し障りのあることをこれから書こうと思っているので…。
個展会場に着いた。受け付けのお姉さん方に一礼して、中を見ると、F先生のお姿が。
いきなりうれしくて、声をあげそうになってしまったが、そこはおさえる。お客様が何人もいらしていて、その方たちとお話されていた。
まず、作品を見て回った。すべて新作とのこと。
わたしは、F先生の絵は、デカい、裸婦の群像をおもに見てきたので、小さな風景画や薔薇の花などがかかれた静物画にちょっと戸惑った。良いかんじだし、やさしい色合いではある。
いつもの群像のエスキースもあって、うん、これこれ、でもちっちゃいな…なんて思ったり。
一通り見て、少し待って、先生とお話する事が出来た。
「わたし、いつも、群像を見ていて、学校でも先生からそれを習っていたので、先生の風景画や静物ってはじめて見たかもしれないです…。」と、まあどうにでも取れるように言ったら、F先生ったら
「やっぱりデパートなどの展覧会だと、裸婦なんかは少し差し障りがあるのでね、
まあ、妥協の産物と言うか。」
「やっぱり!?」
わたしは、すっかりうれしくなってしまって、声が高くなってしまった。やっぱりF先生だ!変わっていない!!「よかった、あたし、先生がすっかり丸くなってしまわれたのだったら、どうしようかと思いました!」
なんだか、なんだか失礼なこと言っちゃってるけど、でも、あたしの大好きだった、ゲージツ家のF先生だわ…なんて思ったり。ぺろんと言っちゃうところがスキですせんせいっ。
学生時代、F先生って、学生のこと「ははは、ばーか。」ってよく言われてましたよね。親しみを込めて。あたし、そう言われるのイヤじゃなかった。それから、そうとういい絵を描いても「悪くない。」としか言われないんだ。
でも、それは、わたしら若造のことを、ライバルだと思ってくださっていたからなの。卒業パーティーの時、そう聞いて、胸が熱くなりました。わたし、同人まんがばっかりに情熱を燃やしていた不肖の生徒だけど、あの言葉はすごい、勇気になりました。
「でも、とんがってる物ばかりが偉いわけではありませんものね。デパートにいらっしゃる方が見て、素敵だと思って、家に飾りたい、傍に置きたい…って思われる事も大事ですものね。」なんて言ったり。うなづかれる先生。
「あなたも、(妥協とか)そう言うのを感じることがありますか。」と言われたので、ほんとうに少しだけした仕事のことを聞いていただいたり。興味のないジャンルを描かなければいけないことがあったけれど、仕上げてみたら、また違った世界が開けたり…なんて。
あと、少し奥様ともお話した。いつか遊びに行かせていただいた時のドライカレーがおいしかったことをお伝えした。
学生時代、先生のおうちに遊びに行ったとき、厳しい目をした、青年の自画像が壁にかけられていた。印象派以前みたいな、暗い色使いの。
でも、わたしは、あの、若い時の先生の、瞳と魂が、今もちゃんと、77歳の先生の中にあることを確信しながら、その画廊を去ったのでした。
「また、ゆっくりお話しましょう。」と言ってくださった。ほんとにそうなったらいいな…と思った。実現するかはわからないんだけど…、そして、わたし、ほんとに口ばっかりアレだし、熱い魂だけはあるんだけど、内実が伴っていないので、なにか先生にお見せできるものを創ってから会いにいきたいの…。お絵かき教室のことも、お話したかった…。