読書と映画をめぐるプロムナード

読書、映画に関する感想、啓示を受けたこと、派生して考えたことなどを、勉強しながら綴っています。

コドモからオトナへ変態する「モザイク少年たち」の実像に迫る、「エイジ」(重松清著/新潮文庫)

2007-09-20 11:47:30 | 本;小説一般
東京近郊のニュータウンに住む中学二年生のエイジ(高橋栄司)の日常生活を通し、連続通り魔を実行した同級生、挫折したバスケットボール、好きな女の子(相沢志穂)、元親友への想いをリアルに描く。1999年の作品。私にとっては「ビタミンF」から二作目の重松作品です。 「一線を越えて、“向こう側”に行ってしまった少年の後姿を見つめる、“こちら側”にとどまった少年たちの困難やせつなさを探ってみたかった、彼らの . . . 本文を読む