GWを前に

最近は手すきのときに、当会社の諸処について時間を割いている。
まだ、絵空事のような事柄もあるし、明確なものもある。

すぐ目先のことであればやはり決算対策になるが、先日も、税理士事務所主催の決算対策セミナーに参加し、講師の熱を入れて語る節税テクなるものを聞いたのだが、感想としては『目新しいものはなし』という感じだった。
およそ、節税関連については図書館の本でほぼ収得しているのかもしれない。
というわけで、どうしても必要と認められる機器があるようなら今期に購入するぐらいしか打つ手はなさそうだ。

起業以来、格好よく言えば、キャッシュフロー経営というのかもしれないが、フリーキャッシュフローをどれだけ残せるかを重視してきたのだが、少し軸足を移す必要があるかもしれない。

「増資しても良いが、ただし人件費を上げることが条件。」と株主さんから注文が。

人件費を上げるって、給料をいただく個人としては大賛成だが、人件費って本当に占める割合が大きいし、金の流れが悪くなるからなぁ。
しかし、そろそろ来期分も決めないとなぁ。

…楽しい悩みはつきそうにない。

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宣伝効果はいかほどか

京都の祇園に都路里というお茶屋さんがある。
京都で繁華街といえば四条くらいなので、私も高校の頃はうろうろしていたものだが（こう見えて、私は京女。）、いつもその店は行列ができているので、内心、「じゃまやなぁ」などと思って前を通っていたものだ。
なにせ２階へ続く階段にもずらーっと並ぶだけでなく、そんなに広くない歩道にもはみ出ているのだから。

地元の人は行かないお店なのではないかと思うのだが、その店の支店が東京駅の大丸内にオープンしたという。
京都に居たときには行かなかったのに皮肉だが、大丸支店に行くことになった。


『花見小路』なる限定メニューをオーダー。
桜のアイスのパフェに白玉団がセットになっている。

…すごいボリューム。
一緒に行った友人が事前に「デザートというより食事ですよ」、と言っていたのがわかる。

先にパフェを食べて、もしそれでもお腹がいっぱいにならなかったら別に食事することにしていたが、これだけで十分だ。

さて、店で印象に残ったのがひとつ。
『昭和のてんぷら粉』のネオンである。
カウンターに座ったのだが、向かいのビルに「昭和のてんぷら粉」の文字がどーん。
丸い円の中に「昭和のてんぷら粉」と書かれたネオンがチカチカ。
このネオンの明かりだけで食べられるんじゃないかというくらいの強烈な大きさ。
夢に出てきそうである。

そもそも、昭和からすれば遠くへメッセージを送るつもりのものなのだろうに、これじゃ都路里のお客さんへのダイレクトメッセージにしかならない。
女同士なら笑い飛ばせるが、味もなにもこれじゃ雰囲気台無し。

天ぷら粉の文字を見ながらパフェを食す。
食べている間に刷り込まれてしまい、その後てんぷらを食べたくなったりするんじゃないだろうか。
実際、天ぷらではないが、私は翌日チキンのから揚げを食べてしまったし。

宣伝費用を昭和に請求してもいいんじゃないか、と真面目に思う。
ネオンの写真を撮らなかったのが、まことに残念だった。



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レントゲン

映画『靖国』をめぐり、上映についてひと波乱あった。
それでも昨日の時点で１７館が上映を決めたというので、関心のある人にとっては選択肢が増えたと思う。

先日『アメリカを売った男』を観に行ったのだが、上映館はたったの４つ。東京は１館のみであとは全て関西。京都、兵庫、大阪の３館。これでおしまい。
別に東京がどうというわけではないが、人口からしても東京：関西＝１：３というのはなんとなくバランスが悪い。

どこからか圧力がかかったのか？それとも関西人はアメリカに潜むスパイに大いに関心がある統計でも出ているのか？と映画ともども気になった。

事実に基づいた映画なので、地味ではあるが楽しめた（スパイが派手に活動していたら、逆におかしい）。
ただ、隣に座った観客は花粉症らしく、始終鼻をぐすぐすいわせて、眼もかゆいのか、盛んにごしごし。映画中、気になってしょうがなかった。

花粉症でなく副鼻腔炎と判明した私。
レントゲンを撮ったのだが、頬内に白いもやもやが。
溜まっている膿らしい。左のみに映っている。

こんなにはっきり映るものなのか、とも思ったが、それ以上に自分の頭がい骨を見る機会なんてそうない。
治療中、医者の後ろにうつっている自分の頭がい骨を見て、「へぇ、やっぱり似たり寄ったりなんやなぁ」と眺めていた。
一皮むけば皆同じとはよく言ったもんだ。


感心している場合ではない。白いもやもやが映らなくなるまで、どのくらい時間がかかるのだろう。さぼらず真面目に治療を受けねば。


　
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