強迫性障害がひどくなる瞬間がある。
そんなときはなんだか胸騒ぎにちかいものがある。
大体症状がガッとひどくなるときってなにかきっかけがあるものなんだが。
例えば不安なこと。
家を出てからアイロンのスイッチを切ったかどうか記憶が曖昧な時。それで戻りたくても戻れない状況だとフツーは「多分切っただろう、いつもすぐ切る癖つけてるし」とそれ以上考えない。
でも強迫性障害者は例えいつもスイッチをすぐ切る癖がついてても「もしかして今日に限って切り忘れてるかも!」と切り忘れてることを前提に心配するのでいてもたってもいられない。もう家に戻って確認するしかないのだ。
そういう出来事がなくても症状がひどくなるときがある。
胸騒ぎのような、なんだかソワソワしだす。
そして異様に物事に敏感になる。
なんにでも反応するので落ち着かない。
するとわざわざ心配の種を見つけるかのごとく、いつも気にならないことが気になりだす。それでしなくてもいい心配をし不安になり、それを解消しようとでもするかのように手洗いをたくさんしたりするのだ。
まったく困ったもんだ。
きっとセロトニンの分泌が突然足りなくなっているんだろうが。
困った脳だね。