風のささやき 俳句のblog

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何もなき壁に絵飾る寂しさは埋まるはず無しあなたを思う 【短歌】

2020年08月05日 | 短歌
一人で過ごしていると
部屋が随分と広く感じられる時があります

白い壁も妙に寒々しく思われてきて
思わず空いたスペースを
何か華やかな飾りで埋めたくなります

もちろんそこに何かを飾ったからと言って
心に巣食う寂しさが埋まることもなく

ただ大切な人の面影を胸に描いて
破れそうになっている
心の上に貼り付けていました


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