風のささやき 俳句のblog

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ほどけ行く飛行機雲あり小春空 【季語:小春空】

2023年11月25日 | 俳句:冬 時候

海外から帰り着いたお昼時は
思った以上に温かで
肌に沁み込むような寒さをイメージしていたのですが
良い意味で肩透かしにあいました

飛行場からバスに乗り込んだのですが
車窓から見る冬の空には
二本の飛行機雲が並列で線をなし

その地上に向かっている方は
解けて行くような広がりを見せていたのですが

まるで何かの物体が
白い筋を引きながら空から墜落して
地上近くで破裂し砕けたような
そんな姿でした

そんな痕跡も飲み込んで
何事もなかったように消していく
静かな冬空がそこにありました



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