風のささやき 俳句のblog

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毒入れて毒に抗する注射針受け入れ難いか泣いて暴れて 【短歌】

2021年05月19日 | 短歌
インフルエンザの注射を打ちに行き
大泣きだった下の子供

体にウイルスを入れて
免疫をつけるというのは
体の不思議な
メカニズムだなと思ってしまいます

体のみならず
人は生きて行くうえでは
否が応でも
少しの毒は必要ということでしょうか

泣いている子供が
注射を怖がっているというよりも
無理やりウイルスを入れられることに
抵抗をして泣いているようで

毒を必要とする
人の生の入り口に立つ子を
切なく思い見ていました


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