風のささやき 俳句のblog

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肩に来て音なくこわれ牡丹雪 【季語:牡丹雪】

2017年01月21日 | 俳句:冬 天文
先日の朝
空が暗いなと思っていたら
電車を降りた頃に雪が落ちてきました

傘を持っていなかったので
雪を体に受けながら
うつむき道を急いでいたら

落ちてくる大きな雪が
道路に当たり
音もなく崩れます
きっと降り始めの道路が
湿っていなかったからなのでしょう

風が大切に運んできた雪を
無造作に壊していく地面は
どこか暴力的に感じられて

目線を高く移したら
雪は僕の肩にも落ちてきて
同じように壊れていきました

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