風のささやき 俳句のblog

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陽の中で思い巡らす迷い雪 【季語:雪】

2021年02月06日 | 俳句:冬 天文
その日はカーテンの裾から
太陽の日差しがこぼれていました

傘はいらないなと思い外に出ると
何やら虫のように白いものが
空にフワフワと浮いていました

良く見るとそれは雪でした
お天気雨の雨が雪となった状態です

いずれにしろ傘は必要はなさそうでしたので
そのまま外へ出て
空からの雪を眺めながら歩いたのですが

陽の中を落ちてくる雪は
その明るさに戸惑いを感じ
考え事をするかのように
風に舞って横に滑ったり
上に戻ったりと
なかなか地上には届きません

時折は僕の肩に落ちる
害の少ない雪を乗っけたまま
僕はいつもの道を急ぎました


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