Are Core Hire Hare ~アレコレヒレハレ~

自作のweb漫画、長編小説、音楽、随想、米ラジオ番組『Coast to Coast AM』の紹介など

女性の依存心は悪なのか?

2016-03-16 21:49:36 | コラム

オトコにこれをされると恋に落ちる…1位「頭ポンポン」 (ポストセブンの記事より)

「壁ドン」に続き脚光を浴びてる「頭ポンポン」ですが、上記事の話でそんなことを思い出しました。

国語の教科書でもおなじみの脚本家の故・向田邦子さんのエッセイにこんなことが書いてありました。
「女性にとって髪を触られるのは、男性に身を任せるのに似ている」
重度のファザコンで生涯独身でしたけど、色恋の話は全く書かない方だっただけにドキッとしました。

女性にとって、男性に身も心も任せられるという感覚はかなり特別なもののようです。
よく理想の男性に「守ってくれそうな人」という人も似たところがあるかもしれません。

でも、これは、今の感覚ではちょっと後ろめたいところがあるかもしれません。
なぜなら、テレビや新聞で偉い人達が、自分で考え自分で判断して自分で行動する人が一番偉いとふれまわっているからです。
いわゆる「精神的にも経済的にも自立した大人の女性」が理想像と学校でも習います。

でも、女性にかぎらず何でもかんでも「自分がある」というのが正しいでしょうか?

例えば、何かに熱中することを「我を忘れる」といいます。
大自然を前にして「なんて自分はちっぽけなんだ」と思うことも大切です。

それに、自分のエゴを出さずに、判断することを人に任せることで、確実に伸びる長所があります。
それは「やさしさ」と「感受性」です。

でも、今の社会で優しかったり感受性が高いなんて、ただのハンデにしかなりません。
特にそういう昔ながらの女らしい部分を大切にしたいタイプの女性の居場所がどんどんなくなっています。

もちろん、社会で自分の力を思う存分試してみたいという女性は大いにそうするべきだと思います。
でも、これからを生きる女の人が、偉い人達に乗せられ無理をして、自分らしさまで失う必要はありません。
もっと心のあり方を大事にする時代が近いうちにやってきます。

コメント
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