数日前に、なんとも・・・・な事故が起こった。
「富士山御殿場口で1日に登山者4人が滑落した事故で、静岡市消防航空隊のヘリが同日夕方、負傷した男性(55)を地上からつり上げて救助しようとした際、空中で器具が外れて男性が落下していたことが2日、静岡市への取材で分かった。
男性が落下したのは滑落現場から約500メートル西側。男性は落下地点に残され、2日に心肺停止の状態で県警ヘリに収容された。救助を試みた時点で、男性は生存が確認されていたが、呼び掛けには応えられないほどのけがをしていたという。
県警は過失の有無を含め、男性が行方不明になった経緯について今後、同航空隊からも事情を聴く方針。」
事故原因を解明し、反省するのは当然だが、これによって救助隊の活動が萎縮したり、あらぬ方向に議論が進み、山岳救助そのものに影響を与えることがないよう願いたい。
積丹岳の事故では、遺族から訴えられ、救助隊側の敗訴(1200万円の賠償命令)となった。
視界5m、風速20m、気温-20℃での救助活動だった。
厳しい条件下では(間違いなく助けられるという条件以外)、事故を恐れるあまり、救助にでない事になったら、っと思うとなんだかやるせない。