☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

観察すると見えてくる・・・毛筆の世界から

2014-05-20 00:15:42 | 風話

 
 この前、美術館へ知り合いの会の書道展を見に行った
 この会派は添書が多く出品されていて他の書道展に比べ風通しがよく
    気持ちよく見ることができる
 この会を始められた方(故人)が添書の権威であったことかららしい

 添書は(甲骨文字等の古代文字も同じだと思う)文字自体がパワーや

   エネルギーを持っていると先ほど亡くなられた歴史的名家の添書の
   お家元によく聞いていたがこのところ身をもって体感している

 「文字」には「絵画」以上に書く人の自我が出る
 筆文字それも出品作となるとなおさらだ
 美術館等の書展に行くと作品の波にのまれて息苦しく疲れ果ててしまう
 そこで添書の展示室に入るととサーッと波が引いて一気に気持ちが楽になる
 
 それぞれの個性はもちろんあるのだが
 添書が持つパワーやエネルギーが「自我」を圧倒するからだろう

 一応展示を見終わって第1室に戻ってきた
 そこに展示してある今の主宰の添書を見て「去年よりいいですね。」と話した
 昨年は添書のパワーを上回る「我」が出ていたのだ
 第1室にはその会の権威が大体展示される

 「この部屋の作品より先ほどの部屋の作品がいい感じで作品の力も

      あるように感じました。伸び白も大きい感じですね・・・」
 と率直に(小さい声ではあるが)感想を言った。
 (私には特に30代だと言う女性のちょっと崩した添書が面白かった)


 「よくお分かりですね!」と感心された
 「作品のエネルギーの流れがわかりますから・・・」
 と言ってしまってからぼそぼそとごまかしたけど・・・
 「書」についてもそこそこは分かるつもりだが専門でもないし詳しく

    勉強しているわけでもない

 「観察すること」が身についてくると

 (生まれつき?!の直観力等も関係はすると思うけれど)
 人だけではなくいろいろなものやPCからでもエネルギーの流れが

   伝わってくる
 発するエネルギーのもとや今の状態や先の流れさえも

   そこそこに見えてくる・・・

 こんなことは表にはめったと出さない
 ただただ「観察する」だけだ・・・


                      


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