☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

短歌会の話

2022-05-03 00:00:36 | アートライフ


東京の小さな小さな短歌会に入会させて貰ってもう20数年
ほぼ参加できないのでメール会員としてなのだが…
月一の短歌会にその月のお題の短歌を送っている

来年で25年目を迎えるという短歌会の主催者は
世界で最も知名度が高い人の一人M社のB.G氏(今や悪名も…)
の結婚式に出席した唯一の日本人女性というNさん
今やインフルエンサーとしても有名な占星術者のM.Aさんに
薦められて家人ともどもかなり初期から参加させてもらった
(AさんにそのようにMさんを紹介されたのだ)
家人は途中で絵に集中するとか言って「一抜けた」ままだけど

短歌会としては「歌会始」や以前M.Aさんが主宰されていた
「星と森短歌大会」に短歌をそれぞれが提出することに
なっているが私は出していない

以前は我々の上京に合わせて短歌会を開催してもらっていたが
このところは全く上京できていないのが寂しい

この長きにわたって
短歌の勉強や研究が進んでいるかと言えば
「全く」と言っていいくらいだ
(俳句に関しては、散文的とか説明的とかの俳句も作ってきたが
それでは「俳句にはならない」ことは多少分かってきた)

ただ短歌を詠むことでその時々の想いや情景、世情等が
より鮮明に浮かび上がって来るっていうのはある
それなりに短歌を日々意識して過ごすことは
感覚的にまた観察する視点においても
日常のアクセントになり得るし一種の刺激にもなる
(取り分け仕事を辞めてからは…)

何気ない日々の出来事や
辺りの風景や空気感の移り変わり等々
また何気ない日常が簡単に変えられていく今
そんなこんなの世情の中で
自己の立ち位置をどこに置くのか
そうしたことをたとえ短歌にできなくも
うまく詠みこむことができなくても
少しは意識して日常を送ることができる

そんなことが長年
曲がりなりにも短歌を続けて来た理由かもしれない
やはり旅に出ると大いなる日常の変化が
短歌を生みやすいのも確かだけれど…

初期の頃は「大和ことば」を使うこと
「説明は一切つけてはならない」という制約もあり
メール会員としては誤解や取り違え等があっても
一切説明や解説ができないし
自分の考えや意見も言えないのでちょっと辛い部分もあった

この頃は「言葉」に関してはすぐにググってもらえるし
写真も付けられるし随分スムーズ伝わる部分が増えた
それにコロナ禍によリ「リモート参加」も望めばできるように
なったので思えば「すごい」進化だ

以前はそれなりにいろいろ考えて
言葉も少しは吟味して詠んでいたけれど
この頃と言えば感じたままを
「そのまんま」の感じで詠いこむことが多い
如何なものかな…とも思っていた
自分なりの表現を試みてもなかなかの所があったりして
ちょっと「なんだかな」と言う思いも出てきていた

昨年の11月の家人の展覧会の時
短歌会の初期メンバーのOさんがちょうど
東京から京都へ来られているというので顔を出してもらった
Oさんは表千家の茶人で昨年からお家元に直にご指導?!を
受けることになったそうで月一で京都に来られてるとか…

絵の話の後で
「お歌すごくいいですね。」「この頃益々いい感じで」…
「ええっ?!」「どこが?」…
「女性には誉め言葉にはならないかもですが…年を重ねて
いかれるからこそのおうたの深みと言うか…」
「何かとてもいい感じですよ!」…
と言う話になった
(Oさんは確かそこそこ年下だ)

とにかく褒めてもらったことは分かったが
今一つ意味はつかめず…
「理屈を排除したありのまま感とか」
「俯瞰してみようとする感じが達観しているように見えるのか」とか
「それなら確かに年の重ねが必要ね…」とか
いろいろ考えてはみたけれど…

でも単純なもので「このままの感じで続けてみよう」と
また少しやる気が出てきたのはとても嬉しいことだった

また短歌会の新メンバー(と言ってももう5年は経っている)
の方から月一で京都にずっと通っているということで
(こちらは身体のメンテナンスを受けに)連絡があり
この4月にお食事をご一緒した

コロナ禍の前は主宰のNさんとも京都に来られた時は
よくご一緒にお食事したりしていた
またみんなで「京都で」と言う機会が持てるかもしれない

「継続することに意味がある」かも…
自分らしく生きることの深みを生かして(なんてね)
短歌を続けたいものだ…

                                                         

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