☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

「藍の生葉染め!」2020・・・今年は「種まき」から

2020-07-03 15:43:45 | アートライフ・・・草木染・染色

昨夏「藍の生葉染体験」をさせてもらったSさんから
(「Let's藍の生葉染め!」1としてアップ)
「昨年種取りした蓼藍の種、欲しい方は連絡を!」…

早速お願いしたら時期が時期だけに「送ります!」と…
3月の終わりに届いた蓼藍の種
ご厚意に感謝した
例によって畑がないので少し大きめの植木鉢2つを用意

後で調べるときちんと卵パックのようなものに苗底を用意して
1個ずつ種を植え付け発芽させてまず苗を育て
育ってきたら植え替えるというのが本筋らしい

「つゆ知らず」というか「よく調べもせず」
2つの植木鉢に種を適当にまいた

昨年「挿穂」を育てて10月に茎を切ってスカーフを染めた後も
(「育てた蓼藍で染めて見た…Let's藍の生葉染め!」2としてアップ)
結構元気に冬まで育ち種が落ちて芽が出て葉が出てきたのが2,3本
その苗も植えた

毎日水やりしながら
「出ないな」「大丈夫かしら」と待っていたら
3週間ぐらいしてやっと芽らしきものが… 
ほっとしてとても嬉しかった

これもあとで調べると「発芽温度」があって(当然だが)
3月の終わりから4月にかけて今年は寒かったせいもあって遅くなったのかも

弱々しくはあるけれどだんだん育って茎も伸び始めた
何か嬉しい気持ちも膨らむ
自粛の日々
「こんな植木鉢で藍を育てているというのもちょっと素敵!」
誰に言うわけでもないけれど密かに思ったり…

せっかく育ってきたのに葉が縮んだり黄色くなったりなったりする
水が少ないのか多いのか肥料が多いのか少ないのか
その辺りがよくわからない
畑なら強い種なので水さえやれば何の心配もなく育つようだが…

7月に入ったら「ストールを染めよう!」と決めていたのに
せっかくここまで育ったのにもしダメになったら…
送ってもらったSさんにも申し訳ないし…
と急に気弱になって
6月の終わり梅雨の晴れ間の1日をあてて染めることにした

採取し始めて思ったより育ってないと気が付いた
「こんなひ弱だったの」「葉も小さいし柔らかい」…

丹後ちりめんの白生地もカットして用意していたがとんでもない
昨年買って置いたシルク100%のストールだけ何とか染まればいい

茎から葉をちぎり冷水を入れてミキサーにかける
葉は少なくても染めるものの5倍~15倍は必要とされている
昨年夏のSさんの所では10倍で染めた

これも昨秋同様重さは「測らない」
5倍なんてトンデモ…
あるだけの葉量で頑張ってもらうしかない

目の細かい洗濯用ネットで濾して
液と共にストールを浸しじっくり染めていく
いい所を見計らって空気に触れないようにして
20分そのまま浸しておく…
焙煎液がいらないのでこの辺りとても簡単

絞って外に干す
「染まっている」「緑っぽくてちょっと薄いけれど」
太陽の光に照らされてキラキラととても綺麗だ!
「よかった!」
乾いてきたら洗剤を使って丁寧に洗ってもう一度外へ…
草の香りがうっすらと辺りに漂う

「どうかな」と見せたら
「それだけ染まれば十分!」と家人に言われた

染めようと思っていたマスク用のガーゼを
すっかり忘れていてあわてて残液に付け込んだ
ほんのりかすかな黄緑色に染まった
ほのかな香りもいい

シルクの感じもいい具合に出て他の3枚とまた違う
それはそれで素敵なストールに!
いろんな恵みに感謝!

昨年からも「植木鉢で大丈夫か?」という思いがずっとあったけれど
ひとまず「藍の生葉染めができる」ということが実証できた
そのこともとても嬉しい
ずっと憧れていた「藍の生葉染め」
こんな風に実現してしかも自分でできてほんとに幸せ
残った葉がうまく育てばまた秋にもできるといいな…  

素材選びが功を奏してそれぞれが個性を発揮する
使い勝手の良いストールやスカーフが4枚!
付けてお出かけする機会が乏しいのが寂しいけれど…


                
                シルクオーガンジー+コットン(昨秋作品)

  
         
         シルク(昨夏作品)              シルク+レーヨン(昨夏作品)

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