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アートの周辺 around the art

美術館、展覧会、作品、アーティスト… 私のアンテナに
引っかかるアートにまつわるもろもろを記してまいります。

「トマソン」発見!か??

2010-12-29 | 作品
以前ご紹介した「路上観察学会」が提言している「超芸術トマソン」。らしきものを自分で見つけることができたら、ぜひ当ブログで紹介しようと思っていました。これは、どうでしょうか??



いつも何気なく通っていた大津パルコ前の道路に、ふと気付くと橋の欄干があるではないですか!!しかも歩道の両側にきっちり。

…とその前に、「超芸術トマソン」とは何かを確認しよう。
「トマソン」は、アーティスト・赤瀬川原平さんらによって提唱され、由来は昔ジャイアンツにいた元大リーガーのゲーリー・トマソン、三振ばかりしているのに4番打者に据え続けられた姿が、「不動産に付着して(あたかも芸術のように)美しく保存された無用の長物」という概念を指し示すのにぴったりだったらしい。

その「トマソン」にはさまざまなタイプがある。
一番有名なのは、トマソン発見のきっかけとなった「純粋階段」。純粋に昇降運動だけ強制するいきつくところのない階段だ。
他にも「無用門」(門構えはあるのに人の出入りを拒む門)、「庇」(本来その下にかばうものを失ったのに残存しているヒサシ)、写真を見ると一番おもしろいのが「高所タイプ」。使うにはあまりに高い場所にあるドア、そこを人が開けたとしたら…など想像すると笑える。

このたび私が発見したのは「無用橋」というタイプに分類されると思われる。
埋め立てられた川に架かる橋など、無用となっている橋のことだが、暗渠化されているケースでは、地下に空洞があるため、自動車などの重量物を通す道は橋梁構造にしておく必要があるので、本格的に無用であるとは言い切れないらしい。

実は私もこれは「ハーフ・トマソン」だと思っている。暗渠どころか、道路のすぐ脇ではないけど、少し先に川が見えてるんですよね~。でもこの道路にあの欄干を残す必要はないんではないか???というところです。

これからも路上に気を配り、新しい発見に努めます!!
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