荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

入学式とPowers of Play展

2018年04月07日 | 散文
東京藝大に日の丸が掲げられています。
なに?


入学式に行き当たりました。
こちら音楽学部です。


こちらは絵画学部です。


観たい展覧会があってやって来ました。


入学式の門前を振り返ります。
東京藝大の受験生の多くは早稲田・慶應を併願します。
実技と学力の両方を持っている才能が受験するのです。


陳列館を覗きます。


入り口正面にあったのは、絨毯の延長がそのままの集合写真になっている作品です。


さて、この私には理解が難しい作品を観ながら考えてしまいました。
親として、ここ藝大と早慶に同時合格した場合、子供にどの進路を奨めるでしょう?


藝大に合格するのだから才能があるのは分かりますが、芸術家として生きて行くのは大変です。


ここは建物が素敵です。
さすがは藝大です。




ある報告によると、トップ校である藝大の油絵専攻の40代のOBでさえ「同級生60人のうち、兼業してでも作家活動をしているのは15人程度」、更に、「作品が高額で売れるような専業の作家になれるのは1万人に1人くらい」です。


現実は「作家を10年続けるのは凄いことで、金銭的な理由などで、みんな途中で心が折れてしまう」のです。


前にも報告した事がありますが、義理の姪が藝大の大学院を卒業してバイオリニストをしています。


藝大大学院を出るバイオリニストは年に2人ほどなので、その履歴はバイオリン教室の生徒募集や、オーディションの書類選考時には絶大な威力を発揮しますが、彼女は今も希望のオーケストラに入団できていません。


姪夫婦(配偶者は作曲家!おう、そんな職業で食っていけるのかよ!?)は最近音沙汰ないけど、生きているのだろうか?


そんな事を考えながら作品を観ていました。
入学式を終えた学生も観ています。
「僕も、私も、こういう絵を描こう!」と意気込んでいるかも知れません。


・・・さあ、凡人は「序の舞」を観に行きます。
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