荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

初めて図書館へ行く

2015年07月24日 | 散文
自宅の近くに区立図書館があります。
今の場所に住んで10年目になりますが、自宅から徒歩10分弱の所にあるにも関わらず、図書館へ行った事がありません。
前に住んでいた所も図書館が徒歩2分の場所にあって何度か訪れた事はありますが、貸出しを受けた事がありませんでした。

本を読むのは好きで、普段はリサイクルの文庫本を買っています。
図書館を利用しない最大の理由は、返却の期限に縛られたくない事、及び読書中に前巻のストーリーや登場人物の設定を確認したり、読後暫くして、ふとあの部分を再読したいと思う場合等が多々あり、手元に本を置いておきたいのです。

前回の帰省時に、ふるさとが太平記の舞台であった史実を知り、太平記を勉強したいと思いました。

リサイクルの文庫本を探しましたが、ありません。
取り寄せになるとの店員さんの声を断ったものの、読みたい思いは募ります。
アプリで読もうとしましたが、目が疲れます。
第一、ページをめくらないと本を読む実感が乏しいのです。
そんな経緯で、図書館を利用する事にしました。

貸出カードを作りました。
東京に住んで、初めての貸出カードの作成です。
区のシンボルマークと浮世絵のデザインがありました。
当然、浮世絵を選びます。

歌川広重の小奈木川(現:小名木川)五本松の絵です。
よくカヌーを漕いでいる場所なので、親近感もあります。

やるなら、徹底してやるよ!
と言うのが私の性格です。
吉川栄治/私本太平記全8巻中、3巻を借り出しました。
返却期間は2週間後です。

暫くは、家族にも一人にして貰っています。

第一巻から、ふるさと今治に眠る脇屋義助の登場です。
彼は、新田義貞の弟です。
隣国の足利尊氏の法度違反に対し、鎌倉幕府に告訴して処断することを、当主義貞に迫ります。
知りませんでした。足利尊氏と新田義貞は領地が隣で、源氏の一族同士でありながら、両家は仲良くなかったのですね。
源氏はそういう、一族で相争うところがあったようです。
平氏は一族の仲が良く結束が強かったのに、滅びました。
面白いものです。

文中に、今度帰省した時の、退屈しのぎのネタがあれば尚更面白いのですが・・・。
楽しみです。


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