荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

鳩の街商店街を往く。

2016年12月28日 | 散文
生家でバタバタしていてあまり散策していません。
従って東京での在庫記録です。

墨田区の向島の東に「鳩の街商店街」があります。


年末セール開催中です。




この辺りは赤線があった所で、吉行淳之介や永井荷風等がここを舞台にした作品を残しており、多くの文人が出入りした場所です。


自転車でゆっくりゆっくり街を往きます。


一時期この街のレトロ感に惹かれた若者が閉店した店舗を借りて趣味的な店作りをしていましたが、買い物客の減少に歯止めが掛かりません。


古い建物が商店街の両脇に続いています。


商店の合間合間に閉店した店があります。






懐かしい雰囲気が漂います。


こんな商店街が好きです。






営業している魚屋さんがありました。
看板が立派です。
主人曰く、店舗の開店時に魚の卸し屋から貰ったものだそうです。
今はこの卸し屋も1/3しか残っていないとの事です。

店頭に並べられている商品は少ないです。
魚を食べる家庭が少なくなって、町の人口が減って、スーパーで買い物する人が多くなって、閉店する仲間が多いそうです。
この店が開店した時には墨田区に80数店あった魚屋が、今は13店しか残っていないそうです。
商店街よ頑張れ!!

商店街の1本裏の住宅地です。


こんな路地も好きです。


路地の奥にはこんな物もありました。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2016年末の漆器の街角 | トップ | 山谷が変わっていく。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

散文」カテゴリの最新記事