荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

向島の「質エンドウ」

2019年11月24日 | 散文

 

初冬の太陽に照らされた交差点に質店がありました。店舗は小さいですが、その奥の倉庫が質屋を物語っています。「質屋」と呼んだ方が相応しく思います。

 

現在はカードローンの時代です。随分と質屋が少なくなってしまいました。おそらく向島で唯一の質屋だと思います。他に見た事がありません。

 

老舗店だと思います。もう暖簾の字が読めません。屋号と店名があったのだと思います。

 

暖簾の奥に小さな祠があります。

 

脇に廻ってみました。

 

こちらにも読めない暖簾があって、その奥の小春日和の日溜まりに祠が見えます。質屋に祠があるのを初めてみました。この町は遊郭がありました。そんな関係でしょうか?

 

こちらからも玄関へ行ける構造です。

 

改めて入り口前です。

 

下町の風情です。

 

質エンドウのブロック塀にありました。「向五東」は「向島五丁目東町」ですかね?

そうです!下町の心意気です。

 

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