荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

「大黒湯」の解体に遭遇した!

2022年02月26日 | 散文

千住寿町の「大黒湯」は本格銭湯の代表的存在でした。

 

解体現場に遭遇しました。廃業したとは聞いていましたが、ショックです。もう、唐破風屋根が解体されて有りません。

 

 

 

大きな梁です。建物の大きさが推し測られます。

 

おそらく、明日には姿かたちが失くなるでしょう。

 

実は初めて見る内部です。玄関脇にはお馴染みの「ぬ板」が掛ったままです。・・・残しておこうとは思わないのでしょうか? 私が知っている「ぬ」板・「わ」板は2軒だけです。その1つが無くなります。

 

裏に回って、見上げます。猿が上る煙突はまだ残っていますが、これを見るのも今日が最後ですね。

銭湯は広大な敷地を持っていますが、ここ大黒屋は特に大きな銭湯でした。たぶん大きなマンションになると思います。寂しいです。私の散歩のルートが変わります。

廃業の経緯と最後の勇姿はこちら


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2 コメント

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Unknown (ベル)
2022-02-26 08:19:00
おはようございます
りっぱな風呂屋さんが壊されるんですね
コロナの影響でしょうか
温泉地などもマスクのできない風呂での危険性が取り上げられて客減ったようなことも書かれてた
大きければ大きいほど客が減った時の打撃も大きいい

それにしてもこの風格 無くなると景色が変わってしまいますね
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ベルさん (荒川三歩)
2022-02-26 10:45:58
銭湯は残してほしい日本の文化だと思っていますが、経営ができなければどうしようもありません。
どこの家庭にも内湯が設けられて利用者が激減しています。
客が少なくなったので経営難のために入浴料金を上げる。益々客が来なくなる。負のスパイラルですね。
今の入浴料は480円です。アパート住まいの若者なら、1食分の金額です。
後継する人も居ない(子供が後を継がない)のなら、再投資が必要な時が見切り時でしょうか。
これだけの建物が残念です。
また、「わ板・ぬ板」や「弓を射る」で「湯入る」として、江戸時代の「湯屋」の印と教えてくれた銭湯でした。ただただ残念です。街の景色が変わりますね。
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