荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

「男はつらいよ 第26作」の現場を訪ねて 綾瀬川五兵衛橋

2023年10月07日 | 散文

印象深いシーンに橋が登場します。寅さんに付き添われて定時制の試験を受けに行ったり、函館から男友達が訪ねてきたりする場所です。

 

 

 

これは散々探しました。定時制高校のすぐ近くの中川かと思っていたら、綾瀬川に架かる「五兵衛橋」との事です。散々探しましたが、映画の面影が全くありません。この歩道橋の先です。映画では高速道路なんて在りません。

 

五兵衛橋です。平成15年に竣工した橋です。映画の橋はとっくに造り変えられたんですね。

 

下流の正面には「東京拘置所」が在ります。あのカルロス・ゴーンが拘置されていたアレです。

 

映画の面影なんて皆無です。頭上に高速道路が通るなんて、、

 

めちゃめちゃ隔世の感があります。映画のロケ地案内はここなのですが、絶対に同じ場所だとは思えません。

 

1つ上流の「綾瀬新橋」です。

 

ここで気が付きました!この橋は古いままです。

 

 

映画の橋の面影があるように思います。

 

ここじゃないけど、映画の雰囲気を感じます。

これで納得せざるを得ません。

 

さて、映画は寅次郎がいつものように失恋して終わるのですが、旅に出た後、さくらが定時制高校に呼ばれます。

 

すみれと一緒に通った定時制高校の雰囲気を気に入った寅次郎です。

 

定時制高校への入学願書を提出していました。

 

寅次郎は中学校中退なので、高等学校受験の資格が無いのです。

そんな切ないエンディングでした。寅さんって、昭和15年の生まれなんですね⁉

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「男はつらいよ 第26作」の現場を訪ねて 立石5丁目

2023年10月07日 | 散文

先週の「土曜は寅さん!」は、第26作「寅次郎かもめ歌」でした。昭和55年制作、56年の「お正月映画」です。マドンナは伊藤蘭でした。撮影場所の1つがよく行く立石なので行ってみました。

 

テキヤ仲間が死んで、娘「すみれ」を寅さんは柴又に連れて帰ります。先ず驚いたのがその勤め先です。「近所の小さなスーパー」との事でしたが、何と、あの「セブン・イレブン」です。こんな制服だったんですね。

 

すみれは定時制高校へ行きたいと言います。映画等で柴又駅界隈の賑を見て、葛飾区の中心地だとお思いの方もいらっしゃると思いますが、柴又は葛飾区の東の端です。中心地は立石5丁目界隈で、区役所が在ります。

 

「タカラトミー」も在るのです。

 

 

受験に自信がないすみれが受かりました。喜んで走って校門を出ます。とら屋の皆んなと虎さんに報告です。

 

「葛飾高等学校」定時制課程に入学です。

 

このモデルが立石5丁目に在ります。柴又から電車で二駅目青砥駅で降りると、直線距離で約700m、徒歩10分くらいの場所です。葛飾区役所の斜め前です。

 

数年前に建て変わっています。映画ではこちらが校門みたいです。

 

運動場の雰囲気は昔を彷彿とさせます。

 

 

そして、実際に「南葛飾高等学校」は定時制課程があるのです。

 

更になんと!この高校は、キャプテン翼の「南葛高校」でもあるのです。

 

 

作者がここのOBです。

この話、続きます。

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