ラブソング

昨日、２月３日は節分でしたね。
我が家でも豆まきが慎ましやかに無事行われました。

『鬼は～外！』の時は語気を弱冠強く、
『福は～内＾＾』の時は笑顔で…豆まきを母がやっていました。
玄関には、鰯の頭と、ひいらぎがぶら下がっていました。
鰯は、オカズとしてもいただきました。（なかなか美味しかったです）

そして、恵方巻き。
今年も恵方巻きを買ってきて、恵方である東北東を向き
黙ってかぶりつきました。
僕はサラダ巻きにしたので、ツナマヨが美味しかったな。
マヨネーズはいつでも美味しいね。

以前は、恵方巻きをいただきながら
『この太巻きは美味しいやぁ～』…と、つい喋ってしまっていた祖母は
今年は（も）喋らずにしっかり黙っていただけました。
なぜかホッとする孫でした。
でも…太巻きを食べ終わっても、恵方を向いたまま黙ったまま
もくもくと食事を続けていた祖母。
『もういいんだよ、喋っても』と言ったら
『あぁ、そお？』と。
言わなきゃあいつまで恵方を向いたまま黙っていたのだろう？
そんな祖母が大好きです。


我が家では、２月３日というと
節分というイベントの他に、結婚記念日という日でもあります。
もちろん、僕でなくて（←当たり前か）
両親と、祖父母、両カップルのね。

なので、若かりし日の、それぞれのカップルに向けて
何十年も遡ってその、おめでたい景色を想像しながら
結婚式に参列している気持ちになって
『おめでとう』の気持ちを弾いてみた。

過去の、夫婦になりたての新婚さんホヤホヤたちに
思い付くマリッジソング＆ラブソングを弾いて
意識の中だけタイムスリップ。

あのカップルたちが結婚しなければ、
姉たちや僕は生まれなかったのだからして
姉たちは、義兄たちと出逢っていなかったのだからして
姪っ子や甥っ子は生まれていなかったのだからして
姪っ子や甥っ子が生まれていなかったら
一緒にディズニーの映画とかジブリの映画とか見られなかったのだからして
夏休みには蝉取りにいけなかったのだからして…

とにかく、感謝しながら弾いてみた。
下手なのは仕方ないとして…つっかつっかえはもう目をつむって貰って（耳をふさぐか？）
節分の日に鳴り響く、トホホなメロディー。

おめでとう、の気持ちを込めての節分。
そんなことを知らずに母は、
『鬼は～外、福は～内！』と真顔と笑顔を繰り返して豆まきなのでした。
ちょっと面白かった…。（←百面相みたいで）
母は、昔から屈託がないというかな、無邪気な人なのです。
祖母と母は…似ているな。
男性はやっぱり、自分の母親と似ている人を選ぶのかな？
それって、ステキだね。






鬼のパンツは可愛い
黄色と黒との縞々模様で
思わず阪神タイガースを思い出すけど
阪神タイガースファンの義兄を思い出すけど
もう一人の義兄は中日ドラゴンズのファンだけど

そう言えば今日は、結婚記念日

鬼のパンツは可愛いし
恵方巻きは美味しいし
黙って食べる祖母も可愛い
流れるメロディーは下手なラブソングだけど

春が来る前に
そんな春のような暖かな日があって

こんな一日は、愛の歌そのもの