Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

2014-01-31 | Weblog
農業専門店へ行ってみた。

久しぶりに来るこのお店には、耕運機がずらっと並ぶ。
幸運期、が並んでいたら良いのになと、ふと思う
こううんき。
行く雲、の行雲っていうのもあるね?
『こううん』って良い言葉だな…。

毎年。春になると
荒れた我が家の小さな菜園を耕すのがここ数年の僕の役目なのだけど、
最近、そんな僕の助けになってくれている『たがやすべー』は
このお店で買ったのだった。
そういえばそうだった。
お店で、たがやすべーが、申し訳なさそうにこじんまりと
小さな鍬、大きな鍬たちの隣で並んでいるところを見たら
買った日のことを思い出した。

ここへ来ると、心が俄かに浮き立ってくる。
まずは、種。
ものすごい沢山の種類が並んでいて、ホームセンターの倍くらいはあるのかな。
写真は、それのほんの一部なのだけど
見ていると、ミレーの描いた種まく人のように
せっせと種まきをしたくなる。

今はまだ畑は、『ここ、畑?』というくらい
枯れた草が生えているし、畑には見えない。m(_ _)m

でも時々水仙が咲いているし、ホトケノザもお目見えで、可愛らしい部分もある。
植物の他は、僕らが立ちいることもあまりなく、
猫が歩いているか、
山茶花の木に、鳥たちが踊るように遊んでいる姿が見えるだけの世界。
(畑の横に庭木が数種類ある)


そこを、その季節が来たら耕すのは毎年のことで
甥っ子たちと一緒に耕せたら良いな、と思うけど
甥っ子たちはそんなことはしたくないかな?
土に触れることは、とても良いことだと思うから
甥っ子たちに、まだ少年であるこの時期に一緒に畑をできたら良いな…と
まだ枯れた草の生えている畑を見ながら思ったりする。

毎年そう思うけど、耕すことは一緒にしたことは、まだない。
金柑の実を一緒に採ったり
夏に、蝉やバッタの姿を一緒に探したことはあったけどな。
母は、トマトやナスの収穫を夏には甥っ子たちとしたみたいだ。

畑においての僕の役目は、耕すだけ、草をとるだけなのだけど
畑の中にいると
僕らの暮らす現代的な世界とはまた違う世界があるように感じて
その世界には、
僕らの肌の色とか、国境とか、性別とか、年齢とか、職種とか、瞳の色とか
関係ない類の
その先の
地球が青く生まれ変わる前のものへと到達することができるもの
そんな舟が僕らが乗りこんでいけるように
錨を降ろして、永くとまっているように思える。

虫たちや鳥たちや、動物たちの息遣いが狭い荒れた庭と畑の中で
教えてくれるようなね。

そんな小さな畑の上に
星空が出て、青空になってを繰り返して
井の中の蛙だとしても、井を少しでも広げながら
足元の豊かでキレイな土を
虫たちに可愛く歩いていてほしいなと思う、春を意識する季節。

まだ早いけどね、でも梅は咲き始めているみたいだよ。
昨日、咲いているところを見つけたけど
雨が降っていて
車から降りて匂いをかいだり、花弁に触ったりすることはしなかった。

そんなわけで、農業専門店はワクワクするばしょだ。
長靴はいて、軍手はめて、たがやすべーの季節が楽しみだ。


今日は、風が一段と強いみたいだ。

カゼひき、インフルエンザ、ノロウィルス、安全運転、などなど
気を付けてね。


良い日を





行く雲を眺め
今日の天気を気にしながら
花が咲いていたら愛でて

見る、そばだてる
匂い、感謝する
触れる
季節、シグナル

幸運が運ばれていきますように
この世の中に
君の肩に









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