Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

明星

2015-11-19 | Weblog
11月19日、木曜日。
午前5時25分。
星空。


いつの間にか星空となっていました。
雨音がしないなぁ、と思いヨレヨレとしながらカーテンをめくってみたら
星がひとつ輝いている姿がチラリと見えたので


いつもの窓からみてみたら
いつ間にか澄んだ星空が広がっていました。
風はあまり吹いていなくて、町の灯りもいつもより少なく
みんな寝静まった町を星の世界が見守っているかのようでした。


オリオン座は西の空に、東の空には金星かな?
一際明るい星が光を惜しむことなく
僕らにみせてくれています。


南の空から北の空へ
衛星が飛んでいく姿もみえました。
西から東へ飛んでいくのは何度かみたことがあったけど
南から北へは珍しかったなぁ。
衛星でなくてUFOだったりしてね?



きれい、ねむい、いたい、ふしぎ、ちょっとさむい。
今この瞬間の感覚。
これだけな気がするけど、


この5つの感覚の他にも
自分で自覚せず、気付かずにいる感覚や感情も
あるのかもな。
僕らが認識している世界というのは
粗削りで、漠然としているような気がしてしまうのだけど


この世界のほとんどは
僕らが認識できていないものが
たーくさん、隅から隅まできめ細かく埋め尽くしていて
いるけど


僕ら人間の感覚が粗削りなために
世界の
気付いたら気付くほど美しい機微があるのに
見えていないのではないか?
粗削りな感覚でいたら
気付いていない世界がいっぱいあるのではないか?


なんて、一際明るい星が輝いて
色んな星座が存在していて
眠っている町の上を飛んでいく衛星を見ていたら
思いました。


僕ら人間の世界は、まだまだ未開拓なのではないかな?
まだまだ
あの星空のように優しく輝ける
静かにただ、存在していられるのに。



きめ細かく、まろやかだね。
澄んだ星空は、
星空が人だとしたら
さぞかし、“美しい人”なのだろうね。


その人が放つもの
きめ細かく
静かな波のような光が
あたりを優しく包み込む。
星空は、そんな人のようです。



春に咲いていた、母と観に行った
女神様のような垂れ桜を思い出しました。
長くしなやかに垂れ花を沢山咲かせた枝が
女神様の肩の線のように思えたのは何年前だったかな?


また来年も咲くのだろうな。
女神様のような垂れ桜。



それにしても
星空は、毎日みても、ちっとも見飽きないね。
まさに永遠不滅な美です。


たいせつな人々がいる世界だもの、
僕らもいつか行く世界だもの
みんな一緒の故郷だもんね。











『明星』

きめ細かく降るのは
星の光
降り積もる、女神の肩に

女神様
いつも、あなたは美しいけど
哀しみを持っている
この世界を思うがために

だけど、それ以上に
いっぱいの愛を持つ
いっぱいの愛を僕らに放つ
そんな強さも持つ

春になれば
星空になれば
降り出す光が見えたら

肩をなぞり
瞳を入り口に
細やかな光は空を越える

女神様は君を世界を
いつでも
守っている







*
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする