アマチュア無線ニュースサイトhamlife.jpによると、アマチュア無線ショップCQオームのFacebookを引用する形で、ユピテルが広帯域受信機の現行3機種の製造を終了すると伝えています。現行3機種とはMTV-7500、MTV-5500、HR-500で、後継機種の発表がないことからこのまま広帯域受信機からの撤退を意味しそうです。
表向きは部品供給を理由としていますが、真相は各種無線のデジタル化で需要減となり、採算が取れなくなっていたのかもしれません。今後は同様の理由で、撤退するメーカーがさらに出てくることも予想されます。撤退まではいかなくても、ラインアップを大幅に整理する可能性もありそうです。
受信機の選択の幅がなくなってしまうのは、ユーザーにとっては悲しいところ。メーカーとして、ぜひともがんばって欲しいものです。
表向きは部品供給を理由としていますが、真相は各種無線のデジタル化で需要減となり、採算が取れなくなっていたのかもしれません。今後は同様の理由で、撤退するメーカーがさらに出てくることも予想されます。撤退まではいかなくても、ラインアップを大幅に整理する可能性もありそうです。
受信機の選択の幅がなくなってしまうのは、ユーザーにとっては悲しいところ。メーカーとして、ぜひともがんばって欲しいものです。
私はこのメーカーの受信機は持っておりませんが、馴れ親しんだメーカーから受信機が発売されなくなるのは残念ですね。
RL誌にも載っておりましたが、東京ハイパワーも倒産してしまいました。
どうも無線業界は明るい兆しが見えてきません。
私も東京ハイパワー製のブースターを持っておりますが、壊れたらどうしようか困っております。
昔、東京ハイパワー製で430メガのアマチュア機のボディを利用して、署活系受信機として売られておりましたね。
3チャンネル×2の計6チャンネル水晶式で、使い難い受信機でした。
晩年、八王子の有名なアマチュア無線機ショップでこれをJRのA/B列車無線受信機として売られていたのを覚えております。
署活系の362メガとJRの352メガでは、かなり周波数が離れておりますが、特注の水晶とメーカーの調整で上手く販売出来たのでしょう。
売れなくなった署活系受信機をJR列車無線の受信機として販売したのは、中々のアイデアですね。
でも、それも現在JRの無線がデジタル化してしまった為、無用な物となってしまいました。
無線業界を明るくするのは、法に触れるかも知れませんが、やはりデジタル無線の解読機販売でしょう。
でも、やっぱりそれも難しいですね。
私にとって、ユピテル=エアバンドという印象です。
感度のよさと超高速スキャンで、エアバンダー御用達でしたね。
特に、UHFエアバンドでは愛用者が多いようです。
かつてはエアバンド専用のVT-225なんてのもありましたが、今は昔ですね‥‥。
確かに空港周辺で無線を聞いている人は、大抵ユピテルの受信機を持っておりました。
あれ、感度が結構良かったみたいですね。
ただ、いただけなかったのはあのメーカーの受信機は、アンテナがロッドアンテナでした。
無線の知識を知らない飛行機カメラマンは、付属のロッドアンテナのままで聞いておりましたね。
ベルトに受信機を掛けたままで椅子へ座った瞬間に、ロッドアンテナがポッキリ折れてしまったなんて事も有ったと思います。
晩年は、普通のホイップアンテナに代わった様ですが、それでも付属アンテナがロッド式だった期間は長かったと思います。
空港周辺で良く見られた受信機は、他に会社そのものがもう存在しないマルハマの「鳴物入」ですね。
アマチュア無線機メーカーの受信機で聞いているマニアは少なかったと思います。
マニアの中には、名門「アジア通信」の受信機(型番を忘れてしまいました、横長のドット液晶表示の物です)で聞いていた方もいらっしゃいました。
私もアジアの受信機が欲しかったのですが、売っている店が少なく結局買えなかったです。
同じアジア通信で販売していたバリコン式のハンディ受信機が有りましたが、それもRL誌の広告を見ただけで実物を見ずに終わりました。
アジア通信工業といえば、R-535ですね。
専用受信機だけあって、スキャンの早さや感度は圧巻でした。
航空無線というシステムがこの当時とほとんど変わっていないので、現在でも十分通用する受信機と言えそうです。私自身も、販売店で実機を触った程度に過ぎませんが。
昔のRL誌にあの受信機で、自動車電話(当時は携帯電話の台数が殆ど無い時でした)受信の裏技が載っておりました。
UHFエアバンドはともかく、800メガの自動車電話をどうやって聞くのか、じっくりと本文を見てみましたら、誤動作で受信させるみたいですね。
昔のRL誌はこういうカラクリが載っていて面白かったですね。
ソニーAIR―7のPSBバンド受信改造も衝撃的でしたし。
まさかソニーの受信機で、Pチャンネルが聞けるとは思いませんでした。
あの当時、エアバンド受信も専用の受信機か広帯域受信機を使わないと聞けませんでしたし、アマチュア無線機でエアバンド受信なんて到底考えられない事でしたね。
昔の事を語ってしまった私は、それだけ歳を取ってしまった事になりますね。
1980年代のアマチュア無線機は、受信改造してもアマチュアバンドの前後5MHzぐらいしか受信できなかったですね。
サムホイール機だと、2mならダイオードの載せ方で144~154MHzか140~150MHzになったりしました。
警察無線の基幹系がデジタル化して、300MHz帯の受信改造が始まったようなものです。
広帯域受信機能がついたアマチュア機は、登場した当初はオマケ的な存在だったのが、今ではすっかり本格的な機能になっています。
「広帯域受信機能つきアマチュア無線機」ではなく、「送信機能つき広帯域受信機」かもしれませんね。
受信改造するにもダイオードの増設やリード線の増設等々、大変な手間が掛かりました。
手間が掛かる割には受信範囲が狭く、国際VHFも聞けない代物でした。
90年代に入って、やっと自動車電話やJR無線等が聞ける様になりましたが、それでもスタンダードのC520はエアバンドが聞けませんでした。
その後、C550が出てやっとエアバンドが聞ける様になったのです。
これはあくまでもスタンダード製の無線機の場合ですが、他のメーカーも似た様な仕様かと思います。
とはいえ、昔の無線機はそれはそれで味わいが有りました。
今の無線機にはない、角張った武骨さな所が良かったですね。
かなり後まで発売されました八重洲のポータブル機は、昭和の香りを漂わせますね。
型番は忘れましたが、50メガと144メガ、それに430メガと三種類発売されておりました。
あの無線機も、余り受信範囲は拡大出来なかったですね。
野外運用が出来るので、カタログ写真にキャンプしながらの交信が載っていたのを羨ましく感じております。
オプションのバッテリーは、余り長持ちしなかったと思います。
大きくて重い、まるで寝台特急の車掌が持つ様なB/C無線機の様です。
(例えが違いましたね)
あの八重洲のポータブル機、欲しかったのですが、私は結局予算の都合でハンディ機になってしまいました。
八重洲無線のポータブル機は「90シリーズ」ですね。
6mがFT-690、2mがFT-290、430がFT-790で、専用の10Wリニアも用意されていました。
後継機としてmk2も登場し、mk2はバッテリーを外してリニアが直付けできるようになり、モービル機としても使えるようになりました。
ただ、mk2になったことでAMが省略されてしまいました。
実家を探せば、FT-290mk2とFT-790mk2がまだあるかもしれません。
現在、ポータブル機はFT-817ですね。
HF~430をあの大きさに収めたのは、今でも驚きです。
最近の私は新しいアマチュア機に付いていけず、古いリグでたまに電波を出す程度です。
以前買ったのはいつだったか。
それすら忘れてしまう位購入していないですね。
最新機はデジタル機能豊富で、私はそちらには全くのチンプンカンプンです。
数年後にまた無線局免許の更新が有りますが、昔と比べると随分楽になりました。
最近のアマチュア無線事情はよく把握しておりませんが、新規開局の方は増えているのでしょうか?
また昔の事を持ち出しますが、「新人さんは50メガから開局するもんだ、144なんて早すぎる」なんて言われた物でした。
今、50はおろか144でもダイヤルを回しても交信している局が少ないですね。
休日でも、各バンドはガラガラです。
これが50や430になったら更にガラガラですからね。
1200なんて運用されている局長さんは果たしていらっしゃるのでしょうか?
AR8200様がお住まいの東京でしたら、どのバンドも結構運用が有ると思いますが、仙台では今挙げた状況が現状です。
昔は144でCQを掛けても、通話チャンネルが埋まって困っておりましたが、今ではどこで喋っても良さそうです。
先日、久しぶりに1200のハンディ(スタンダード・C620)を動かしてみましたら、キー操作が出来ず電源を入れても初期状態になってしまいました。
どうやらバックアップのボタン電池がヘタってしまった様です。
それから、暫く通電していくらか動作がましになりましたが、古い無線機は時々電源を入れないと駄目ですね。
その後、1200のレピーターにアクセスして動作確認を致しました。
今、1200の無線機なんて売られておりますか?
私が持っている唯一の無線機が、このC620です。
今1200の無線機は、ハンディ機ではアルインコのDJ-G7だけのようです。
あとは固定機が数機種といった感じでしょうか。
1200MHz帯はアマチュアが二次業務なので、ほかの業務が優先されています。
800MHz帯にあったワイヤレスマイクが1200MHz帯に移転するようですし、それ以外でもこの周波数を使う無線システムが増えてきているようです。
オンエアでバンド防衛と考えるところですが、アマチュアは二次業務なので他の業務に有害な混信を発生してはならないことになっています。
それ以前に、1200に出れる機種が減っています。
ここでも、選択肢の少なさがネックになっていますね。