無線室

無線通信、特に受信に関する考察、実験、感想などを‥‥。

5号線区、いよいよデジタル化へ

2010-01-09 15:49:31 | 鉄道無線
 本日2ネタ目、それは5号線区のデジタル化情報です。先ほど、5号線区のデジタル波が再開局したのを確認しました。周波数は既報の通りですが、念のため再掲します。
352.55625
352.63125
352.66250
※周波数の単位はMHz。
※移動局の周波数は、上記周波数の16.5MHz下。


 5号線区は、A1chのうち以下の区間となります。
横須賀線(東京~久里浜)
総武快速線(東京~千葉)
八高線(八王子~高麗川)
外房線(蘇我~上総一ノ宮)
 さて、気になるデジタルのは運用開始日です。今までの例では、デジタル波再開局からおおむね1週間~10日ほどのちの日曜日初電からとなっています。これにならえば、Xデーは1月17日となりそうです。
 もしそうなら、1月17日からは運転台のモニターには「無線:D1ch」と表示され、アナログ波は試験信号の折り返し信号が時折聞こえてくるだけで、まともな通話もなく空き線信号だけが聞こえてくるはず。果たして、予想は当たるのでしょうか?

今度はアイコムから新受信機登場!

2010-01-09 12:39:49 | 受信機・アンテナ
 昨年後半から、バーテックススタンダードVR-160アルインコDJ-X11と、各メーカーが相次いで新しい受信機が発売されています。そして今度は、アイコムから新しい受信機が発売されることになりました。
 その受信機はIC-R6です。現在発売中のIC-R5の後継機となります。

 現在はニュースリリースだけで詳細なスペックは不明ですが、少なくともIC-R5よりは機能アップされているようです。IC-R5では下限の周波数が0.15MHzでしたが、IC-R6では0.1MHzになりました。
 たった50kHzの拡大ですが、実は重要な意味があります。それは、誘導無線として使われる周波数すべてをカバーすることとなるのです。
 基本性能が高かったIC-R5で、数少ない欠点として誘導無線の周波数をフルカバーしていなかったことが挙げられます。いくら空き線信号キャンセラーの効きがよくても、誘導無線の周波数をフルカバーしていなければ鉄道無線の受信には不向きといわざるを得ません。
 ところが、IC-R6では下限が0.1MHzとなり誘導無線をフルカバー。バンドエッジなので、どのくらいの受信感度が非常に気になります。最近では、各メーカーでも誘導無線をクリアに受信できる機種が相次いで出しているので、IC-R6にも期待できそうです。

 発売は1月中旬とのこと。前作のIC-R5同様、人気機種になりそうな感じです。受信性能ともども、要注目でしょう。