goo blog サービス終了のお知らせ 

無線室

無線通信、特に受信に関する考察、実験、感想などを‥‥。

AmazonでWRTHの発送が遅れた理由

2009-03-04 20:51:02 | 書籍
 以前Amazon.co.jpで予約したWRTHの発送が延期になり、予約をキャンセルしてWRTHから直販した話を紹介しました。Amazonからの発送が遅れた理由が、月刊短波に掲載されていたのです。
◎米国AmazonでのWRTH2009発送2月にずれ込む
 WRTH社のNicholas Hardyman氏によると、米国Amazon社でWRTH2009を予約した人々への発送が2月にずれ込んでいる。これは前代未聞のことで、WRTH社ではこの点をAmazon社に問い正した。その結果、英国からAmazon社宛のWRTHがNew York港に到着したのは12月16日で、その後トラックでVirginia州にある配送センターに送られた事が分かった。本来ならばクリスマスまでに発送完了できる日程である。Amazon社は何らかの理由で2月(公式には1月15日となっているが)までWRTH2009を倉庫で眠らせておいたらしい。このことで世界中の多くのDXerやDXクラブがWRTH2009を受け取るのが大幅に遅れた。2010年版では新たな配送方法を考える予定である。 (HCDX)
 上記はアメリカのAmazon.comでの話ですが、日本法人でも当てはまる事情と言えそうです。「何らかの事情」が明らかになっていませんが、倉庫で放置プレイにでもなったのでしょうか?
 月刊短波の編者も、2度目の発送延期でAmazonの予約をキャンセルし、WRTHからの直販に切り替えたそうです。考えることは皆一緒のようですね。

WRTH2009到着

2009-01-20 16:00:10 | 書籍
 以前注文した『World Radio TV Handbook』、いわゆる「WRTH」が先ほど到着しました。どうやら、入力フォームには間違いがなかったようです(笑)。
 ただ、宛名ラベルは手書きでした。てっきり印刷されたラベルかと思ったら、意外とアナログなんですね。

 さて、中身ですが、手元の最新版である2006年版との比較です。本年度版は、2006年版に比べて24ページ薄くなっています。これは、2006年版がWRTH創刊60周年記念号だったため、特集記事が多かったことに起因するようです。
 また、2006年版ではただ単に「Television」(テレビ)としか表記されていなかった項目が、「Terrestrial Television」(地上波テレビ)となっていました。さらに、デジタル放送に関する記述もあります。

 これで、夜中に1杯ひっかけながら短波を聴くのが楽しくなりそうです。

WRTH2009

2009-01-10 03:58:30 | 書籍
 世界各国の放送局のデータベースである『World Radio TV Handbook』。略して「WRTH」は、イギリスのWRTHパブリケーションズから毎年発行されています。
 長波から短波までの国内向け、外国向けラジオのほかテレビも網羅。ただ、日本のテレビのデータはNHKと民放キー局、AFNだけなのでちょっと物足りません。
 それでも、貴重な海外放送の資料としてBCLには欠かせない1冊です。

 実は私も持ってはいますが、おおむね3年ごとに購入。手元には、2006年版しかありません。
 その最新版である2009年版が発売されています。日本でも、Amazon.co.jpで入手可能。すでに昨年7月ごろから予約を受け付けていたので、昨年10月に別のものと一緒に発注しました。
 ところが、配送予定日確定のメールが来たと思えば、入荷日になったら今度は配送予定日未確定のメールが到着。こんなことを何回も繰り返し、ついに年を越してしまいました。
 昨年12月30日の段階で、配送予定日が1月8~10日となったものの、1月8日には未確定のメールが。さらに、昨日来たメールでは2月7~22日になってしまったのです。

 さすがにこれでは埒があかないので、版元のWRTHパブリケーションズから直販することに。こちらでの価格は、送料込みで23ポンドです。
 現在のレートでは、およそ3,200円。Amazon.co.jpでは3,657円なので、実は直販の方が安かったりします。早速、入力フォームにデータを打ち込み、申し込みました。
 ただ、入力フォームの確認は「これでいいですか?」のダイアログが出るだけで、改めて画面に表示されることも、確認メールに書かれることもありません。「入力ミスで届かなかったらどうしよう?」と不安を覚えてしまいます。

 到着は、3~6日後になるとのこと。直販が届いた時点で、Amazon.co.jpの予約を取り消そうと思っています。果たして、無事届くでしょうか?

無線関連の本

2008-09-15 13:25:05 | 書籍
 今月は、無線関連の本が相次いで発売されるようです。

 まずは、航空無線の本。無線受信でおなじみの三才ブックスと、最近では航空以外の本も手がけるイカロス出版の2社が、時をほぼ同じくして航空無線ガイドを発売するのです。

  • 航空無線のすべて2009(9月20日発売、三才ブックス/1500円)
  • 航空無線ハンドブック2009(9月30日発売、イカロス出版/1800円)

     いずれも、航空無線ガイドとしては老舗といえるでしょう。「航空無線のすべて」は無線受信の1ジャンルとしての航空無線、「航空無線ハンドブック」は航空趣味の1ジャンルとしての航空無線というスタンスのようです。また、「航空無線のすべて」はA5版、「航空無線ハンドブック」はB5版と、大きさでも違いがあります。
     しかし、似た傾向もあります。それは、周波数リストがどちらも別冊付録で収録されていること。やはり、航空祭などへの携帯性を考えてのことなのでしょう。
     また、どちらも今話題のKG-ACARSも掲載。受信機とPCの連携で、“目で見える”航空無線の楽しみ方を提案しています。
     航空無線を受信するなら、最低でもどちらか1冊は傍らに置いておくべきでしょう。思い切って両方そろえたら、それぞれのスタンスの違いを読み比べてみるのも面白いかもしれません。

     次に、これまで雑誌の特集でときどき組まれていた鉄道無線ガイドが、いよいよ1冊の本となって登場することになりました。

  • 鉄道無線のすべて(9月29日発売、三才ブックス/1300円)

     鉄道無線好きとしては、待望の1冊となりそうです。以前から書籍化の要望があったようですが、ついに実現と相成りました。
     昨今の鉄道ブームで、鉄道とは何のゆかりもない出版社からも鉄道関連書籍が発売されています。そのムーブメントの中で、今回の発売となったのでしょう。
     現段階では、三才ブックスのホームページに掲載されていないので、詳しい内容が明らかになっていません。上記のリンクも、Amazon.co.jpのものです。

     しかし、検索したところ、この本の編集者のブログを発見。そこに、目次が掲載されていました。
     それによると、鉄道ファンをターゲットに、鉄道無線をきっかけとして受信趣味を紹介していくような印象を受けます。ただ、あくまで目次を見ただけなので、実際に見てみないと何とも言えませんが、貴重な鉄道無線ガイドになりそうです。

     秋の夜長、これらのガイドブックを片手に受信すると、また違った楽しさが発見できるかもしれません。