off  the  ball

「清く、楽しく、オモシロク♪」
今日もガッちゃんはブログを書き続ける

高橋由一展/京都国立近代美術館

2012-10-18 | ガッちゃんの日々。

土佐は一旦中断して、、、

今日は、日本一有名な鮭を見に行ってきました

おそらく誰もが教科書で目にしているであろう新巻鮭。ガッちゃんももちろんそのひとり。

この「鮭」を描いた人が高橋由一。江戸後期から明治時代を生きた人で、近代洋画の開拓者と言われている。高橋由一の凄いところは、絵が好きで描いているのではなく、洋画を日本に普及させることが自分の使命であるとして描いており、この人もまた、幕末のなかで気概を持っていたひとりだったのだろうね

「鮭」=「高橋由一」しか知らなかったけど、「花魁」をはじめとした肖像画の数々や「鮭」を代表とした静物画、江戸や東北の風景画の数々など、見ていて飽きなかったね~

「鮭」は、ホンモノを見るとホント大きい。おそらく120cmの新巻鮭を描いたのであろうと言われているけど、それ以上に大きく、またホンモノに見えるのである。皮の質感なんてのはホント、触りたくなる同じ静物画の「豆腐」や「甲冑図」なんかも質感がホンモノっぽいのだね。

風景画では、広い普及を目指して広重や北斎の浮世絵で描かれた江戸の風景を描いたり、土地の記録として東北の風景を描いたり。そのなかで、夕日の風景が多かったのが印象的だったし、逆に、夜の鵜飼や月明かりだけの薄暗い風景画も印象的だったね~

肖像画では、「鮭」とともに重要文化財である「花魁」のエピソードとして、モデルの花魁が完成した絵を見て、こんな顔じゃないと泣いたそうしかし、このエピソードにこそ、高橋由一の美しくみせようとせずにありのままを描く写実的な一端が、そして女性の心理が表れているね。いつの時代も女性のココロは同じなんだろうね

10月21日(日)までだからゼヒ日本一有名な鮭を見に行ってみてください

コメント
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