日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

健康診断にて。

2016-07-11 21:51:28 | 発達応援
 梅ちゃんは家族には甘えるし、よく鳴く天真爛漫な猫ですが、
よそさまがくると、しゅっと気配を消してしまうし、トイレにはめっぽううるさい猫です。

 そんな梅ちゃんが、やっと粗相をしないトイレの砂を見つけたのですが、
そのトイレの砂は、今までのものとタイプが違うので、トイレを買い替えることにしました。

 近ごろの猫のトイレは、カバー付きドーム型のものが多く、
近所もそのタイプしか売っていなかったので、我が家では初となる、
カバー付きドーム型トイレを導入しました。

 ところが、梅ちゃんはカバー付きドーム型トイレに入ろうとしません。
他の2ニャンは「あ、新しいトイレね」という感じで、
なんの躊躇もなく入っていくのですが、肝心の梅ちゃんは近くまで行くものの、入れません。

 それならば!とトイレの入り口を開けていると、やっと入ってくれました。
よし、入った、入った!と安心してトイレの入り口から手を離して、
入り口が閉まると、大慌てで梅ちゃんが猫トイレから飛び出したきました。

 …なんだか、小さい頃にトイレを怖がるいとこの夜のトイレに付合って、
電気ついたし、眠いから…と先に布団にもどったら、
いとこが大泣きして、トイレ途中で出てきたのを思い出しました。

 トイレって、こわいとこなんですね。

 今日は職場の健康診断でした。
私が勤める積込みやらする無店舗事業の部門と更に別の部門の人も一緒に健康診断でした。

 健康診断が一通り終わって、問診表を出すところで検診漏れや問診漏れがないか、
検診に来てくださっている方のチェックを受けて、終了となります。

 その最後のチェックのところに、顔なじみの別の部署の男の人がいました。
私の同僚になついていて、顔を合わせると「おはよう〜」とよっていく、
まだ幼さも見え隠れする若者です。

 人との距離感の取り方が、べたべたするか、
自分がなついていない人のことは見えてないように処理をするので、
独特だな、と思っていました。

 さて、その最後のチェックのところで、自分で書いてくる問診の部分が書かれておらず、
その人が何やら色々聞かれているのですが答えられずに、
聞くほうも、聞かれるほうも困っているようでした。

 「睡眠時間は大体、何時間ですか?」
 「わかりません」
 「………」
 「計ったことがないから…」
 「ああ、じゃあ、睡眠はとってますか?」
 「はい」

 「仕事の時間帯は不規則ですか?」
 「……」
 「えっっと、仕事の始まる時間が違う日がありますか?」
 「あ、あります」

 その姿はふだん、「おはよ〜」と同僚にすりすりとなつき、
「ぼくの彼女になって〜」とか、
「今、仕事の場所が違うんだよ〜」と報告する彼とは別人のでした。

 そんな姿を見ていると、きちんと欠勤なく働いて(たぶん)、
違う部署にいるおばちゃんと親しく言葉を交わせて、コミュニケーションもとれる。

 でも、書いてあることの意味がわからなかったり、
聞かれていることの意味がわからないということは、
同じ人を別人かと思わせるくらい、緊張させるんだなぁ、と思い、
ちょっと、切なくなりました。

 やっぱり、自分の頭で知ることができることも大切だな、
そんなことを思った、健康診断でした。

コメント
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