こんにちは、料理研究家のつぅです
昨年に引き続き、今年も阿南第一中で行われているふるさとタイムで郷土料理の授業を務めさせていただきました。
今年は地域の食材を使い、地域の人たちへお弁当を作るといった内容でした。
地域の方たちには世代別に違うお弁当を作るということで実際に生徒たちがインタビューをしに行きどんなものが好きか、苦手なものはあるかなど聞きにいきました。日ごろお弁当を作ってもらう側の生徒たちがどんなお弁当が食べたいか、どんなものをもらったうれしいかなどをしっかりリサーチして考えていました。
インタビュー時は生徒たちも緊張していましたが、どんなお弁当がいいかの作戦会議では「こんなのがいいんじゃないか!」「これは入っていたほうがいいよね!」など、たくさんのアイディアでとても豪華な献立ができました。
ここまではみんなが聞き取りして感じたことを更にアイディアを加え料理としてあげましたが、大変なのはここから!これを実際に時間内に作り上げてお弁当箱に詰めるという作業があります。みんなやりたいをどうしたら実現できるかを考えます。
まず、食べる人のことをちゃんと考えていられているのか?
好きなものだけ詰め込んでいては見栄えはよくないし、味も栄養も偏ってしまう。じゃどうしたらいいのか?違うチームはどんなお弁当を作るのか?
何か参考になるものはないか?いろいろ頭を悩ませます。
また、3分で食べられるものがいい。
見た目で感動できるようなものがいいなどインタビューをした地域の方たちからリクエストがあり一層生徒たちは頭をフル回転で考えました。この時間が一番大変でしたが、逆に一番熱い時間になりました!
そしてなんとか献立は完成しいざ調理の時間!
何度も段取りを取りイメージはしていても、実際に食材を目の前にするとうまくいかないこともあります。
煮物はどれくらい作ればいいのか?
卵焼きは卵どれくらい使っていいの?
みんなでコミュニケーションをとりながら進めていきます。やはりみんなで作る料理は楽しいですね。自然と会話も増えていき最初は焦げてしまった卵焼きも最後にはふわっとした美味しいそうな仕上がりになり、トマトをくりぬいて作ったゼリーはとても鮮やかでした。
最後に盛り付けです。みんな慎重に詰めていきます。そしてなんとか時間内に作り上げることができました。
地域の方も実際に学校に足を運んでくださりとても喜んでくださいました。
今回いつもより写真は少なめですが、いろいろ支えてくださった阿南町の皆様、阿南第一中の先生方、そして生徒の皆さん本当にありがとうございました。
最初はどうなることかと思いましたが、生徒たちの達成感に満ちたあの笑顔、地域の方のお弁当を置けたときの驚きの表情とても貴重な場面に立ち会うことができて本当にうれしく思います。
また、皆さんと面白い企画を料理を通して行えるといいなと思っています。
つぅでした!
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