グリーンウッド的あんじゃねぇライフ

四季折々に移ろう泰阜村での生活の中から、元気が出るような日々の出来事をスタッフがお伝えしていきます。

阿南第一中で調理実習!地産地消で五平餅御膳をつくろうの巻

2015-09-17 10:15:56 | 暮らしのカフェ いただきました

こんにちは料理研究家のつぅですご無沙汰しています。あっという間に9月になってしまいました。先月まで1100人のこどもたちとキャンプをしていたがだいぶ昔に感じます。

さて今日は、泰阜村のお隣にある、阿南町の阿南第一中にお呼ばれしましたのでご報告します。

 

呼ばれた経緯としては、選択授業の一環で地域の食材を使って五平餅を主食とした御膳を作るという授業の中で、隣の泰阜村におもしろい料理人がいいるぞっということでお声がかかりました。

実際に隣といっても阿南に知り合いがいるわけでないし、中学校の場所すら知らなかったので、「どんな子がいるのかな~」「どんな授業になるのかな~」と少し緊張していました。

 

しかし、先生方、生徒の皆さんもとても明るく迎えていただき少しホッとしました

そして、とにかく生徒の皆さんの礼儀の良さにびっくりしました。生徒から見れば、見知らぬ派手なおっさんなのに校庭中に響き渡るくらい大きな声であいさつをしてくれたり、作業の手を止めてわざわざ私の前まで来てあいさつをしてくれたりと、とにかく礼儀正しく元気のいい生徒さんでした。

 

授業の方は、御膳を作るということで生徒たちが考えてきたメニューにアドバイスをしたりご意見をくださいということだったのでした。

実際に生徒たちが考えてきたメニューを見るとかなり創作的な料理ばかりでとても興味がわきました。

こんにゃくパフェ、大根のポタージュ、ウリのスムージ、ナスのホットケーキなどどれもが奇抜で未体験の料理ばかりでした。

普通なら考え付きませんよね!生徒たちは事前にネットや本でいろんなものモノを調べていたみたいで本当にすごいメニューが並んだと思いました。

しかし、作るのは五平餅を主食の御膳。そこで生徒たちと考えてきたメニューをもとにさらに創作できなか、御膳にしたときお互いの料理がケンカしないようにするにはどんな料理にすればいいかを考えました。

基本的に女の子が多かったので、全体的にスイーツに偏りがちだったメニューだったのですが、今まで自分がつくってきたメニューなどを参考にしてもらいなが、食材別にメイン、副菜、汁に分かれ新しいメニューを作っていきました。

しかし、どうしてもスイーツにはみんな思い入れがあったので、みんなの意見を少しずつ取り入れ「一中パフェ」を作ることに決まりました。

みんなのたくさんの想いが入った一中パフェいったいどんなパフェになるのでしょうか!自分も楽しみでした。

 

そして阿南第一中の生徒が考えた地産地消の一中御膳のメニューが決まりました!

ウリの冷静スープ、大根とナスのステーキ、パプリカのムースとピクルス、そして一中パフェ!

この授業でまとまることができて一安心です。

 

そして調理実習にも呼んでいただいたので、一中の生徒と一緒に一中御膳を作りました。

みんな割烹着に身を包み気合十分!

まず取り掛かったのが一中パフェです。

パプリカとナスのチョコフォンデュ、こんにゃくのシャーベットなどパフェに入るスイーツです。

みんなお菓子作りとかよくやっているのかな?と思うくらいみんな手際が良くあっという間にチョコを湯煎して作り上げいていきました。

 

盛り付けもかなりこだわっています。どうやったらかっこよくきれいにできるかみんなの意気込みが伝わってきます。

 

こちらは五平餅の達人から五平餅の作り方を教えてもらっています。

 

そして、ついに一中御膳の完成です!

みんな本当に手際が良く、そして包丁さばきも上手で二時間半でこれだけのメニューを作ることができました。

 

それでは実食です。お味はどうかな?

未体験の味にみんな驚きと感激していました。

本当にお疲れ様でした。

 

生徒たちも私自身も最初は緊張していましたが、料理を作り終えたときはみんな満足げな表情で笑顔に変わっていました。

中学生が地元のことに目を向け、地域の方が作っている食材に触れ、そして信州を代表する郷土料理の五平餅を地域の人に教えてもらえる経験なんてそうあることではないと思います。そしてそこに新しいアイディアを入れ創作していく。この授業で料理を通していろんなことを学び感じていったのではないでしょうか。

 

 

私自身も本当に貴重な体験をさせてもおらいました。本当にありがとうございました。

 

 

つぅ

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿