グリーンウッド的あんじゃねぇライフ

四季折々に移ろう泰阜村での生活の中から、元気が出るような日々の出来事をスタッフがお伝えしていきます。

素敵なおじさま PartⅡ

2009-03-28 15:04:44 | グリーンウッドの「ねっこ教育」

こんにちは、みけです。
すっかりご無沙汰していてごめんなさい。
もちろん、相も変わらず元気ですよ!

さて、今日はみけの自慢のおじさまたちを紹介したいと思います。
以前、オーディオ6人衆のおじさまたちを紹介させていただきましたが、今回はまたちがったおじさまたちです。

先日、しんちゃんがブログに書いたように、「引継ぎ会」という今年度から来年度のこどもたち・おとなたちへとつなぐ行事がありました。
その引継ぎ会が終わったあと、道路わきのだいだらぼっちの畑にある、カーブミラーの足の付け替え作業を手伝ってくださる方を募集したところ、たくさんのお父さんたちが名乗りを上げてくださいました。

このミラーの足の付け替え作業は、地域住民としてのみけたち大人の仕事だったのですが、なかなか時間をとれずにいたので、助けを求めたと言うわけです。
実は引継ぎ会でも作業があり、また長距離移動をして帰路につく方たちばかりなのに、快くみけのお願いをきいてくださいました。

しかも、ただ足を付け替えるだけでいいかと思っていたら、結構作業は本格的で、結果モルタル練って(!)、固定するという大掛かりな作業となってしまったのです!

思わぬ大仕事にもかかわらず、いいだしっぺのみけは何もすることがないくらいにおじさまたちはどんどん段取りとってテキパキ進めていってしまったのでした。

このおじさまたち、言わずと知れただいだらぼっちのこどもたちのお父さんたちです。
こどもがだいだらぼっちにこなければ、絶対接点のなかったであろうお父さんたちも、こうして「仲間」としてだいだらぼっちにかかわってくださいます。
みなさん、みけのことを「みけ~」と気軽に呼んでくださいます。
困っていたら、「よっしゃ!」とこのように力を貸してくださいます。
だいだらぼっちでなくても、たとえば「○○(東京とか、名古屋とか、大阪とか)でこんなことがあるので、力を貸してくれませんか?」とお願いしたら、「まかせとけ!」って言ってくださる方たちが全国各地にいらっしゃるのです
もちろん、お父さんたちばかりでなく、お母さんたちも、OB・OGもみんなそうなんです。
だいだらぼっちは大きな家族なんですね。
いろんなところに家族がいるので、声をかけたら集結してくれるという感じです。

ちなみに、このおじさまたち、出し物大会にも参加してくださり、

こんなふうにその準備に余念のない感じです(笑)。
(リーゼントなのかオールバックなのかわかりませんが:笑)

みけのまわりには、素敵なおじさまが本当にたくさんいます。
うらやましいでしょ!?
また今度、ほかにもたくさんいらっしゃる素敵なおじさまたちを紹介したいと思います!
もちろん、素敵なレディたちもね!

はっちゃん、おとうぽん、チャオ、さんちゃん、岩ちゃん、知宏さん、ありがとうございました!
ミラーは曲がらずにちゃんと立ってます!
またいらしたときに、その姿を見てやってくださいね!


だいだらぼっちの最期の行事

2009-03-23 17:17:19 | グリーンウッドの「ねっこ教育」
しんです!
だいだらぼっち2008年度も無事終わりました!
みなさまご協力、ご支援いただきまことにありがとうございます。
さてだいだらぼっちの一年間の締めくくりとなる最期の行事に
「引き継ぎ会」というものがあります。
卒業式ではなく、あくまで次の年に来るこどもたちに
自分たちの想いを伝える行事です。
これをもって例年は終わりになるのですが、
今年は卒業式(学校の)の関係もあり、引き継ぎ会をやって卒業式
という流れになりました。
なので最期の行事は引き継ぎ会ではなくて、
「プレゼント交換」でした。
このプレゼント交換、略して「プレ交」はだいだらぼっちの集大成のようなものです。
自分が誰にあげるのかをくじで引きます。しかし自分が誰からもらうかは
当日のお楽しみというシステム。
だいだらでは、陶芸から始まり、木工、染物と様々なものづくりを行います。
このプレ交もみんなが、相手を思い浮かべながら手作りで作ります。

さて今年、私は太陽から、ナント!手作りナイフをもらいました!
これは刃も持ち手も全て手作りのものです。
正直もらったとき涙が出そうになりました。
というのも、この太陽くん。小学校から山賊キャンプに参加していて
「やりたいものある人?」と聞くと真っ先に手を挙げ、
「釘ナイフ!」と答えていた、名物常連参加者だったのです。
※釘ナイフとは、熱した炭に五寸釘を入れて真っ赤にして、トンカチで叩いて
ナイフの形にするもの

もちろん私も一緒にキャンプをやったことがあったのですが、
だいだらぼっちに来て、3年。
そのときの想いを形にして、とうとう本物のナイフを作ってしまったのです。

夢をカタチにすることは、言葉ほどたやすくはありません。
しかし彼は作り上げました。
小さなチャレンジを積み重ね、そして自分の想いをカタチにすることを
恐れなかった彼の姿は、何か自分に問いかけるものがありました。
それは自分の想いをカタチにすることへの挑戦と、
そしてキャンプで蒔いた種はあらゆるところから芽をふいていることを
教えてくれたのです。

また2009年度のだいだらぼっち、山賊キャンプが始まります。
太陽からもらったナイフを胸に、またがんばろうと思います。
皆様ご支援ご協力のほどお願いいたします!

しん

シカヲサバク

2009-03-18 20:08:31 | スタッフ ズクダス
しんです!

ある夜のこと。
泰阜村の親しくさせていただいている猟師さんが、
突然、鹿を持ってきてくださいました。
鹿といっても、そこは猟師さん。自分でしとめてきたものです。
鹿肉やいのしし肉をよく頂くので、食べることはありますが、
一頭まるまるいただくのは初めて。
しかも今回は、その猟師さんが忙しいということで、
私たちで捌くことになりました!

だいだらぼっちのこどもたちと、ぎっく、まるちゃん、
グリーンウッドスタッフ数人で捌いたのですが、
「無理無理!」と言っていたこどもたちもだんだんと本気の顔になり、
最期には、自分もやってみたいとナイフを手にしていました。
そして終わったあとの「命をいただくの本当の意味がわかった」
という弁がすべてを物語っていました。

普段、私たちは肉や魚を何気なく食べていますが、
生きている「動物」が「食肉」へと変わる過程を見ることはありません。
想像することはできても、実感を伴うことはありません。
「買う」だけでは決して得られない本物の学びの時間でした。

捌いた肉はおいしくいただき、
皮はなめし、スタッフやこどもの手にわたり全てを使い切りました。

しん